オタクの迷宮

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「スーパーマン」スクリーンXレビュー〜ニコラス・ホルト(レックス・ルーサー)無双❗️


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 相鉄線ゆめが丘駅前のシネコン「109シネマズゆめが丘」にて、スクリーンX版「スーパーマン」観賞。アメコミヒーロー映画はスクリーンXで観ることを決めているヲタクは、迷うことなくスクリーンX版を選択。IMAXの謳い文句じゃないけれど、まさに「作品の1部になる」没入感体験❗️ジェームズ・ガン監督による最新作「スーパーマン」は、リブート版 DC ユニバース(DCU)の記念すべき第1作目。早速あらすじを見てみましょう🎵

 

★「スーパーマン」あらすじ

クラーク・ケントの恋模様

 スーパーマンことクラーク・ケント(デヴィッド・コレンスウェット)はメトロポリスのデイリー・プラネット社で記者として活躍し、同僚の敏腕記者ロイス・レイン(レイチェル・ブロズナハン)と絶賛交際中😍(ロイスは既にクラーク・ケント=スーパーマンであることを知ってしまっている設定)

 しかし、大国ボラビアが隣の小国に攻め入ろうとしたのを、政府の承認なく阻止したスーパーマンの行動にロイスは懐疑的で、甘いはずのおうちデートも口論になることがしばしば……。

「正義のヒーローの彼女って……重い」(たぶんロイスの心の声^^;)

 

 そんなある日、彼は「ボラビアのハンマー」と呼ばれる謎の強敵に敗北、大怪我を負ってしまいます。しかし愛犬クリプト(クリちゃん、凶暴…もといやんちゃだけど、めっちゃかわゆす…LOVE)が彼を南極基地フォートレス・オブ・ソリチュードへ連れて行き、太陽エネルギーで回復させます 。

 

スーパーマンが石もて追われる身に。なぜ❗️❓️

 一方でSNSではなぜか、「スーパーマンの人類救済の行動はじつは地球征服を目論む懐柔策だ」という陰謀論がバズり、さらにはそれを裏付けるかのように、スーパーマンの両親の映像メッセージ〜「地球人は愚かで弱い存在であるから、クリプトン星人であるお前が指導者となって侵略せよ」〜がネットで拡散されます。スーパーマンのDNA認証無しでは再生できない筈の映像なのに……。果たしてそれは真実なのか、それともフェイクなのか❓️一瞬にして、世紀の英雄の地位から引き摺り下ろされ、政府の尋問対象となってしまうスーパーマン。そこには長年の宿敵レックス・ルーサーの大いなる陰謀が蠢いていました。

 

宿敵レックス・ルーサーが仕掛ける罠

 その財力と天才的頭脳で、大統領をはじめ政府官僚たちを繰るルーサーは、自ら作り上げた異次元監獄「ポケットユニバース」にスーパーマンを閉じ込め、あらゆるものを生成する異能を持つメタモルフォ(アンソニー・キャリガン)にクリプトナイトを生成させ、スーパーマンを無力化しようとします。絶体絶命の危機に瀕したスーパーマン。果たして彼はポケットユニバースから無事脱出することができるのか❗️❓️

 

 スーパーマンって、世界も、そしてアメリカ自身も自らを「世界の守護者」と明言して憚らなかった昔むかし……つまり、第2次世界大戦前の1938年(なんと100年近く前❗️)に生み出された古典的ヒーローなんで、ヲタク的には(なんで今さらスーパーマン❓️)って当初は思ったのね。「ジャスティスリーグ」のスーパーマンもキャラ確立されてなくてイマイチだったしなぁ……って(-_-;)

 

 しかし、そこはそれ手練れのジェームズ・ガン監督、スーパーマンの内面を決して「完全無欠な孤高のヒーロー」ではなく、悩んで、迷って、でも必要な時にはGFや仲間たち(時には犬 笑)に素直に頼ることができる等身大の青年として描いたことで、上手く現代に蘇らせたと感じました。今作のスーパーマンはけっこう愛嬌も可愛げもある。うん、いい傾向(笑)また、その「スーパーマンの愉快な仲間たち」のキャラも立ってて凄くイイんだな。何故かムダにオヤジギャグをかましまくるグリーン・ランタン(ネイサン・フィリオン)、キモかわゆい赤ん坊を連れてる「子連れ狼」っぽいメタモルフォ、ドライで毒舌なホークガール(イザベラ・メルセード)、ハイテクオタクでレックス・ルーサーと張り合うミスター・テリフィック(エディ・ガテギ)……。マーベルのはみ出しヒーローたちが「サンダーボルツ*」なら、DCは「ジャスティス・ギャング」ってか。

