オタクの迷宮

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バリー・コーガン✕ポール・メスカル『グラディエーター2』で激突❗


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 最近ヲタクの中で「推し度」爆上がりのアイルランド人俳優、バリー・コーガン。先日のアカデミー賞でも『イニシェリン島の精霊』の好演で助演男優賞にノミネートされ、ハリウッドでも大注目のライジングスター。そんな彼が、公開されればアカデミー賞大本命になるであろう(…気が早すぎ?^^;)『グラディエーター2』(リドリー・スコット監督)で、ラスボスのゲタ帝を演じることが濃厚となりました❗

 

 彼が演じるのは、実在したローマ皇帝、プブリウス・セプティミウス・ゲタ(在位期間 209〜211)。『グラディエーター2』のキャスティングが明らかになったのはバリーが2番目。最初に発表されたのはもちろん、主役を張るポール・メスカル。彼もまた、今回のアカデミー賞で主演男優賞(『Afterson』)にノミネートされていましたね。ポールは、『グラディエーター1』(2000年)でスペンサー・トリート・クラーク(『ミスティック・リバー』)が演じていたルキウスを演じるようです。

 

 パート1では、マルクス・アウレリウス帝(リチャード・ハリス)が実子のコモドゥス(ホアキン・フェニックス)に統治者の才がないこと、もはやローマは帝国としては存続できないとして優秀な臣下マクシムス(ラッセル・クロウ)に後を継がせようとします。それを事前に察したコモドゥスが父アウレリウス帝を殺害、さらにはマクシムス一家に刺客を差し向け、彼の妻子を生きながら火炙りに。……そしてこれが、権力闘争と復讐の壮大な叙事詩の幕開けとなるのです。ルキウスはアウレリウス帝の孫で、初めのうちはコモドゥス帝に従っていたものの、次第に彼の暗君ぶりに疑いを持ち始め、反対にマクシムスの生き方に共感を覚えるようになります。ラスト、少年ルキウスがマクシムスの亡骸を自ら担ごうとするシーンは胸絞られました(T_T)パート2では、青年となったルキウスがパート1のマクシムスと同じような立場に置かれ、バリー・コーガン演じるゲタ帝と激しく対立していくストーリー展開のようです。

 

……とまあ、ストーリーはこんな雰囲気なのですが、公開は来年2024年の11月と発表されているにも関わらず、現在明らかになっているキャストが主役のポール・メスカルとバリー・コーガンのみ…というのがいかにも不思議だと報じられています。また、今注目されているのが、パート1のキャストがどれだけパート2に継続して出演するかということ。ルキウスの母親役コニー・ニールセンが続投するのはおそらく自然な成り行きだろうし、主役のラッセル・クロウはパート1のラストで死んでしまったけれど、現在の「若返り」映像技術を使って思い出のシーンに登場するのもアリでは?と囁かれています。(それはコモドゥス役のホアキン・フェニックスも同様でしょう)

 

 残念ながら鬼籍に入ってしまったキャストたち(前述のリチャード・ハリスや、マクシムスの師プロキシモ役のオリバー・リードなど)も多いのですが、パート1で生き延びた?デレク・ジャコビジャイモン・フンスーは現役で活躍しているので、出演の可能性大のようです。

 

 パート1、ヲタク的には主役のラッセル・クロウよりも、父親の期待に答えようとして拒絶され、絶望の淵に沈み、果ては自分の手で父親を殺めてしまうコモドゥス役のホアキン・フェニックスが強烈な印象。殺害に至る動機も、父アウレリウス帝が実子であるコモドゥスを長年ないがしろにしていた自身の行動を悔いて、彼の前に跪き、赦しを乞うたからなんですよねぇ……。絶対権力者で畏怖の対象だった父親の惨めな姿は見たくないっていう。そんな複雑怪奇な心理を的確に表現したホアキン・フェニックス、凄かった。まるで『ジョーカー』の原型みたいだった。一方、今回のヴィラン役のバリー・コーガン。彼もまたホアキン同様、深みのある演技力には定評のあるところですが、バリーはロブ・パティンソン版の『ザ・バットマン』でジョーカー役を演じているんですよね❗……何だか、不思議な因縁を感じてしまうヲタク😏

 

 これからの情報解禁に要注目❗

 

★ついしん

この記事をUpした翌日に、デンゼル・ワシントンが参戦することが発表されました❗ 

リドリー・スコット監督とは、『アメリカン・ギャングスター』(2007)以来の再タッグとなります。

関係者によると、デンゼルの演じる役柄は、監督がデンゼルに当て書きしたもので、デンゼルは脚本を読み込んだ上で出演を決めたそうです。