オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想、推し活のつれづれなどを呟いたりする気ままなブログ。

天皇皇后両陛下ご訪英とエリザベス2世ご来日の思い出


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※バッキンガム宮殿

 

 コロナ禍で延び延びになっていた天皇皇后両陛下の国賓としてのご訪英がついに正式決定❗やっと実現か……と、ヲタクは夢見心地でございます(笑)

 

 思い起こせば遥か昔……。故エリザベス2世がご来日の折、当時大学生だったヲタクは、大学の裏門の前で教授やクラスメイトたちと一緒に、赤坂迎賓館へ車でパレードされたエリザベス2世をお迎えしました。

 

 その時はちょうど英文学の講義の日。シェイクスピアの専門家であるM教授はオックスフォード大学卒業の英文学者であると同時にカトリックの司祭であり、当時既に来日20年を迎えていました。軍隊式の厳しい布教で知られるイエズス会士ですから、もちろん生涯独身。大学内の古く狭い教授館に一人暮らしをされていました。M教授は授業が始まるなり、「授業中申し訳ありませんが、もうすぐ我が英国のエリザベス女王が大学の裏をパレードで通られます。君たち、一緒にお迎えしてもらえませんか?」と、いつも通りの穏やかなQueen’s Englishで仰ったのです。私たち学生は歓声を上げていそいそと教授の後に従いました。

 

 女王様が通られたのはほんの一瞬。それでも、車窓を下げてにこやかに手を振るそのお姿は、やはり常人とは全く違う、高貴なオーラに輝いて、それは眩しいほどでありました。学生たちに囲まれて頭一つ抜けた長身のM教授は、まるで学生に戻ったかのように、一生懸命日の丸とユニオンジャックを振っておられました。その瞳に光るものを見た気がしたのはヲタクだけだったのでしょうか❓神にその全てを捧げ、故郷を離れ一人東洋の異国に来て20年、教授の胸に去来していたものは一体何だったのだろうか…。既に鬼籍に入られた教授に確かめるすべはありませんが。


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※ご来日から遡ること20年近く前のエリザベス2世の肖像画ですが、ヲタクが目に焼き付けたご尊顔は、この肖像画そのままでした。

 

 海軍兵学校出身で、戦後は海上自衛官となったヲタクの父親は、1930年ロンドン海軍軍縮会議において、山本五十六が提案した「潜水艦保有数平等化」案に賛成してくれたのは英国だけだった、しかし米国が強硬に反対した為に結果的に日本は太平洋戦争に追い込まれた。日本に必要なのは日英同盟の再締結だ……と日頃話していたので、ヲタクもいつの間にか英国びいきになってしまったと思われます(父の英国びいきは相当なもので、防衛庁に勤務していた頃には、土曜日になると午後同僚とコントラクトブリッジに興じるのが常でした)

 

 この度の天皇皇后両陛下のご訪英により、素晴らしき皇室外交が展開され、両国にさらなる強固な絆が生まれますことを心から願ってやみません。