オタクの迷宮

海外記事を元ネタにエンタメ情報を発信したり、映画・舞台・ライブの感想、推し活のつれづれなどを呟く気ままなブログ。

お正月🎍自宅で楽しめるセバスチャン・スタンのおススメ作品〜PART 1

 年が明けても、昨年12月に来日したセバスタことセバスチャン・スタン撮影会での彼の神のごときファンサが忘れられないヲタク。(いまだに思い出してはポー❤(ӦvӦ。))Xとかインスタ見ると、ガッツリ抱きついたり背中におぶさったりしてる方もいて、でもセバスタはいつもスマイル全開(笑)優しい人なんだなぁ⋯。ヲタクもオンブしてもらいたかった⋯いやいや若いお嬢さんならともかく、ヲタクがやったら子泣きじじいだ。やめとこ(笑)

 

 ⋯というわけで、日本ではまだまだ知られていない彼の、演技者としての魅力がよくわかる作品を選んでみました。(お正月に自宅で楽しめる、配信中の作品に絞っています)

★ファルコン&ウィンターソルジャー

(2021年/シーズン1・6エピソード⋯Disney+)


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  セバスタを世に知らしめた役と言えば、なんと言ってもアベンジャーズシリーズのウィンターソルジャーことバッキー・バーンズ。「アメリカ的正義」を信じて軍に入隊するも、ヒドラの捕虜となって人体実験を受け、「超人兵士(スーパーソルジャー)」として生まれ変わり、洗脳されて殺人マシン化してしまう⋯という数奇な運命を辿ります。

 

 「ファルコン&ウィンターソルジャー」の舞台は、サノスとの死闘により、キャプテン・アメリカやアイアンマン、ブラック・ウィドウが世を去ってから数カ月後。ヒドラの洗脳が解け、アベンジャーズと共に世界を救う為戦った功績により恩赦を受けて自由の身となったバッキーですが、いまだに殺人マシン時代の悪夢にうなされる日々が続いていました。そんな彼が自身の冒した罪の意識に苦しみながらも、2代目キャプテン・アメリカの重責に耐えられず1度はキャップの盾を拒否したファルコン(アンソニー・マッキー)と共に、混乱した世界を制するヒーローの役割に再び目覚め、互いの強固なパートナーシップを築いていく過程が胸アツ❗️


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※「ファルコン&ウィンターソルジャー」に備え、筋トレ中のセバスタ。

 

 セバスタは俳優養成のサマーキャンプから大学の演劇科、さらにシェイクスピアの本場グローブ座に留学して演技を学んだ人なので、オールアメリカンなキャップの親友として初登場した時から冷酷な殺人マシン化し、その後洗脳が解けてワカンダ王国(「ブラックパンサー」)で人間らしさを取り戻す⋯というバッキーの複雑なキャラ変も自然に演じ分けているんですよね。特に第4エピソードの冒頭、ワカンダで洗脳から目覚め、人に立ち帰る時のセバスタの演技はトリハダもんで、恥ずかしながらヲタク、その場面ではバッキーと一緒に号泣してしまいました😭「ファルコン&ウィンターソルジャー」は、単純なヒーロードラマではない、アベンジャーズ解体後のダークな世界観を織り込みつつ、バッキー自身の贖罪と再生を描いた、深みのある人間ドラマになっていると言えるでしょう。


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※「キャプテン・アメリカ」(2011⋯写真上)で初登場して以降、実に13年に渡りウィンターソルジャーを演じ続けているセバスタ。ファルコンに「目つきが悪い」ってしょっちゅうイジられてますが、実際のご本人はちょっとタレ目気味(笑)の優しい顔立ち。素顔を見ると、ウィンターソルジャーの目つきさえ演技の一環だということがわかります。⋯それにしても年代別に3枚写真を並べてみると、セバスタって年を経るたびにイケメンになっていくタイプね。

 

★パム&トミー

(2022年ミニシリーズ・8エピソード⋯Disney+)


