オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

おシャレな会話と小ネタとサスペンスと~Netflix『ナイブズ・アウト~グラスオニオン』

f:id:rie4771:20221224203717j:image

  待ちに待った『ナイブズアウト~グラスオニオン』Netflixで配信開始~🎉✨😆✨🎊

 

  第1作目の『ナイブズアウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019年)は、ちゃんと映画館で公開されたんだけどな。第2作目も、ストーリーの斬新さやキャストや舞台設定のゴージャスさを考えると、テレビの小さい画面じゃ勿体ない感じ。洋画冬の時代だなぁ……。はっ❗いけないいけない、せっかくお正月だというのにマイナスな話は止しにしよう。おせち食べながら、お酒飲みながら、まったり楽しみましょう😊

 

テクノロジー産業で巨万の富を築いたマイルズ・ブロン(エドワード・ノートン)は、毎年古くからの友人たち(州知事、科学者、カリスマYouTuber、ファッション・アイコン)を呼んでクレイジーな宴を開くのが常。今年の舞台は、ギリシャ沖、彼がエーゲ海に所有する孤島。丘の上には巨大な建造物「グラスオニオン」が聳え立っています。船着き場に集合したマイルズの友人たち。ところが、そこに二人の「招かれざる客人」がやって来て強引に迎えの船に乗り込んだ為、彼らはにわかにザワつき始めます。一人は、ご存知我らが名探偵、ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)。島で出迎えたマイルズは彼に会うのは初めてで、招待状を送った覚えなどないと言いますが、ブランは「確かに自分宛に送られてきた」と言い張ります(このナゾは、中盤以降に明らかになります)。そしてもう一人は、かつてのマイルズの共同経営者カッサンドラ(ジャネール・モネイ)。彼女は知的財産権をマイルズと争い、裁判で負けたばかり。そして招待客たちはマイルズに対して、こぞって彼に有利な発言をしたのです。彼女は彼らに対して恨み骨髄な筈。それなのに、今回の旅に姿を現した目的は……?


f:id:rie4771:20230104191735j:image

 主演のダニエル・クレイグをはじめとして、エドワード・ノートンジャネール・モネイケイト・ハドソンジェシカ・ヘンウィック、デイヴ・バウティスタ等々、公表されてるキャストはもちろん、カメオ出演が豪華すぎ~❗バッハの小フーガについてひとくさり蘊蓄を垂れるヨーヨー・マ(注・チェロを弾いてはくれません  笑)、クールなスーツ &グラサン姿でイケ散らかしてるイーサン・ホーク♥️(彼は客たちの喉にコロナ対策の消毒剤をシュッと噴霧するだけの役なんだけど。ヲタクもシュッってしてもらいたい~~~⬅️バカ)、そしてそして、なんとヒュー・グラントがあの役でぇぇ~~❗彼の役はネタバレしちゃうとつまらないので、ぜひ本編で確かめて😉……ただヒントはですね、監督がインタビューで「ブノワ・ブランはゲイ」って言ってました。島での彼のファッションを見ると確かにねー、って感じなんだけど、ヒュー・グラントの登場でそれは決定的に。(……ほとんどネタバレしちゃいましたね)テニスチャンピオン、セレーナ・ウィリアムズが意表をつく登場の仕方で思わず吹いてしまった。

 

マイルズが※1ジャレッド・レトのハードコンブチャを客に勧めたり、※2ジェレミー・レナーから激辛香辛料がごまんと届くといった、ハリウッドの内輪ネタ?も満載。

※1健康意識の高いアメリカ人の間で流行している発酵飲料(……でもこれってぶっちゃけ、日本で30年前位に流行った「紅茶キノコ」よね?口が曲がるくらい酸っぱい飲み物(゚ж゚))ジャレッド・レトサイドビジネスしている事実はありませんが(笑)、通常はアルコール度数3%なのに、レトのは9%で、それを飲みまくったカッサンドラが酔っぱらって、なぜか探偵能力が倍増する……というオチ。

※2 こちらもレト同様。ジェレミー・レナーが香辛料を販売している事実はありません。笑


f:id:rie4771:20221224210437j:image

※名前だけのご出演、ジャレッド・レトジェレミー・レナー

 

お久しぶりのエドワード・ノートン、ハリウッドでも1、2を争うインテリの彼ですが、この映画の中のキャラ設定、我々が彼に抱いているイメージを逆手にとってるんですよね。単純なヲタクはすっかりダマされた(笑)パーティ会場には、ノートンの『ファイトクラブ』時代の美ボディの肖像画がこれ見よがしに?飾ってあります。現在は……残念ながら、万年ムキムキ青年のブラピと違って中年に相応しいおカラダに変わってますが(笑)あっでも、相変わらずイケメンよ😉

 

  ビートルズの『グラスオニオン』が好きで、この映画のアイデアを思いついたというライアン・ジョンソン監督。パーティシーンでしっかり使われてます。孔雀の羽みたいに7色の艶やかなドレスを着たケイト・ハドソンが、裾を翻しながら曲に合わせて踊るんだけど、相変わらず綺麗ですねぇ、彼女😍曲と言えば、デヴィッド・ボウイの『スターマン』も流れましたね。監督、ボウイのファンなのかな。

 

……とまあ、こんな感じで前半は小ネタとシャレが効いた会話劇っぽいんだけど、第1の殺人事件が起きて、ブランが島を訪れた理由が明らかになってからは、あれよあれよと怒涛の展開、一気にサスペンスアクションに。

 

  第1作目の『ナイブスアウト / 刃の館の秘密』ではアナ・デ・アルマスがブレークしましたが、今作の強くて美しいヒロイン役はジャネール・モネイギリシャの陽光の下で、煌めくような魅力を振りまいています。美しいだけではなく、知的な雰囲気のある人で、『ドリーム』の天才数学者や『アンテベラム』の作家、そして今回のCEOと、イメージぴったりの役が続いていますね。

 

あー、早く第3作目が見たい❗……その時は、ブランとアノ人のプライベートライフもノゾキ見したいワ(笑)

 

★今日の小ネタ

しかし一番ビックリなのはジェシカ・ヘンウィック。冴えない髪型にドすっぴんの熱演で、『グレイマン』の時の、スタイリッシュなエージェント役と同一人物とはとても思えない。『ナイブズ・アウト / 刃の館の秘密』と『007 ノータイム・トゥ・ダイ』の時のアナ・デ・アルマスと同じくらい落差が激しい(^_^;)


f:id:rie4771:20221224211735j:image

ジェシカ・ヘンウィックの役者根性に乾杯🍸✨🍸