オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

映画『アムステルダム』を見て


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桜木町駅前のシネコン「ブルグ13」で『アムステルダム』鑑賞。桜木町駅から新しくできたロープウェイ入口を通って行くんだけど、いつも時間に追われて乗ったこと、ないんだよね。いつか、乗ってみたい😅

 

  第一次世界大戦で出会った男二人と女一人。男たちはヨーロッパの激戦地で戦った戦友同士で、女は従軍看護婦。男たちの背中を切り裂いて、幾つもの銃弾を取り出した。彼らは平和に沸き立つオランダのアムステルダムで、まるで過ぎ去った青春を取り戻すかのように歌い、踊り、愛し合った。……しかしいつか、祭りは終わる。医師のバート(クリスチャン・ベール)は自国の復員兵の治療の為にニュージャージーへ戻り、アムステルダムに残された恋人同士のハロルド(ジョン・デヴィッド・ワシントン)とヴァレリー(マーゴット・ロビー)の関係もいつしかギクシャクし始め、ヴァレリーは黙って姿を消してしまった。……そして長い月日が経ち、ヨーロッパの戦地で上官だったミーキング将軍が謎の死を遂げ、他殺を疑う将軍の令嬢リズ(なんと、テイラー・スウィフト❗)のたっての頼みで解剖のメスを握るバート。解剖の結果、毒殺の動かぬ証拠を見つけたバートとハロルドは、リズに結果を報告しに行くが、彼らの目の前でリズは走ってきた車に跳ねられてしまう。事件の真相を探り始めた二人は思わぬ場所でヴァレリーと再開するが、巨悪の魔の手は彼らの背後に迫り……❗


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※3人が愛したアムステルダムの運河と街並み  (From Pixabay)

  彼ら3人にとって、アムステルダムは愛と友情と自由の象徴のような都。……しかし現代に生きる私たちは、アムステルダムがほどなくナチスドイツに無惨にも蹂躙される未来を知ってしまっている。だからなおさら彼らの、ファシズムを憎み、自由と平等を守ろうとする情熱が胸を打ちます。

 

  ネタバレになっちゃうから詳しくは言えないけど、「ほぼ実話」の話らしいので、第二次世界大戦前夜のアメリカにもこんな危機が迫っていたんだな……と思うと、恐ろしい((( ;゚Д゚)))心ある市民の勇気ある行動によって陰謀が未然に防がれたとはいえ、これが成功していたらまた、世界の歴史は変わっていたのではないでしょうか。最近の世界の情勢が、似たような動きを見せているのも、「歴史は繰り返す」不気味さを感じます。事件は一応の解決は見たものの、結局とヴァレリーアメリカを離れてコスモポリタンとなり(当時の分離主義のアメリカでは、黒人と白人の結婚は許されていなかった)、バートは「僕はここに残って、君たちが帰ってこれるような国を作るよう努力するよ」と誓いますが、果たして世界のどこかに彼らの安住の地は存在したのでしょうか?深い余韻を残すラストだったと思います。

 

  この映画の最大の見所は、戦場で負傷して体はボロボロ、しかも※1 義眼のユダヤ人医師になりきった「史上最強のカメレオン俳優」クリスチャン・ベールをはじめとして、演技力は勿論彼女が画面に登場するだけで大輪の華が咲いたような最旬女優マーゴット・ロビーラミ・マレック、アニャ・テイラー=ジョイ(彼女、ヲタクが見る映画見る映画全てに出演してる……スゴいな、売れっ子だな😮)、マイク・マイヤーズ(素顔だから、初めわからなかった😅)、そして※2 御大ロバート・デ・ニーロと、超ゴージャスなキャストがこれでもか❗っていうくらい次から次へと登場すること。何せ、すぐ殺されちゃうチョイ役がテイラー・スウィフトだからね😅『ザ・ロストシティ』のブラピ並み(笑)……ただ、「正義を追及する軍団」側のキャストに比べて、ラスボス役がちょっと線が細かったかなぁ……。まっ、クリスチャン・ベールやデ・ニーロに負けないオーラを放て、なんて言っても可哀想な話ではあるんですが。貫禄負けしちゃうのはしゃーないわな(笑)

 

※1 義眼の設定で、黒目が左右別々に動くシーンがあったんだけど……あれ、どうやったの、クリスチャン?(笑)

※2 ヲタクこのブログで以前「映画に見る名演説シーン」って記事書いたことあるんだけど、デ・ニーロの演説シーンが見事。記事、リライトしようかな(笑)

 

 

 アメリカの富裕層、上流社会に蠢く陰謀を暴く……という話なので、1930年代ジャズエージ、豪奢な邸宅やパーティー、女性たちのきらびやかなドレス……等々も見所のひとつです😉