WOWOWオンデマンドにて、BBCのミステリードラマシリーズ『埋もれる殺意 3年目の悔恨』(シーズン6)鑑賞。過去の未解決殺人事件(コールドケース)を掘り起こし、優れたチームワークで解決に導く、地味だけれど緻密なストーリー構成を誇る『埋もれる殺意』シリーズも、早やシーズン6(遠い眼)。シーズン1から夢中で見てきたヲタクですが、いやいや月日が経つのは早いですねぇ…。
シーズン4のラスト、主役でありドラマの象徴でもあったキャシー警部(ニコラ・ウォーカー)が衝撃の事故死😭大人気シリーズももはやこれまでか…と思いましたが、すぐにまさかのシーズン5が放映されたのにビックリ🫨大人気だったニコラ・ウォーカーさん降板のウラには何かオトナの事情があったんかな。(ニコラさんは『海上警察アニカ』で、ボートぶっ飛ばして現在奮闘中 笑)シーズン5で新たに登場したリーダーのジェシカ(通称ジェス…シニード・キーナン)は未解決事件には興味ないわ、気性がキツくていつも仏頂面、キャシーの相棒だったサニー(サンジーヴ・バスカー)がさんざん引っ張り回される展開に😅なんだか『埋もれる殺意』らしさがなくなっちゃったなあ…と思っちゃったの。地道な捜査と群像劇の積み重ね、そこから生まれる静かな衝撃――それが薄れてしまった印象で。
今回のシーズン6は見ようかどうしようか迷ったんだけど…。

見て正解だった❗️『埋もれる殺意』シリーズらしさ、戻ってきてたよ(嬉)
ジェスもヤル気出してきたし(笑)
★今回のあらすじは…
ロンドン郊外のホイットニー湿原で発見されたバラバラ遺体。それは、ロンドンでパブや主に移民対象のアパートを数軒経営するジェラルド・クーパーという中年男性のものでした。彼はコロナ禍のロックダウンでパブの経営が立ちいかなくなり、多額の借金を抱えていたため、2021年に失踪、テムズ川に投身自殺した…と判断され、捜査が打ち切られていたのです。
ビショップ署のメンバーが捜査を進める中、ジェラートの妻ジュリエットが語る「理想の夫像」とはうらはらに、ジェラルド本人は浮気性で吝嗇家、しかも陰謀論を信奉するような極右思想に傾倒していことが明らかになり…❗️
★シーズン6の見どころ
シーズン5では、ビショップ署の新たなリーダー、ジェスのプライベートライフ語り❓️(しかも、夫がジェスの実の妹と不倫しちゃったという救いがたい展開)に時間が割かれてしまい、ミステリーの醍醐味が薄れた感があったのですが、今回はちゃんと軸足戻ってます(笑)ビショップ署のメンバーが進めていく捜査の進捗状況と並行して、被害者の関係者たちの現在と過去が描写され、それが次第にジグゾーパズルのようにハマっていって、事件の全容が明らかになる…という『埋もれる殺意』ならではの独特の展開が、ヲタクは大好きなの😍カタルシス、ハンパない。
★社会派ミステリーとしての側面
また、『埋もれる殺意』シリーズのもう一つの特徴である、社会派ミステリーとしての側面もバッチリ❗️
今作でも、大学で歴史の講師を務める被害者の妻ジュリエット(ヴィクトリア・ハミルトン)が、参考資料として挙げた書物が白人が書いたものばかりだというそれだけの理由で、ブラック・ライブズ・マター(BLM)運動に傾倒する女子学生(しかも白人❗️)から謝罪を強要される場面や、アフガニスタンからの不法移民が「英国は俺たちを騙したんだから、俺たちがこの国に来てこの国の法律を破っても問題ないんだ」と叫ぶ場面等は、今英国が抱える深刻な問題を浮き彫りにしています。
そしてさらに、このシリーズが巧いなぁ…といつも思うのは、これらの問題を「主張」ではなく「事件の背景」として自然に織り込んでいる点。
★今作のゲストにはあのヴィクトリア・ハミルトンが

毎回ゲストの豪華さでも評判になる『埋もれる殺意』シリーズ。今回のゲストの中でも特筆すべきは、英国のトップ女優ヴィクトリア・ハミルトン❗️日本の視聴者の方々の中には、「同じくBBCの長寿ドラマで、英国俳優総出演と言っても過言ではない『ザ・クラウン』シーズン1・2で、エリザベス皇太后を演じていたお方ですよ」と言えば、(ああ、あの…)と思われる方もいらっしゃるのでは❓️
元々は舞台出身で、ローレンス・オリヴィエ賞、アメリカに進出してトニー賞など、栄えある賞を総ナメにした名女優。『埋もれる殺意〜3年の悔恨〜』でも、夫との亀裂に悩み、強すぎる母性ゆえに、かえって1人娘や自らを抜き差しならない袋小路に追い詰めてしまうという、複雑な女性像を見事に演じきっています。
★シーズン7も制作決定
早くもシーズン7が制作決定で、長寿ドラマになる予感しかない『埋もれる殺意』シリーズ。
シーズン7では、ご主人との関係が好転してるといいね、ジェス。…でもねぇ、いくらご主人が浮気者のクズ夫で許せないからと言っても、彼の携帯こっそり見るなんてことしちゃダメよ。家庭は捜査の現場じゃないんだからね(笑)……だけど、「鉄の女」に見えたジェスも実は、『埋もれる殺意』にふさわしい人間臭いキャラだったんだな…と感じさせてくれるシーズン6でした😆