オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

セバスチャン・スタン✕ポール・ダノ『ダム・マネー ウォール街を狙え!』追加キャスト発表❗


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ダムマネー(Dumb Money)は、日本語で「愚かな資金」とも呼ばれ、マーケットにおいて、冷静な状況判断ができない投資家の資金をいいます。

冷静な状況判断ができる投資家の資金である「スマートマネー(賢い資金)」とは反対のもので、その時々のマーケットの雰囲気(世論)に左右され、例えば、マーケットが加熱して天井付近にある時でも強気になって投資されたりします。

……金融情報サイト「i Finance」より

 

 あの悪名高き「ゲームストップ株騒動」を題材にした作品にセバスタとポール・ダノがキャスティングされた…というニュースは先日当ブログでお知らせしたばかり。今回、追加キャストが発表されました❗

 

 今回のテーマとなる「ゲームトップ株騒動」とは、アメリカのゲーム小売店「ゲームストップ」社の株価が、昨年2021年1月に突如急騰、その後急落したという怪現象。そのからくりといえば、ネットで集まった投資家たちがウォール・ストリートヘッジファンドを暴落させる目的で、株を集団で買い上げたことが要因。この事件についてはべン・メズリッチが『反社会的ネットワーク /The Antisocial Network』を出版しましたが、それがすでに映画化……とトントン拍子。事件の真相よろしくスピードがいのちってこと❓(笑)

 

監督は『アイ,トーニャ ~史上最大のスキャンダル』、『クルエラ』、※『パム & トミー』など、ヲタク的にはスキャンダラスでセクシーなワルたちを描写させたら天下一品だと思うクレイグ・ギレスビー。

モトリー・クルーのドラマー、トミー・リー(セバスチャン・スタン)と妻でモデルのパメラ・アンダーソン(リリー・ジェイムズ)の、いわゆる新婚時代の「セックステープ流出事件」や、その後諸々のお騒がせ夫婦生活を扱ったドラマ。セバスタは文字通りカラダを張っての大熱演です。

 セバスタは、トーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)のクズ夫を演じて以来の監督のお気に入り。さて今度はどんなワルを演じてくれるのやら(笑)

 

  対するポール・ダノ。ロブ・パティンソン版『バットマン』、ベビーフェイスのリドラーがめちゃくちゃ怖かったっす。ヲタクは彼のイメージといえばBBCドラマ『戦争と平和』の、誠実を絵に描いたようなロシア貴族ポール・ベズーホフや『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(ポール・アンダーソン監督)、欲望モンスター・ダニエル・デイ・ルイスに対峙する牧師役だったから、よけい衝撃的だった。一転して直近の『フェイブルマンズ』では、ユダヤアメリカ人の生真面目で誠実なお父さん。この人もカメレオン俳優だよね…。

 

そしてそして気になる追加キャストは、※1セス・ローガン、ピート・ダビッドソン、※2シャイリーン・ウッドリー、アンソニー・ラモスなど。本国アメリカでは今年の10月公開と発表されましたが、日本では!?……気になる、気になる〜🎵

※1 スピルバーグ監督の『フェイブルマンズ』では、ポール・ダノ演じるスピルバーグ監督のパパの長年の親友でありながら、彼の妻(ミシェル・ウィリアムズ)と恋に落ちる役。今回はお互い、金と欲望にまみれたお仲間ね(笑)

※2 ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』で、レイプされた結果身籠った、苦悩するシングルマザーを演じていましたね。民主党の熱烈支持者で、政治活動家でもあります。