当の英国人よりも英国紳士らしいクマ、パディントンを主人公としたパディントンシリーズ第3作「消えた黄金郷の秘密」いよいよ公開〜〜❗️……と言ってもヲタク自身、まだ観に行けてないのでエラそうなことは言えないんだけど(^_^;)……と言うのも、ヲタクは英国英語フリークで(特にトムヒやベネさまみたいなイングリッシュイケメンが話すキングスイングリッシュならBGM代わりに1日中聴ける(人´∀`).☆.。.:*・゚)、そのうえ推しのベン・ウィショーが第1作からパディントンの声を担当しているため、そもそもパディントンシリーズを吹替で観る選択肢が無い。ところがヲタクの住む神奈川県でパディントンの字幕版を上映しているのはなんとKINOシネマみなとみらいのみ(残念すぎる…)しかも1日1回の上映…って(泣)仕事との兼ね合いが難しい……。
…って無益なグチはこのくらいにしまして、今日は「パディントン3 消えた黄金郷の秘密」を観てみたいけどまだ1&2を観たことがない、観たことはあるけど内容忘れちゃった……という方々の為に、パディントンと、彼を取り巻く愛すべき登場人物たちの相関図を中心に、1&2のおさらいをすることにいたしましょう。
★パディントンを巡る愉快な登場人物たちをご紹介
※左上の①主人公パディントン(声/ベン・ウィショー)……もともとはペルーで生まれたみなしごグマのパディントン。養母のルーシーおばさんが「老クマホーム」に入居したのをきっかけに、おばさんの長年の憧れの地であるロンドンにやって来ました。ルーシーおばさんの薫陶よろしく、ロンドンに住む誰よりも紳士的に成長したパディントンですが、実際に見るロンドンは予想を裏切られることばかり。しかし、ひょんなことからブラウン一家の一員として生活するようになったパディントンは、持ち前のコミュ力の高さと優しさで住民たちと友情を築き、街の人気者になっていきます。
※パディントンの声を担当するヲタクの推し、ベン・ウィショーは、舞台ではローレンス・オリヴィエ賞、映画やドラマでは英国アカデミー賞総ナメの超演技派。ヲタクの1番好きなビジュアルは、ダニエル・クレイグ版007のQ役(メガネ男子、LOVE)KINOシネマ公式YouTubeはベンのインタビューを配信中で、パディントン役に対する彼の真摯な姿勢を窺い知ることができます。
そしてパディントンから右回りに……
②ミスター・ブラウン(ヒュー・ボネヴィル)……若い頃はワイルドで鳴らしたブラウンさん。(回顧シーンでブラウンさんがデニス・ホッパーばりのカッコして、流れるBGMはステッペンウルフの「ワイルドで行こう」、思わず吹きました 笑)しかし子どもたちが生まれてからというもの、とたんに心配症の口うるさいパパに変身、思春期を迎えた子どもたちからかなりウザがられることに。演じるは、「ダウントン・アビー」の世界的大ヒットで知名度爆上がりした、グランサム伯爵様役ヒュー・ボネヴィル。
③ブラウン家の長女ジュディ……クールで、典型的な現代っ子。口ぐせは「キモい」。特に男性には容赦なく、父親のブラウンさんはじめ紳士の典型のようなパディントンさえも彼女の毒舌のえじきに(笑)
④ブラウン家の親戚で家政婦役のバードおばさん(ジュリー・ウォルターズ)…掃除マニアで観察力が鋭く、子どもたちが反抗期を迎えるにつれ、ブラウン家のメンバーそれぞれの気持ちがバラバラになりつつあるのを心配しています。おばさんはパディントンの優しさと前向きさが、家族を変えてくれると期待しますが…。
⑤隣人のカリーさん(ピーター・カパルディ)……気難しい差別主義者で、移民でしかもクマ❗️笑のパディントンを事あるごとに街から追い出そうとし、ブラウン一家と対立します。演じるのはスコットランドの至宝、ピーター・カパルディ。彼もベン・ウィショー同様、シリアスもコメディも何でもござれのオールマイティ俳優です。
⑥パディントンと仲良しな骨董屋の主人グルーバーさん(ジム・ブロードベント)……パディントンと同じ移民なのに、何故か英国の歴史には誰よりも詳しい(笑)
⑦ブラウン家の長男ジョナサン…成長期ゆえ、2では別の俳優さんに代わってます。発明好きのオタクで、2ではオタクであることを隠して「Jディー」という愛称のカッコつけマンになっていましたが、パディントンの危機を救うためオタクの本領を発揮、「自分らしい生き方」を見つけることに。
⑧ミセス・ブラウン(サリー・ホーキンス)…絵本の挿絵画家で夢見る夢子さん、パディントンに負けず劣らずの癒し系、ブラウン夫人を演じるのは、英国の誇る名女優、ヲタク大好きサリー・ホーキンス。「ブルー・ジャスミン」や「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞にもノミネートされています。今作のようなコメディ演技はもちろんのこと、シリアスものでもどこかホンワカしたユーモアを感じるところが彼女の最大の魅力。
パディントンシリーズの最大の魅力は、移民でしかもクマというマイノリティの代表みたいなパディントンが、ブラウンさんをはじめとする街の誰よりもジェントルマンであること。英国のコメディらしく、設定そのものに皮肉が効いているんですよね。もう一つ、ロンドンという街は、多様性を受け入れる懐の大きい街なんだ……という製作者側のさりげないメッセージが伺える点。ヨーロッパ赴任時代、ヲタクはヨーロッパの様々な街を訪れましたが、確かにロンドンが1番気楽に生活できたかも。ロンドンっ子ってアメリカ人と違って気軽に話しかけてこないしむやみにスモールトークなどしない、最初は冷たく思えるんだけど、何か質問すれば丁寧に答えてくれるし、こちらの心の中に不用意に踏み込んでこない距離の取り方はヲタク的にはとても心地よかった。
パディントンシリーズには、必ずパディントンを窮地に陥れるヴィランが登場するのがお約束(1ではサイコな剥製マニアのニコール・キッドマン、2では俳優兼こそ泥❓️のヒュー・グラント)。でもこのヴィランたち、どこかおマヌケで憎めないのもミソ。今回のヴィランはアントニオ・バンデラスらしい。公式サイトに「アントニオ・バンデラスの怪演」って書いてあったから楽しみ❗️……そしてそして、ルーシーおばさんが入所している「老クマホーム」の院長役で、満を持して御大オリヴィア・コールマン登場❗️
……もうこれは、あなたもわたしも「パディントン 消えた黄金郷の秘密」観に行くっきゃないね❗️(笑)