公開が待ち切れなくてヲタクがウズウズしている映画と言えば、「ザ・バイクライダーズ」(主演/オースティン・バトラー)、「名もなき者」(主演/ティモシー・シャラメ)、「ノスフェラトゥ」(主演/リリー・ローズ=デップ)、「クレイブン・ザ・ハンター」(主演/アーロン・テイラー=ジョンソン)……といろいろあるんだけど、これらの作品については「オタクの海外エンタメ通信」カテゴリーの中でさんざんお喋りしているので(^^ゞ、今日はまだ記事にしたことのないこちらの作品を……。
大好きなショーン・ベイカー監督の新作「アノーラ ANORA」。
NY でストリップダンサーとして働くアノーラ(マイキー・マディソン)は、ある日ロシアの新興財閥のボンボン、イヴァン(マーク・エイデルシュテイン)と衝撃の出逢いをします。「契約彼女」から始まった二人は瞬く間に真剣交際に発展し結婚、ラブラブ新婚生活へ。しかし息子の結婚に猛反対するイヴァンの両親が NY へ乗り込んできて、とんでもない大騒動へ……。
ざっとこんなストーリーらしい。ストーリーだけ読むといかにもあるあるだけど、そこはそれ「タンジェリン」、「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」のベイカー監督のこと、マイノリティ差別や社会の分断など、今世界が抱える様々な問題が反映された作品になっているはず。
実を言えば、ヲタク的にはもう1つの楽しみが……。はいっ、注目のロシア人俳優、ユーリ・ボリソフ❗️そう、「コンパートメントNo.6」(2021年フィンランド映画…カンヌ映画祭パルムドール受賞)で、粗野で毒舌だけど、魂は天使みたいにピュアなロシア人青年を演じて、ヒロインのラウラ(セイディ・ハーラ)だけでなく、映画を観ていた女子たちの心を鷲掴みにしました😻「コンパートメントNo.6」のユーリは、荒削りな中に硝子のように脆い心を抱えた青年でしたが、「アノーラ ANORA」ではどんな役柄で登場するのかしら……(ドキドキ)。若い2人の恋路をジャマする大人の一味かな(笑)
※「アノーラ ANORA」の海外版ポスターにはなぜか、ヒロインの相手役ではないはずのユーリ・ボリソフ版が……(笑)
※「コンパートメントNo.6」で、粗野だけど純粋な心を持つロシア人青年を繊細に演じたユーリ・ボリソフ。
「コンパートメントNo.6」同様、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「アノーラ ANORA」。日本公開は2025年2月28日(金)です❗️
※「コンパートメントNo.6」もロマンス映画の傑作。「アノーラ ANORA」が20代、若い2人の無敵の恋なら、「コンパートメントNo.6」は、拗らせ男女のちょっぴり苦い大人のロマンス。