オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

クズ男を演じてもやっぱりセクシーなトム・ヒューズ~ドラマ『ポーラ / 情事の代償』


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  トム・ヒューズ推しを公言しているヲタクですが、まだまだ初心者🔰だということがわかりました😅トム・ヒューズと言う人は、どんな作品でも与えられた役柄を深く理解し、最大限に表現する名人。「来る者拒まず‥‥」って感じで、「えっ❓この作品にこんなチョイ役で出てたの❓」っていうのもたまにある。

 

  今回ご紹介するBBCのミニシリーズ『ポーラ/情事の代償』(3話完結)のトムも、ファンが見たら嫌いになりそうな最低のクズ男、DV夫を巧みに演じています😅同じトムでも、クルーズやヒドルストンなら絶対引き受けないでしょう。(一緒に見ていた夫、「トム・ヒューズってヤな感じだな」ですって。いやあの、演技なんだってば‥‥。演技が上手すぎるのも考えものだわね  笑)

 

  高校の化学教師であるヒロインのポーラ(デニース・ゴブ)は、同僚の妻子持ちの体育教師フィリップと不倫中。しかし、地下のネズミ退治に呼んだ便利屋のジョージ(トム・ヒューズ)と出会ったその夜に肉体関係を持ってしまう。後悔するポーラだったが、ポーラに執着するジェームズはストーカーのように彼女につきまとい始め、やがてそれは恐ろしい事件に発展し‥‥というストーリー。

 

 当ブログでもこれまで度々ご紹介しているSeventh Rowのトム・ヒューズロングインタビュー、筆者は「あなたトムのいちばんのファンでしょ❗」って突っ込みたくなるくらい彼の演技を大絶賛していますが、この作品のトムについても、示唆に富んだ文章を書いてくれています。

トムはたとえ暴力夫を演じても、反対にロマンティックな王子様役を演じても、ステロタイプに陥ることは決してない。

『ポーラ 情事の代償』の彼も、何かあるとすぐ怒り狂う所謂「暴力夫」の部類だが、社会の底辺でもがく労働者の苛立ちを代弁するかのような、ともすれば私たちがうっかり同情してしまいそうな不安定さを抱えている。

 

うーん、言い得て妙、確かにそうなんですよ❗トムが演じるからこそ、彼が演じるジェームズが単なるストーカーなわけない、なんかわけありなんじゃないか、とてつもないトラウマを抱えているんじゃないか‥‥と、見ているこっちは深堀りして考えちゃうわけ😅

 

  このドラマ、恐ろしい戦慄の事件のマトリューシュカって感じで、ポーラを始めとして出てくる人物がほぼ全員精神的に病んでおり😅、破滅に向かって猛スピードで進んで行くわけですが、さて、一番恐ろしいラスボスは誰か‥‥っていうのがこのドラマの最大のオチになってます。

 

どんなクズを演じてもセクシーな魅力に溢れているのは、さすがトム・ヒューズ。彼となら一緒に破滅の道をひた走っても悔いはない❗って思った女子も、少数はいるんじゃないでしょうか。え❓そんなん、お前だけだよって❓やっぱそうかな(笑)