相鉄線ゆめが丘駅前のシネコン「ソラトス109シネマズ」で「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」鑑賞。
税務署勤務の超カタブツ公務員、熊沢二郎(内野聖陽)。ある日中古車販売の詐欺に引っ掛かって大金を失ってしまいます。親友の刑事の協力を得て、詐欺の張本人が氷室マコト(岡田将生)という、最近刑務所から出所したばかりの天才詐欺師であることを突き止めます。熊沢から追い詰められた氷室は、熊沢が巨額の脱税疑惑のある権力者を追っているのを知り、被害者届を取り下げることを条件に、その権力者を詐欺にかけ、彼が脱税した10億円を徴収してあげると取引を持ちかけるのでしたが…。
サスガのカメレオン俳優内野聖陽、ポスター観た時は眼鏡かけた光石研かと思った(笑)岡田将生は誠実な人物とか刑事とかヒーロー役より、こういう詐欺師みたいな胡散臭い人物もしくは闇社会に片足突っ込んだダークヒーローが似合うなぁ。だってさ、人生60年も生きちゃうと、こんな完璧な美貌してて、しかも優しくて誠実でピュアなオトコなんてそうそういないだろ……ってヒネた考えになっちゃうわけよ(^_^;)
※主役2人はもちろん、キャスト全員ハマリ役、それぞれノリノリで演じているので見ていて楽しい❗️
「カメ止め」の上田慎一郎監督作品らしく、何よりもストーリー展開のテンポが良くて◎。そして何より、主役の内野聖陽と岡田将生を取り巻く詐欺師の仲間を演じる個性派俳優たち……真矢みき、森川葵、後藤剛範、上川周作、鈴木聖奈の面々がもう、それぞれキャラ立ってて最高❗️一人一人のスピンオフが作れちゃうんじゃないか……っていうくらい。彼らのやり取りが毎回爆笑モノです。
ハリウッドで言えば「オーシャンズ11」みたいな作品なんだけど、韓国ドラマのリメイクだけあって、欧米のクライムコメディよりかなりウェット。どこがウェットかと言うと、熊沢と氷室が大掛かりな詐欺をしかけるモチベが、親友や家族が受けた理不尽な扱いに対する復讐……というやむにやまれぬ事情があるという点。ラスト、ゲットした大金もちゃんと納まるところに納まるしね。やはり、君子の交わりは…とか、親孝行…とか、儒教や仏教の教えが脈々と根底に流れているせいなのかな。
最初に仕掛けるのが地面師詐欺で、折しもNetflix「地面師たち」ヒット中に公開して大丈夫❓️って最初思うけど、ちゃんとどんでん返しが待っているのでご安心を(笑)
ラスト、ヲタクはアングリースクワッドの面々に愛着が湧いちゃって……(^^ゞぜひあの愉快な仲間たちにまた会いたい。今度はオリジナルで「PART2」いかがですか❓️上田監督。