オタクの迷宮

海外記事を元ネタにエンタメ情報を発信したり、映画・舞台・ライブの感想、推し活のつれづれなどを呟く気ままなブログ。

Fabulously popular boy band〜Number_i『Newsweek日本版』8.13/20/2024

 
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 久しぶりの休み。手元に届いてから日が経つけど、じっくり読みたくてあえて今まで頁をめくらなかった『Newsweek日本版』。題して「世界に挑戦する日本エンタメ」。

 

 今まで世に出た彼らの楽曲…『GOAT』、『BON』、『Blow Your Cover』の楽曲やMVが世に出るまでの詳細なレポと、それぞれのシーンに向き合う彼らの姿勢、将来の展望など、深く掘り下げた内容になっています。

 

いやー、こういう記事が読みたかったのよ❗️

 

 Number_iのファンもアンチも音楽好きも興味ない人も日本国民全員すべからく、みなひとよむべし……だわ(笑)

 

 今回の記事を読んで初めてヲタクは、3人が自らの音楽性を追求する上で、以前の事務所を出て新天地で活動する決定をしたのは、ある意味必然だったことがよく理解できました。やむにやまれぬ決断だったんだね。アーティストが自分自身で仕事を選択すること、自らのアイデアを発信していくこと、プロデューサーや製作者たちとディスカッションし、共同作業によって作品を創り上げていくことは欧米では昔から当たり前のこと。それを全て「ワガママである」と禁じられていた彼らが、前事務所を辞める理由の1つに「海外進出」を挙げたことは、日本古来の悪しき風習(あくまで個人的な意見です、念の為)である、大手芸能事務所がアーティストたちを保護する代わりに水面下では多岐にわたりコントロールするやり方への1種のアンチテーゼだったのではないかと思います。今回の記事を読むと、彼らが具体的なことを何も言っていないのに「海外進出」という単語に勝手な意味づけをしたり、彼らが前事務所を出たことを恩知らずだとか、新事務所はマネジメントが行き届かなくて大丈夫かなどと騒ぎ立てる一部マスコミのコタツ記事やアンチの指摘がいかに的外れであるかが良く分かります。

 

 Newsweekは今回の記事の中で、彼らの今の事務所「TOBE」をベンチャー企業に喩えていますが、アーティストだけじゃない、一般のリーマンだって同じですよ。一部上場の大企業に入って「寄らば大樹の陰」安定はしてるけど一生歯車の1つになって働くか(社畜…って表現されることもありますが(^_^;)、行き先わからないベンチャー企業、しかし自由に仕事を選んで自分自身の可能性に挑戦してみるか。ヲタク自身も大学卒業して一部上場企業に入ったはいいけど、それこそ歯車の1つ(プラスミソジニー 笑)に耐えきれなくて飛び出ちゃったほうだから(^_^;)彼らの気持ちはよくわかる。

 

スタッフさんに頼り切りでは新しい道は切り開けない。海外で仕事をすると特にそう思えます。

(平野)

 

何事に対しても、自分たちが世に出すものは自分たちで見るっていうところは決めてました。難しいことだけれど、それはやりたいなと思っていました。(神宮寺)

 

Number_iがこれから世界で挑戦していくためには、パフォーマンスは当然のことですが、人間性も含めて、あらゆるものを磨き上げていかなきゃいけない、と思っています。(岸)

人間性もじゅうぶん磨かれていると思うよ❗️

 

 彼らが心血を注いで創り上げた作品に浸り、その世界観に酔い、彼らのパフォーマンスをこの目で見(⇐これは残念ながらまだ機会に恵まれてないけど 笑)、SNSで彼らのナマの声を聴くことができる……。最高の推し活じゃありませんか。

 

 ところでモノクロの表紙のほう(超カッコいい❗️)には、記事の一部の翻訳(各人のインタビュー部分)が掲載されています。中でもオタクが興味があったのは、Newsweekが彼らの呼び名をどう翻訳したかということ。日本国内では「ダンスヴォーカルグループ」、「男性アーティスト」、「男性アイドルグループ」など、様々な呼ばれ方をしているNumber_i。今回の記事の中で紫耀くんは「僕たちはあくまでパフォーマーです。アイドルって言われるならそれもいいし、アーティストって言われるならそれもいい。どう規定するかは見る人ですから」って全くもって潔くカッコいいけど(笑)、さてNewsweekは何て言っているかと言うと……

 

The fabulously popular boy band

と、表現。

 

 ファビュラス……っていうとどうしても叶姉妹を思い出しちゃうけど(笑)「途方もなく、信じられないほど人気がある」という意味で、最大級の賛辞を寄せてくれていると言っていいでしょう。面白かったのは、boy groupではなく、boy bandと表現しているところ。bandは特に音楽に特化した単語で、同じ目的の為に結束している意味合いが強い。groupはね、音楽に関係なく、例えば共通の趣味などゆるい繋がりの仲良し仲間でもgroupって表現する。……してみると、Number_iはまさにgroupではなくて、bandかも。紫耀くんには「そんなん、どーだっていいよん。好きに呼んで」って言われそうだけど(笑)