横須賀芸術劇場に隣接した小ホール「ヨコスカ・ベイサイド・ポケット」にて、横須賀ジャズドリームスの一環として、若き俊英ジャズピアニストの壷阪健登さんとベーシスト&ヴォーカリスト石川紅奈さんのユニット「soraya」のライブ鑑賞。
お二人共ジャズ畑の出身(壷阪さんはバークリー音楽院を首席で卒業され、石川さんは国立音楽大学ジャズ専修科卒業)。本日披露して下さったオリジナル曲〜「LUCY」、「小さくさよなら」、「風の中で」、「BAKU」など〜は、美しく叙情的なメロディラインに即興的なジャズセッションを織り込んだ独自性のあるもので、大変聴きごたえがあるものでした。
いちジャズファンのヲタクとしては、今日のセトリの中ではやはり、ジャズのスタンダードナンバーであるビリー・ホリデイの『Good Morning Heartache』と、シーラ・ジョーダンの『Little Song』が1番印象に残っているかな。まずもって、2曲とも壷阪さんの曲の解説が素晴らしかった。
『Good Morning〜』は、物語の起承転結に対応して、小節を4つのセクションに分けるAABA形式(Aメロ x2、Bメロ、Aメロ)のお手本のような作品だそうで。消し去ろうとしても消し去ることのできない心の痛み。しかしそれと付き合っていると、この痛みこそが自分を最も理解している存在なのでは❓️と思えてくる不思議。一方、『Little Song』を歌ったシーラ・ジョーダンとはバークリー音楽院留学時代ひょんなことからご縁があり、ご自宅に招かれたこともあったとか❗️ユーモアを交えた柔らかな語り口で、優しく誠実なお人柄が偲ばれます。
そしてまたねぇ、石川紅奈さんの、かつての大貫妙子を思わせる透き通るような歌声が、ビリー・ホリデイやシーラ・ジョーダンとは全く違う独自の世界観を形成していて。特に『Good Morning〜』の、石川さんの囁くような最後のフレーズ(Good Morning Heartache………Sit down おはよう、傷心さん。さあ、そこにお座りなさいな)はあまりにも魅力的すぎて背筋ゾクゾク(笑)
幕間には、sorayaの大ファンだという練馬区の珈琲店「すずめ珈琲」さんが横須賀まで駆け付け、珈琲と焼き菓子を販売。その名も、彼女たちの歌を聴きながら挽いた……という「soraya ブレンド」❗️(笑)ヲタクはアイス珈琲を頂きましたが、冷えてもなお香り立つ「sorayaブレンド」、優しさ・柔らかさの中に芯の強さを秘めたお二人に相応しい逸品でございましたことよ。(ヲタクのツレは、横須賀名物🍸️「ヨコスカブラジャー」〜ブランデーとジンジャーエールのカクテル。「飲むブラジャー」とはこれいかに(笑)〜を飲んでましたが ^^;)
ステキな歌声と美味しい珈琲☕……そして、ヨコスカの夜は更けていくのでありました。