オタクの迷宮

海外記事を元ネタにエンタメ情報を発信したり、映画・舞台・ライブの感想、推し活のつれづれなどを呟く気ままなブログ。

アイアン・メイデンとメタラーの熱い夜〜「The Future Past」ぴあアリーナMM

 
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 こんにちは、燃えるメタルオタクです(笑)今日はアイアン・メイデン日本公演オーラス、ぴあアリーナMMでぷちょへんざーしてきましたっ❗️え❓️ぷちょへんざーなんて言葉、今どきダサいですって❓️それはどうもありがとう。ダサい上等、メタラーにとって「ダサい」って最上級の誉め言葉なんだよ。知らなかった❓️(笑)



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※4階スタンドでちょっとガッカリしてたけど、めっちゃステージに近いやん(しかも最前列❗️)。アリーナ後列より期待大かも。(ヲタクはチビなので、アリーナだと人のアタマしか見えない ^^;)

 

 それにしてもやっと来てくれたよアイアン・メイデン、しかも横浜に、嬉しいぃぃぃ〜〜❗️コロナで急遽来日取りやめになったのがちょうど4年前。あの頃のキャンセルの嵐は酷かったよね。ヲタク個人だけでも、アイアン・メイデンを筆頭にバレエダンサーのセルゲイ・ポルーニン、ドリーム・シアター、宮本浩次…etc.総崩れ。コロナ禍が終息に向かってライブ解禁になってからも、しばらく声出し応援は不可で、何だかかえってストレス溜まっちゃって(^_^;)今回だって『Fear of the dark』や『Wasted years』の大合唱がなかったら淋しいものねぇ。ライブは踊って飛び跳ねて大合唱、ぷちょへんざーでなんぼだもん(笑)コンサート前の物販の行列もスゴイし、日本中のメタラーが一堂に介したかと思うくらい熱気ムンムン。ヲタクもエディの「JAPAN」バージョン、バンTで参戦ざます。
 
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※暗くてよく見えないと思いますが、ぴあアリーナMM、数少ない当日券の長蛇の列(上)と物販列(下)で凄いことになってます(16:00頃)

 

 「戻って来たぜ、愛してるよジャパン❗️」というブルースの第一声から始まった「The Future Past」オーラス横浜。しょっぱな1曲目の『Caught somewhere in time』(映画『ブレードランナー』のテーマソング)から観客全員拳突き上げオーオーオー。『Caught〜』に続いて『Stranger in a strange land』を披露した後は、2021年のアルバム『Senjutsu(戦術)』から一気に5曲❗️『The Writing on the wall』も『Days of future past』もそうなんだけど、イントロは相変わらずヘヴィで分厚くても、どこか牧歌的でケルト民族音楽の影響受けてるんじゃないかと思いました。うん、やっぱりそうだよ。だって最後を〆るのが『Death of the celts(ケルト人の死)』だもん(笑)この曲とか、プログレ風味の『Alexander the great(アレクサンダー大王)』聴くと、やっぱりアイアン・メイデンって、ヘヴィメタ一辺倒のバンドとは一線を画す、独自の個性を持つ唯一無二な存在なんだな……って思う。ツァーのタイトル「The Future Past」の名の通り、メイデンの過去〜現在〜未来が呼応し合うようなセトリだった。

 

 

 どこか哀愁に満ちて悲壮感も漂わせるメロディラインで新たなメイデンの個性を感じさせる5曲を堪能した後は、『Can  I play with madness』を皮切りに疾風怒濤、メタラーが泣いて喜ぶ名曲の大放出❗️『Fear of the Dark』の、会場に轟くような大合唱は(メイデン生で聴いてるんだ)って実感できてやっぱり感涙モノ。(歌詞はメンヘラ男のグチっぽくて、じつは合唱向きではないような気もするのではあるが 笑)そしてメイデンと言えば忘れちゃいけないのが、マスコットのキモカワエディ。3メートルくらいに巨大化して、今回『Heaven can wait』ではブルースと激しくマシンガンで撃ち合い、『Iron Maiden(鋼鉄の処女)』では、鎧甲冑姿でデイヴ&エイドリアンと斬合いに……(^_^;)『Alexander the Great』のアレクサンダー大王の顔がエディなのはご愛嬌(笑)

 

 そしてそして、何と言っても個人的に激推しなのは、『The Trooper (明日なき戦い)』。スティーヴのバッキバキのベースとデイヴとエイドリアン、ツインギターのリフが共鳴し始めるともうガマンできず、競馬馬よろしくそのへん走り回りたくなって困った。(ただ、メロディはメイデンらしく疾走感に溢れてるんだけど、歌詞は邦題通り、クリミア戦争時、上官命令のミスにより、英国軍の軽騎兵がロシア軍砲兵陣内に正面から突撃、673名中死傷者278名という、文字通り「明日なき戦い」を描いた悲惨なもの。今日の舞台にも、『The Trooper』MVにも使用された無声映画軽騎兵旅団の突撃』(1936)がチラッと映ってた)

 

 その音楽性では他の追従を許さない圧倒的な力を持ちながら、へんに大御所ぶらず、映像や様々な仕掛けを駆使して、観客を精一杯喜ばそうと張り切っちゃうのが、メイデンのメイデンたるゆえん。今日もスモークやら火炎やら派手に飛んでたなぁ(^_^;)また曲の度に背後のスクリーンも切り替わり、日本ツァーということで、日本のどこかの商店街(新宿❓️伊勢佐木町❓️)の画像が彼らの背後に映るんだけど、『Heaven can wait』になると、「パン屋OPEN」の向かいに「待合室・天国 」(……キャバクラ?笑)のネオンサインがつくという芸の細かさ。

 

 お金よりも地位よりも名声よりも、自分たちの作りたい音楽をひたすら追い求めて半世紀。「ロックの殿堂」入りも「俺たちはまだ死んでない。現役なんだ」って拒否ってるメイデン。壮大で疾走感のあるギター、ベース、ドラム、パワフルなブルースの歌声、マイクスタンドパフォーマンスも健在(さすがに昔みたいに壁にはよじ登らなくなったけど、『Alexander the great』の時には、ニコの後ろの巨大な銅鑼をここぞとばかりに打ち鳴らしてくれたよ 笑)、まだまだ現役なアイアン・メイデン。ブルースが最後に「See you again」「You are precious❤️」って言ってくれたことだし(ぴあアリーナはブルースにはちょっと寒かったみたいだが…)、今度は50周年ツァー、絶対にまた来てねーーー❗️


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※終バスに間に合わないので、今夜はみなとみらいのホテルにお泊り。海側ではないけど、シティビューも素敵です。