オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

U-NEXT『ロスト・シンボル』~ラングドン教授、再び

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(From Pixabay)

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  ダン・ブラウン原作、ロバート・ラングドン教授の歴史ミステリー・アクション5部作のうち、なぜか映像化されていなかった第3作目の『ロスト・シンボル』がついにドラマ化~~🎉✨😆✨🎊ぱちぱちぱち

 

  ちなみに小説の発表順は『天使と悪魔』(映画化第2作)、『ダヴィンチ・コード』(映画化第1作)、『ロスト・シンボル』、『インフェルノ』(映画化第3作)、最新作『オリジン』となっています。

 

  まずもって主役のアシュリー・ズーカーマン、ヲタクお初の俳優さんですが…

めちゃくちゃ原作のイメージにピッタリなんですよ❗

  映画版の3作は、アカデミー賞俳優トム・ハンクスが演じていました。言うまでもなく彼の出演作は名作揃いで、ヲタク大好きな俳優さんなんですが…。どういうわけか原作を読む時はトム・ハンクスからいつのまにか離れちゃって(笑)勝手にヒュー・グラントに脳内変換してた😅アシュリーさん、若い頃のヒュー・グラントにちょっと似てるよね~。あちらの俳優さんにしては八重歯で、歯並びイマイチなとこもカワイイ😍顎が細いんだよね。

 

  さて今作、ラングドン歴史学の権威である恩師ピーター・ソロモンの秘書から講演を依頼され、ワシントンDCの連邦議会議事堂に向かいますが、実際にはそのような予定は入っておらず、代わりに彼が見たのは、議事堂内部ロタンダで、天を指差すソロモンの生の手首だった…❗という猟奇的な展開。なぜかラングドンの元に当の誘拐犯から電話が入り、「ソロモンを救いたくば、この街で"古(いにしえ)の門"の場所を探し解き放て」との謎の指示が。

 

  ソロモンの指には太陽にランタン、そして鍵の刺青がありました。犯人はソロモンの手を使って「神秘の手」を作り上げた…と、宗教象徴学の権威であるラングドンは指摘します。神秘の手ってナニ、ナニ❗❓ってアタマぐるぐるしていると、「ソロモンの指にはめられていた指輪は、世界的秘密結社「フリーメイソン」最高位を表すシンボル」だと、次々と知識が積み上げられていきます(笑)指輪には「長い間秘密にされてきた古の叡知」に至るヒントが存在するらしいのです😮

 

  犯人の目的が、ラングドンの知識を利用して、前人未到の「古の叡知」を得ようとしていると睨んだCIAエージェントのサトウは、ラングドンに「この件からは手を引く」よう命じます。しかしラングドンは、超心理学の研究者であるソロモンの娘キャサリン(ヴァロリー・カリー)と共に、恩師の命を救うため、自ら犯人のワナに飛び込む決意をします…。

 

  ソロモンの手が指差すのが、ローマのウェスタ神殿を模して作られたというロタンダの天蓋にあるフレスコ画(ブルミディ作『ワシントンの神格化』)であることから、ラングドンは犯人の目的が「古の知恵を得て、意識下にある超能力を呼び覚まし、自らが神になること」ではないかと推理します。映画化された3作に関しては、原作者ダン・ブラウンの歴史や美術に関する博学な知識が披歴される時間はなかったわけですが、ドラマ(全10話の長尺)ですと、さまざまな歴史トリビアもそのつどラングドンが語ってくれそう😍…ってすでに第4話では、ラングドンアルブレヒト・デューラーの絵画「メランコリア I」に描かれた魔法の正方形(縦横斜め、どの方向から足し算をしても結果は34になる)をヒントにして暗号を解いていく場面が登場します(ワクワク)

 

  ちょっと話逸れちゃいますが、

 

  ラングドンは幼少期に井戸に落ちたトラウマでひどい閉所恐怖症ですが、今回もしょっぱなからキャサリンと一緒に狭い坑道みたいな所を匍匐前進するハメに…😅他の作品でも、必ず一度は狭いところに押し込められて気絶しそうになる可哀想なラングドン教授(笑)

 

  この作品の中でラングドンは「フリーメイソンは一種の社交クラブみたいなもの」って言ってます。欧米の小説や歴史物を読むと必ず出てくる「フリーメイソン」。トルストイの『戦争と平和』で主人公の一人、ピエール・ベズーホフが一時ハマってたし、あのモーツァルトもメンバーで(「フリーメイソンの為の葬送曲」なんてのもあるくらいだし…)。今回『ロスト・シンボル』ではえらく禍々しいイメージで描かれていて、ヲタク的にはフリーメイソンそのものがナゾである(笑)

 

  誘拐犯罪はFBIの担当の筈なのに、なぜか前述のCIAエージェントの日系人サトウ(スマリー・モンタノ)が「ソロモン誘拐事件」の担当となり、CIAをあげてラングドンたちを監視&追跡。CIAはどーも、ずっと以前から「超人」の存在に気づいていたらしい。(米国には超能力者の研究機関も存在するってウワサだから、こういうストーリー展開もあながち荒唐無稽とは言い切れない感じ)くんくん、国家的陰謀のニオイがふんぷんとしてきたゾ、くんくん🐽

 

1月28日から配信開始の本作。現在配信中なのは4話まで。うーーん、待ちきれない❗

U-NEXTさん、早くして下さい(笑)