オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

BAFTA(英国アカデミー賞)ドラマ部門・主演男優賞はベン・ウイショー


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 BAFTA(英国アカデミー賞)ドラマ部門の主演男優賞は『産婦人科医アダムの赤裸々日記』のベン・ウィショーの手に❗ベン、本当におめでとう❗

 

 彼のBAFTAドラマ部門での受賞はこれで3度目。既に『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』ので主演男優賞、『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』で助演男優賞を手にしているベン・ウイショーですが、今回の受賞がどれだけ凄いかと言えば、ライバルたちの顔ぶれが強力すぎるんです。だって『レスポンダー 夜に堕ちた警官』のマーティン・フリーマン、『窓際のスパイ』のゲイリー・オールドマン、『ピーキー・ブラインダーズ』のキリアン・マーフィー、『ブラック・バード』のタロン・エジャトンですよ❗

 

 並居る強豪を押し退けての今回の快挙ですが、ベン本人は相変わらず謙虚😍受賞の舞台上でも(もっと前に出て❗)って促されてるし、今回の役柄についても「当初は戸惑いがあったよ。永らく演じたことのないタイプの役だったから」とコメント。彼自身ゲイを公表しており同性婚の経験もあるから恋人はムリだけど(笑)お友だちになりたいタイプだな、絶対。


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 今回の受賞対象となったのは『産婦人科医アダムの赤裸々日記』。実際に産婦人科医だったアダム・ケイの原作「少し痛みますよ~This is going to hurt」のドラマ化。原作は、作者がNHSに勤務していた時の体験談を「赤裸々に」綴ったもの。

「イギリス医療界の良心」と称されるNHS(国民保健サービス)。NHS (National Health Service) はイギリス政府が運営する国民保険サービスで、税収など一般財源によって賄われている医療機関のため、利用者の経済的な支払い能力にかかわらず利用が可能で、原則無料で提供されているのです。むろん、国民にとっては最高の医療機関ですが、「来る者拒まず」のスタンスのため、勤める側の勤務状況は過酷を極めます。コロナ禍の病院の状況が365日続いている‥‥みたいな感じでしょうか。ドラマ中でも、病床占有率が度々赤信号になり、医者も看護師も真っ青になる場面が。


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※病院の入り口で陣痛に苦しんでいる妊婦に遭遇するアダム。覗き込むと、横位の赤ちゃんの手がぶら下がってる~~ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァしかも臍帯脱出(>_<)「あなたホントに医者なの❓」と尋ねる妊婦に「膣を見せる前に聞くべきだ」とアダムが答える場面。緊迫した場面の筈なのに、思わず吹いてしまった不謹慎なヲタク。…でもこれが英国式なんだよなぁ。日本だったら、コメディタッチの医療ドラマなんて考えられないもんね。

 

 内容はかなりシリアスなんですが、英国式ユーモア満載の会話、ベンの緩急自在な演技力で一気に見せます。ヲタクはWOWOW放送時にリアルタイムで見ていましたが、見逃した回もあるので各配信サイトで探しましたが見当たらない…😢この機会にどこかで配信お願い❗