 

 あっそれから、ブラッドリー・クーパーカメオ出演❗️DCもマーベルに負けじと大物のカメオ出演に力入れるようになったわね(笑)みーんなイイ味出してます。


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※なんともキモかわゆいメタモルフォの赤ちゃんジョーイ。フィギュア欲しいなり。

 

 スーパーマンほどの正統派ヒーローでさえも、SNSによる印象操作やフェイクニュースの犠牲になってしまうストーリー展開、そしてクラーク・ケントとロイスが激論を交わすシーンからもわかるように、「正義とは何か」という根本的なテーマが提示され、この作品に単なるヒーローものではない深みを与えています。

 

 ★そしてこれからはオタクが語る推しの時間

 そしてそしてこれからは推しのニコラス・ホルトを語る時間。オタク語りがウザい人はここで読むのやめてね(笑)

 

 何かに取り憑かれたようにスーパーマンを追い詰める狂気(その迫力、「レオン」のゲイリー・オールドマンに通じるわ……うっとり)、野望が潰えた絶望の果てに頬伝う涙、そして何より、何もかも見通すかのような底しれぬブルーアイズ……。

 

ああもう、ニコラス・ホルトしか勝たん❗️(笑)

 

 ニコラスってね、「マッドマックス 怒りのデスロード」にしろ「女王陛下のお気に入り」にしろ「オーダー」にしろ「エカチェリーナ時々真実の物語」にしろ、ワルなのに、彼の演技を観ているうちにどこか憎めなくなって感情移入しそうになる役を演じるのが絶妙に上手いの❗️

 

 本人はクラーク・ケント(スーパーマン)役でオーディション受けたみたいだけど、振られた役はまさかのレックス・ルーサー(笑)ご本人は当然がっかりしたようですが、ニコラスあなた自分の魅力や演技力の活かし方をまだまだわかってない(笑)特にマーベルやDCUのアメコミヒーロー映画においては、相対するヴィランは闇の魅力に溢れ、圧倒的オーラを放っていなくてはならない……というのがヲタクの持論。「ダークナイト」でジョーカーを演じたヒース・レジャー然り、「バットマン・ビギンズ」でスケアクロウを演じたキリアン・マーフィー然り。ヒース・レジャーキリアン・マーフィーも伝説的とも言えるほどの演技力の持ち主。

 

 特にキリアン・マーフィーは当初バットマンのオーディションを受けていたけれど落ちて、代わりにヴィランスケアクロウことマッドサイエンティストのジョナサン・クレインにクリストファー・ノーラン監督からキャスティングされたの。彼は独特の青碧色の瞳をしていて、ノーラン監督に「彼はとても魅力的で稀有な眼を持っていて、僕はジョナサン・クレインが眼鏡を外しクローズアップするシーンを入れようと必死だった」と言わしめたほど。キャスティングの経緯と言い、不吉なほど美しいブルーアイズの持ち主であることと言い、今回レックス・ルーサー役を演じるニコラスとキリアン・マーフィーには様々な類似点があるように思えるの。ジェームス・ガン監督もクリストファー・ノーラン監督と同じような狙いがあったんじゃないかしら。


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※魅力的なヴィランの2大巨頭、「バットマン・ビギンズ」のキリアン・マーフィー(上)と、ニコラス・ホルト(下)

 

 ノーラン監督に認められ、スケアクロウ役をきっかけにスターダム街道を爆進したキリアン・マーフィー。今回「スーパーマン」を観て、ニコラスがさらにビッグネームとなり、第2のキリアン・マーフィーとなることをヲタクは確信したのであった(断言)

 

 レックス・ルーサー、DCUのリブート次作でもしぶとく復活してスーパーマンを翻弄して欲しいわ〜(パリピになってるスーパーガールはラストに登場したが…笑)何ならニコラス・ホルト主演のスピンオフいかがでしょう❓️ガン監督(笑)