オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

Netflix『説得 Persuasion』~ダコタ・ジョンソンの眩しい演技…まさに!

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……とハリウッドリポーター誌が絶賛したそうなので、早速見てみました、Netflix『説得 Persuasion』。まさに、まさに……ダコタ・ジョンソンの知性的な美しさ、18世紀末~19世紀、英国摂政時代の優雅な立ち振舞い、そんな中にふと忍ばせる巧まざるユーモア……etc.etc.

全てが眩しすぎるわ❗

 

  ジェーン・オースティンの原作だから、ヒロインはクレバーで自制心があり、しかも静かな情熱を暖め続ける意思の強い、きわめて魅力的な女性で、お相手の男性は「絵に描いたようなイケメン」では決してなくて、少々もっさりしているけれど(失礼❗😅)、凛々しく誠実で理想的な英国紳士。二人はお互いを深く愛してはいるが、一方で分別心がありすぎるが故に、なかなかすんなりとはいかず、観ているこっちはやきもき(笑)

 

……ジェーン・オースティン原作の作品は、とにもかくにもヒロインが魅力的❗(『いつか晴れた日に』のエマ・トンプソン、『プライドと偏見』のキーラ・ナイトレィ、『EMMA エマ』のアニャ・テイラー=ジョイ……等々、こう並べてみると、その時代時代、最も愛され注目される女優さんたちの登竜門になっている気さえします)

 

……そんなヒロインの中でも、ダコタ・ジョンソン演じるアン・エリオットはダントツにチャーミングなんです😊

 

  裕福な名家の二女アン(ダコタ・ジョンソン)には、8年前、熱烈に愛した青年フレデリック・ウェントワース(コズモ・ジャーヴィス)がいました。しかし彼は貧しく、社会的地位もない下級の海軍兵士。周囲の説得に負けて彼と別れたアンは、今でもその時の自分の決断を悔やんでいました。ところが、当のウェントワースが、その後海軍で目覚ましい働きをして大佐となり、8年ぶりにアンの住む村に帰還との知らせが。久しぶりに会ったウェントワースは、誇りを傷つけられた怒りがまだ溶けないのか、アンに対してしごく冷淡な態度。分別がありすぎて(笑)、相手や周囲への気遣いからなかなか行動に移せないもどかしい二人。そんな二人の愛の行方は……❗❓

 

  アンは、ウェントワースの皮肉で冷淡な態度に、自分はもはや彼にすっかり嫌われてしまったと思い込みます。しっかしさー、アン❗どこのどいつが嫌いな相手に向かって

海軍で危機に陥って判断に迷った時、いつも僕は「アンが僕だったらどうするだろう」と考えて乗り越えてきたんだ。君は誰よりも優れた判断力の持ち主だから……

なんて言うのさ❗愛の告白以外の何物でもないじゃん(笑)賢くて行動力もある大人の女性なのに、こと恋愛となると、とたんにぶきっちょさんになっちゃうところが彼女の魅力でもあるんだけどね😉

 

  ジェーン・オースティン作品の映像化に相応しく、緑滴るイングランドの田園風景と、その中に佇むダコタ・ジョンソンの優美な美しさに、思い切り酔って下さい😍

 

★おまけ

お相手のコズモ・ジャーヴィスさん、フローレンス・ピューの原点とも言える、美しくも恐ろしい映画『レディ・マクベス』で、不倫相手の使用人を演じた人です。あの時は男くささムンムンで、マッパのラブシーンが正視できなかった(笑)今回は、ジェントルマンの典型、正反対の役を演じてますね。

 

⏬⏬⏬⏬ハリウッドリポーターの記事。

「(原作では)長く忍苦を強いられたアン・エリオットが、ダコタ・ジョンソンの白熱した演技により、情熱的で、しかも皮肉と機知に富んだヒロイン像に変化している」と、べた褒め❗