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 カリスマロックバンド「モトリー・クルー」のドラマーでバンド一の暴れん坊トミー・リーと、モデルで女優のパメラ・アンダーソンが1980年代、新婚旅行中に撮影したプライベートビデオ(注・18禁の内容)が、その頃まだ一般的ではなかったインターネットを通じて次々と闇で販売され、アメリカ全体を巻き込む一大スキャンダルとなったその顛末を、彼らの波瀾万丈な結婚生活を絡めて描いたミニシリーズ。


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 ドラマはこの前代未聞のスキャンダルを通して、アメリカの社会に潜む性的搾取と女性蔑視の問題に目覚めていくパメラ(リリー・ジェームズ)の意識の覚醒に焦点が当てられていますが、なんと言ってもセバスタファンとしては、全編ほぼTバック一丁(トミー・リー、自宅ではいつもこのカッコだったらしい😅)、さらにはマッパのフル◯ン姿までご開帳の大熱演に釘付け(笑)パメラに一目惚れ、その日のうちに彼女との結婚を決意するトミー・リー。自分の分身たるムスコくんに結婚相談する場面は爆笑モノ。(あ、このムスコくんは当然アニマトロニクスだそう)


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※普段は筋肉バッキバキなセバスタだけど、トミー・リーを演じる時はかなり体重も(筋肉さえも)落としてるよね⋯。どうやったらそんなに体型そのものを変えられるの❓️(?_?)


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※ウィンターソルジャーを演じる時はこんなんバッキバキなのに⋯(笑)

 

 また、落ち込むパメラを元気づけようと、せっせとギリシャ料理を手作りする場面にもホロッとしたなぁ(トミー・リーはギリシャ移民)。ヤンチャで暴れん坊で、子どもがそのまま大人になったみたいなトミー・リー。(まあ、ロック・ミュージシャンあるあるですが)パメラが懸命に訴える男女差別や性的搾取の問題にもピンと来ないんだけど、一生懸命理解しようとする姿に胸キュン(笑)またセバスタが、ハチャメチャだけどどこか憎めないロックスターを巧みに演じているんだよね。


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※左がパム&トミーご本人たち。セバスタとリリー・ジェームズがいかにビジュアルから精密に作り込んで演じたかがよくわかります。

 

★「355」(2022年⋯U-NEXTその他で配信中)


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 ハリウッドきってのフェミニストジェシカ・チャスティンが企画を持ち込み、主演も務めた作品で、世界各国の女性スパイたちが、初めは国や民族の違いから反目し合いながらも、最終的には1団となって巨悪に立ち向かう…という、シスターフッドなアクション映画。ジェシカをはじめ、ルピタ・ニョンゴファン・ビンビンダイアン・クルーガーペネロペ・クルスと、美しくて強い女たち勢ぞろいの中、黒一点❓️のセバスタは、スパイであるヒロイン・メイス(ジェシカ・チャスティン)の同僚であり恋人でもあるニック役。しかし実はニックには裏の顔があり、メイスは彼から裏切られていることを薄々感づきながらも彼への恋心が抑えきれない⋯という設定。「オデッセイ」での共演以来、ジェシカとは友人関係にあるというセバスタ。このキャスティングもジェシカのたっての希望で実現したもののようで、出番は少ないものの、力と知性と美しさを兼ね備えたパーフェクトウーマンをも惑わせてしまう、セバスタのイケメンぶりが際立つ作品。

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「ファルコン&ウィンターソルジャー」、「パム&トミー」、「355」これら3作品を並べて見ると、セバスタがじつは、古くはロバート・デ・ニーロゲイリー・オールドマンクリスチャン・ベールに連なる稀代のカメレオン俳優であることがわかると思います。ルーマニア生まれで、アメリカに移住したのが12才。そんな彼がここまで上り詰めるには、血の滲むような苦労があったに違いありません。(彼自身、アメリカに来てからは生きていくだけで必死だったと語っています)

 

 長い下積み時代を含め芸歴はひじょうに長いセバスタのこと、当たり役であるウィンターソルジャー以外にも、おススメ作品は山ほどあります(笑)続きはPART2をお楽しみに❗️