オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・コンサート鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログです。

東京国際映画祭『アシュカル』(チュニジア)~廃墟マニアにはたまらない


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  チュニジアの鬼才、ユセフ・チェビ監督の長編デビュー作。

 

  舞台は、チュニジア共和国の首都チュニス郊外にある『カルタゴの庭』。ザイン・アル=アービディーン・ベン=アリー政権下で富裕層向けに開発が進められた地域でしたが、ジャスミン革命でによってその建設作業は中断。今は見る影もなく荒れ果てた廃虚となっていました。そんな廃墟の一角で、黒焦げの死体が発見されます。消火を試みようとした目撃者の証言によれば、焼死者は苦しむ様子もなく、直立不動の姿勢で炎の中に立ち尽くしていたという。二人の刑事は必死で真相を探ろうとしますが、それをあざ笑うかのように第2、第3の焼死体が……❗

 

東京国際映画祭の説明によれば

本作では政治的、寓話的な部分をベースとしながらも、その語り口はフィルムノワール的かつ、ジャンル映画的なものとなっている。

とのことですが、ヲタク的にはあまり政治的な匂いはしなかった😅(くんくん)それにヲタク、フィルムノワールは一応ミステリのジャンルだと思ってるんで、謎解きは理屈が通ってなきゃ、ダメなわけ。この映画はミステリちっくにストーリーが展開していくんだけど、ミステリとして見た場合は、伏線が幾つも未回収で、最後の「オチ」も「そっちかよー❗」って感じ(笑)あっ、でも、「見て損した」なんて全く思ってないんですよ。個人的にはめちゃくちゃ好きな映画です。

 

  ヲタクは何故か廃墟が好きで。軍艦島とか横浜根岸の競馬場跡とかどっかの病院跡とか😅怖がりで意気地がないから、ドローンやユーチューバーさんの映像を夜中に見て、一人でキャーキャー言ってるだけなんだけどね。そんな廃墟マニアからしたら、垂涎モノですよ、この映画。しかもチュニジアだよ、チュニジア❗たぶん一生訪れる機会がないだろうし、YouTubeの動画にも載ってないよねぇ(笑)そんな美しくも恐ろしい廃墟で次々と起きる、身の毛もよだつ殺人事件……。あっ、これ、フィルムノワールっていうより、ゴシックホラーだね、どっちかと言うと。新ジャンル、「チュニジア・ゴシックホラー」誕生❗

 

……と思ってチェビ監督のインタビューあを読んだら……

 

わたしとしては、実はこのエリア一帯、それから廃虚となった建物が映画の主役だと思っています。このあたりはもともとチュニジアでお金を持っている権力者、政権側のために作られた都市部だったんですが、革命で政権が倒れたため、建設が止まっています。

とてもガランとしていて、人と触れあうことができないような場所なんです。ここに母が家を建てることで、周囲を散策したんですが、なんと奇妙な街なのかと思いました。まるでわたしが廃虚の建物から見つめられている気持ちになり、その奇妙な感じが印象に残ったので、映画を作りたいと思いました。

Oh, Bingo❗ぢゃん(笑)

いつか単館上映(⬅️既に決めつけている  笑)される日があったら、またぜひリピートしたいです😊