ミステリーチャンネル(旧AXNミステリー)にて、待望のミステリードラマ「探偵ミス・スカーレット」シーズン3(全6話)観賞。日本ではナゼかシーズン2だけ全12話なんですよね。……なんで本国ではシーズン4に相当すると思うんですが。まあ、それはさておき。
いやー、ますます面白くなってきましたぜ❗️(笑)
探偵業はおろか、女性の職場進出さえままならなかった19世紀英国で、(おそらく)初の女性探偵として、数々の難事件を颯爽と解決していくイライザ・スカーレット(ケイト・フィリップス)の物語。今シーズンも、「ロンドンの高級娼館での発砲事件」、「葬儀店主殺人事件」、「ネルソン提督の髪飾り盗難事件」、「(当時普及し始めていた)電話の開発者殺人事件」など多彩な内容ですが、これまでのエピソード同様「犯罪の陰に女あり」な事件が多いので、ミス・スカーレットは事件の鍵を握る女性たちの心理を探ることで解決のヒントを見つけていきます。まさにそこに女性探偵の存在価値があるわけで、男性と張り合って彼らを敵に回すのではなく、あくまでもエレガンスを失わない(かといって媚を売るわけでもない)爽やかさがミス・スカーレットの最大の魅力と言えるでしょう。
今シーズンでは、ミス・スカーレットを巡る人間模様にも大きな変化が……。イライザの幼なじみで、女性であるがゆえに捜査がなかなか進まない(例えば、霊安室には女性は親族以外は入れないなど)時に数々の便宜を図ってくれていたウィリアム・ウェリントン警部補(貴族的な名前ということで、「デューク(男爵)」と呼ばれている…ステュアート・マーティン)はニューヨーク警察署に出向するためイライザの元を去ってしまいますし(泣)、イライザの勤務する探偵事務所「ナッシュ&サンズ」のオーナーであるパトリック・ナッシュ(フィリックス・スコット)も今シーズンのラストで訴追を受ける身となってしまい、イライザの探偵業は振り出しに戻って、自らの名前で事務所を構えることになります。
英国では既にシーズン5(日本で配信される時はシーズン4となります。「刑事モース」と一緒でややこしや~^^;)の撮影が開始されたそうですが、なんとデューク役のステュアート・マーティンが今シーズンをもって降板とのショッキングなニュースが❗️えーー、20年来の仲だというのに、イライザに恋心を打ち明けられず(いじいじ…見てる方がストレスたまるぅ 笑)、ニューヨークに行っちゃってそれっきり⁉️(^_^;)「別れじゃない、僕たちの関係を考え直すためにニューヨークへ行く」とか言ってたクセに。優柔不断なまま終わっちゃうの⁉️最後に少しくらい男気見せろや(笑)
まー、理由も明らかにされないまま準主役や主要キャストが突然降板って海外ドラマあるあるだけど、マーティンさん、ケイト・フィリップスと一緒に製作総指揮も兼ねてたよね❓️キャスト降板ってことはプロデュースも降りちゃうってことよね。残念❗️……ということで、デュークの代わりにイライザの相手役に抜擢されたのがトム・デュラント・プリチャード。スコットランドヤードの刑事であるアレクサンダー・ブレイク役で次シーズンから初お目見えだそう。イライザの新たなロマンスの行方からも目が離せませんね。
原題は「Miss Scarlet and the Duke」でしたが、次シーズンからは「Miss Scarlet」に変更されるとか。邦題はもともと「デューク」抜きだったんですよね。日本の翻訳者の方、先見の明あった⁉️(笑)
※新登場のブレイク刑事役、トム・デュラント・プリチャード。お髭のイケメンで、イメージはデュークとかぶるけど、大分若々しい印象です。
※くっつきそうでくっつかないイライザ(左)とデュークのもどかしいカンケイより、ヲタクは個人的に、初めは反発し合いながらも男女の枠を超えて次第に友情を深めていくパトリック・ナッシュ(右…フィリックス・スコット)との関係性が好きだったな。
★「探偵ミス・スカーレット」シーズン1・2のレビューはコチラ⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