ストーンズって男たちが苦しんで、何かをやっている、単なるショーじゃなく、生き様的なところも含めてね。
昨日、Bunkamuraル・シネマでローリング・ストーンズのドキュメンタリー『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』見て早速感想書いたんだけど、その前に時間があったから本屋さんブラブラしてたのね。そしたらちょうどロッキンがストーンズの総力特集やってて、なにげに手にとったら……
な、なにー❗
ふふ、相変わらずカッコいい宮本さん。特に白シャツの下、チラ見せの¥#[@$[〉〈☆()が……(笑)
宮本さんがストーンズのファンで、特にミック・ジャガーの生きざまに惹かれるっていうのは凄く、頷ける。ロックバンドって、だいたい反体制のリベラリズムで出発して(特に英国では)、それが行き過ぎて暴力沙汰のハチャメチャしたり(ツェッペリンとかグリーンデイとか)、アルコールやドラッグに耽溺したり……で、大抵そこで成長は止まっちゃう。ディズニー+で、スティーブ・ジョーンズの自伝を元にしたセックス・ピストルズのドラマが配信開始になって話題になってるけど、ジョン・ライデンがそこにイチャモンつけてきて、「そんなウソっぱちばかりのドラマにセックス・ピストルズの曲は使わせねぇ」って息巻いたとかなんとか。ヲタクに言わせれば、「アンタたち、いまだにそんなことやってるの」っていう(笑)
でも、ミックはぜんぜん違う❗ある時からそういう生き方はもはや時代遅れだと気づいて、180度変わった。知る人ぞ知るストイックな健康オタクとなり、今でも毎日ジムとダンスのレッスンは欠かさないとか。だからこそ、80近くにもなってあのスリムな体型維持できてるし、いまだに国内外ツァー現役バリバリ。宮本さんもインタビューの中で、ボノは太っちゃったけど、来日時に見たミックは腹筋割れてた……って。(その気持ちわかるー。ヲタクだって、ロバート・プラントの現在の映像、見たくないもん😅)でも既に、昨日見た1965年のストーンズのドキュメンタリーの中で、20才そこそこにしてミックは「皆を楽しませたいから演技してる」って発言してるから、そのストイックなプロ意識の萌芽はあったんでしょうね😊かつてのデヴィッド・ボウイもその柔軟な変身ぶりはそりゃ見事なものだったけど、ミックの偉大さは、バンドのフロントマンとしてそれを成し遂げたってことです。(もはや偉人賢人のレベル……笑)
うーーん、こうして書いてると、まさに我らが宮本浩次は日本のミック・ジャガーじゃありませんか😮 結成60周年を迎えたストーンズに比べ、エレカシはやっと30年の折り返し地点を越えたばかり。まだまだこれからってことですね❗
★おまけ
ヲタクの場合ストーンズとの出逢いはちと変則的で、マリアンヌ・フェイスフルの「涙あふれて As Tears Go By」経由。マリアンヌ・フェイスフル、アラン・ドロンの相手役に抜擢された映画『あの胸にもう一度(原題は『オートバイ』)』で素肌にライダースーツで爆走するシーンが死ぬほどカッコよくて。ご存知マリアンヌはスウィンギングロンドン時代のディーバで当時のミックの彼女。(若き日のモリッシーを描いた映画『イングランド・イズ・マイン』でも、あの皮肉屋モリッシーがマリアンヌをめちゃくちゃ崇拝している様子がうかがえます)当時の二人の恋愛は、シド・ヴィシャスとナンシー・スパンゲンなみに破滅的だったもよう。……でも二人とも別れた後もちゃんと時代に合わせて変身を遂げ、しぶとくサバイヴして今に至ってる。
来日時のライブで、客席に向かって「今夜どう❓」とのたまったというミック。「日本のミック・ジャガー」我らが宮本浩次も、女性関係だけは本家にはとても太刀打ちできないようです(笑)