東京は下北沢のK2シモキタエキマエシネマにて、堤幸彦……もとい、ユキヒコツツミ監督作品「THE KILLER GOLDFISH」観賞。
2022年の日本。渋谷のスクランブル交差点の大型ビジョンにあるナゾの文字を見た中年男が突如としてネアンデルタール人に変身❗……かと思えば、金魚が鋼鉄の弾丸化、物凄い勢いで人間を襲うという異様な殺人事件が多発(……って、この設定からしてシュール^^;)、さらには全国の進学校で優等生が次々と神隠し的失踪を…。そこで、公安特設課超常事件想定班・通称「マルチョウ」の環栄李花(岡エリカ)は、東大卒の若手刑事・立花(高橋佳成)や捜査一課の刑事(伊藤陽佑)たちと共に捜査を開始します。 捜査を進めるうちに環は、これらの奇っ怪な事件の背後に、とある重大な陰謀が隠されていることを知ります。
だから言ったよね?
タクスゼイアン……もとい、ネアンデルタール人の陰謀なんだよね。
信じるか信じないかはあなた次第❗(by 関暁夫)
……って感じですかね 笑
…ってこう、ストーリーだけ書いてくると(なんじゃこりゃ⁉️)なカンジですが、それでも心の中で(なんじゃこりゃなんじゃこりゃ)と呟きながらどんどんツツミ・ワールドに引き込まれ、あっという間に過ぎ去った1時間34分。……それも数々の伏線を回収せず残したまま(笑)まあ、「ケイゾク」の堤…いやもといツツミ監督作品なんで、それも想定内なんだけど。でもすでに「To be continued in PART 2」ってポスクレに出たので楽しみ。疾走感のあるカメラワーク、アニメとのドッキング、時折ブチ込まれるシュールで乾いたギャグ…とツツミ・ワールド満開ですが、特に笑ったのがラスト近く、佐藤二朗のご登場〜〜❗️何の役で出てきたのかは激しくネタバレになっちゃうんで控えときます(^_^;)…でも、あっと驚くサプライズで、もうヲタク、バカ笑いを禁じ得ませんでした(笑)いつもは佐藤二朗の芝居って(特に福田雄一作品)ニガテなんだけど(小声)、ツツミ・ワールドの佐藤二朗はまさに適役当たり役、もしかしたら彼の代表作になるんじゃないかな。PART2では飛躍的に出番増えるだろうし(ちょっぴりネタバレ 笑)
※ヒロイン栄李花を演じた岡エリカはじめ、栄李花の上司・趣美役の伊藤さゆり、栄李花の宿敵?にしてバディ立花役の高橋佳成ら、若手の清新な演技が光っていました。
PART1を見終わって、もしかすると「20世紀少年」ばりの、壮大な叙事詩の序章なのではないか……と思い始めましたよ。続きが気になる気になる。ツツミ監督、早くPART2作ってください❗️ヲタクも年取ってきて最近短気になってるんで^^;「スター・ウォーズ」でハン・ソロが固まっちゃった時とか、「アベンジャーズ」でヒーローたちが半分消えちゃった時みたいな思いはもうたくさんです(笑)
「ケイゾク」や「TRICK」、「SPEC」の世界観が好きな人には絶対おススメ❗️
ナゾの大学教授役の窪塚洋介(上)はサスガのインパクト強。秀才高校生役の窪塚愛流(下)との親子共演もミモノ。この角度から見ると、ホントお父さんにソックリだね。
★今日の小ネタ……ネアンデルタール人
現代日本人のゲノムには2〜3%の割合でネアンデルタール人のDNA配列が見られるそうですが、この作品は4万年前に日本にも彼らが生存していたという仮説に基づいています。そして非常に知的だった彼らのDNAを持つスーパーヒューマンが日本の歴史上繰り返し現れた……と。その好例が安倍晴明、平将門、岡本太郎に三島由紀夫って(^_^;)どーゆー基準で選んだんだろう(笑)