オタクの迷宮

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🇯🇵バブル期、夫は会社で倒れ、私はワンオペで発狂寸前──高市総理「働いて働いて働きます」に思うこと

 

高市総理の「働いて働いて働きます」に、昔の私がうなずいた理由。

 

バブル絶頂期(1986〜1991年)

 円高対策で金融緩和しまくって資金が株と土地に流れ込み、不動産と株価が異常に高騰。東京の土地の総額がアメリカ全土より高い、なんて冗談も本気で言われた。

海外では「日本企業がハリウッド映画会社を買いまくる(コロンビア=ソニーなど)」時代。


そんなバブル期を戦った世代だからこそわかる、
“働く”って何のため?
“豊かさ”ってどこにある?
笑いと涙で振り返るリアル昭和母ちゃん物語──。


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あの頃、テレビではジュリアナ東京の扇子が舞い、OLさんがボディコンで踊ってた。
「景気がいい!」「給料が上がる!」「日本は世界の頂点!」──そんなニュースが流れてたけど、
会社では夫がトイレで倒れてた(^_^;)

 

💼「24時間働けますか?」がガチだった時代

 夫は当時、パーキングシステムの技術開発部。
残業月に100時間なんて当たり前、三日三晩会社に泊まり込み。
「仮眠室」なんて洒落たものはなく、会議机を並べて寝袋ひとつ。
結婚したばかりで娘が生まれたばかりだったけど、家に帰ってくるのは週に1度。
それも、顔色が蛍光灯みたいに青白い(笑)。

 トドメはある日、会社のトイレで倒れて救急搬送。電話越しに死にそうな夫の声を聞いた私の絶叫、今でも近所の人が覚えてるかもしれない😂

 

👶ワンオペ育児という名の“精神修行”

 こっちはこっちで、寝不足+孤独+初めての育児。当時は「イクメン」なんて言葉、影も形もなし。泣き止まない赤ん坊を抱えて深夜のNHK時報を聞くたび、「ピッ、ピッ、ピッ、ポーン」で今日が終わってた😭

 

 経済が右肩上がりでも、私のメンタルは常にストップ安。でも不思議なもので、人間って笑い飛ばすと生き延びられる。
「ミルクの温度より、自分の体温が先に上がる」とか、
「夫より先に倒れるわけにいかん」とか、変な使命感で地獄の時期を乗り切った(笑)。

 

🗻「資源がない国だから、俺たちが働くしかない」

 が夫の口ぐせ(^_^;)
「資源も何も無い、ほとんどが山の日本では、俺たちが懸命に働くしかないんだ」って。今はすっかりいいおじいちゃん、料理が趣味の夫だけど、その言葉は、今も胸に残ってる。

 

 あの時代、誰もが「自分がこのニッポンを支えてる」って本気で思ってたんだよね。
馬車馬みたいに働くことが誇りであり、愛国心だった。

 

 今でもその気持ちは変わらない。もうすぐ古希を迎えるヲタクだけど、夫が定年で家庭に入り、「主夫」になってくれたから、今ではヲタクがハケン代行の仕事で外に出てる。身体が動くうちは、そして夫が家庭を守ってくれるうちは一生働くつもり。もちろん昔の夫みたいにぶっ倒れるまではやらないけど(笑)

 

💬「働いて働いて働きます」に重なるもの

 最近、高市総理が「働いて働いて働きます」と言っていたけど、あの言葉を聞いたとき、私はバブル期の自分たちを思い出した。
単なる根性論じゃなくて、
「国民が少しでも安心して暮らせるように、私たち政治家が犠牲になってニッポンの礎になる」という覚悟。政治家としての責任感を超えた、国の母のような決意を感じたの。

 

🌸豊かさとは、誰かが笑っていられること

 今の娘夫婦を見ていると、義理の息子はちゃんと土日休んで、たまに有休を取って、孫(中1)の授業参観にも行く。それを見てるとね、「日本は、いい方向に変わったな」と思うのよ。

国が豊かでも、家庭が壊れてたら意味がない。
GDPが上がっても、心が疲弊してたら幸せじゃない。
真の豊かさって、「誰かが笑っていられる時間を守ること」なんじゃないかって、今なら思える。


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💖おわりに

 あの頃、夫は倒れ、私は泣き、でも「なにくそっっ」って笑って生き延びた。
そうして積み上げてきた日々が、
今の日本の土台になってると思えば、悪い人生じゃなかったかな(笑)。

 もしこれから日本がもう一度立ち上がるなら──
「働いて働いて働きます」という言葉が、
誰かの犠牲ではなく、誰かを想う優しさでありますように。