オタクの迷宮

海外記事をもとにしたエンタメ情報から、映画・ドラマ・舞台の感想、推し活のつれづれまで── ヲタ視点で気ままに綴るエンタメ雑記ブログ。 今日もどこかで、ヲタクが迷走中。

王道を歩いて脇道で変態〜大人の再発見旅「国立西洋美術館」

 

 今日はなんと、50年ぶり❓️(⋯たぶん^^; 昔過ぎて定かではない)の国立西洋美術館へやって参りました。特別展は、世界で最も古い美術館の1つであるスウェーデン国立美術館収蔵の素描コレクション80点の展示です。


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★ゴメンね、宮本浩次さん

 国立西洋美術館といえば、あのル・コルビュジエ設計、世界遺産でもある建物の重厚な外観があまりにも有名ですが、ヲタクの視線はなぜかそこをチラ見しつつ、ロダンの「地獄の門」へ⋯⋯。ヲタクの熱烈推し、エレファントカシマシのフロントマン宮本浩次さんはル・コルビュジエ崇拝者だから、宮本ファンのはしくれとしてはこの端正な建物をもっとじっくり愛でるべきだとは思うんだけど、ホントごめんなさい宮本さん😭アラカンになってもピュア、汚れなき聖少年・宮本浩次とは違ってヲタクは、「地獄の門」に刻まれた、自ら犯した罪に悶え苦しみ煉獄の炎に焼かれる人間たちと悪魔が、蔓のように複雑怪奇に絡み合う姿に萌える変態なの(笑)


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ロダン渾身の大作「地獄の門

 

★ヲタクはギレルモ・デル・トロ的ケモノ道へ⋯⋯

 常設展の宗教画や特別展のブリューゲルに一心に見入る真面目人間のツレ(注・夫)を尻目に、ヲタクはどんどん脇道に逸れていきます(笑)

 

 まず目に止まったのは、エドワールド・コリール作「ヴァニタス 書物と髑髏のある静物」。

なぜ❓️どうして❓️こんなにフツーに(たぶん書斎の)机の上にドクロ💀やら本やら笛やら無造作に置かれてるの❗️❓️こ、怖すぎる⋯。

ネットで調べたところ、絵画におけるヴァニタスとは寓意的な静物画のジャンルらしく、人生の儚さを表現する髑髏に、「生」の象徴たる静物を配するのが通常パターンらしい。それにしてもシュールだわ、闇ってるわ(笑)


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★多毛症少女の肖像とマニエリスム

 新たに加わったコレクションとして、ラヴィニア・フォンターナ作「アントニエッタ・ゴンザレスの肖像」が❗️(写真撮影が許可されていない作品なので、残念ながら掲載はできませんが)フォンターナは16世紀後半から17世紀初めのイタリアで美術史上初めて画家として職業的成功を収めた女性。この作品で描かれているアントニエッタという少女は多毛症で、その愛らしい顔にはびっしりと黒い毛が⋯⋯。


 しかし当時(16〜17世紀)のイタリアにおいては通常とは異なるものを自然の驚異として崇拝する風潮があり、アントニエッタは宮廷で人気者としてもてはやされたんだとか。

 

んん❓️してみると、異形愛を極めてペイルマン(「パンズ・ラビリンス」)や半魚人(「シェイプ・オブ・ウォーター」)を産み出したギレルモ・デル・トロや彼の熱心な崇拝者であるヲタクは決して変態なぞではなく、当時イタリアで盛んになったマニエリスム的美意識の持ち主と言えるのでは❓️これからはヲタクのことをマニエリストと呼んで(笑)

 

★「蛙男」〜未知との遭遇


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 そしてそして極めつけは、ニコロ・レッラバーテ(1512〜1571 イタリア)作「蛙男」❗️⋯⋯これはアレね、蛙と言うよりむしろ、「シェイプ・オブ・ウォーター」のセクシー半魚人だわ。ギレルモ・デル・トロ監督に見せてあげたい。きっと喜んでくれるはず(笑)

 

 ル・コルビュジエの端正で荘厳な建物の中には、怪奇幻想にしてお耽美な異世界がどこまでも広がっていたのでありました、ぢゃん、ぢゃん❗️

 

注:本カテゴリーは「脱いだらスゴイ」大人の再発見旅です。
王道を歩いていたかと思えば、突如脇道で変態しますので要注意(笑)

 

今日の小ネタ⋯ギレルモ・デル・トロが産み出した異形の者たち


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※聾唖の女性(サリー・ホーキンス)と恋に落ちた半魚人(左⋯「シェイプ・オブ・ウォーター」)、いたいけな少女を悪夢に引き摺り込むパーン(右上)とペイルマン(右下)(「パンズ・ラビリンス」)


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※館内のカフェ「すいれん」は、緑濃い静かな空間。ひとり旅らしき外国人観光客の方も、めいめいに寛いでいらっしゃいました。