年末恒例🎬
2025年、ヲタクの心を持っていった映画たち。
成功も、美しさも、理想も──そこからこぼれ落ちた人間たちの物語に、2025年の私は何度も心を撃ち抜かれた。
洋画ベスト10、今年も本気で選びました❗️
◆第10位 『スーパーマン』

アメコミオタクが選ぶ、今年のDCユニバースぶっちぎりの1本。なぜぶっちぎりかと言えば、スーパーマンの宿敵レックス・ルーサーを、従来のマッドサイエンティストではなく、「行き過ぎた理想主義者」として人間味溢れる人物像に造型したニコラス・ホルトがあまりにも素晴らしく、今年のDCユニバースを1段引き上げたからです。
◆第9位 『サンダーボルツ*(ニュー・アベンジャーズ)』

本年度DCぶっちぎりが『スーパーマン』なら、MCUぶっちぎりはコレ❗️落ちこぼれのワルたちが一発逆転、世界を救うための大勝負に出る。いつもクールに決めてる😎ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)が、メタルアーム(義腕)をスポッと抜いて食洗機で洗うお茶目な場面は、アメコミ映画史上1、2を争う名シーンです(いや、ホント 笑)
◆第8位 『ナイブズ・アウト ウェイク・アップ・デッドマン』

現代版アガサ・クリスティ『ナイブズ・アウト』シリーズの第3作。主人公の名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)が益々イケオジぶりを発揮。一方、色と欲が蠢く現代社会で、神の使いとして、信仰と倫理の担い手役を全うしようとする神父役ジョシュ・オコナーの演技が秀逸。
◆第7位 『落下の王国』

幻の名作(怪作❓️)が4Kスクリーンで堂々復活❗️主人公を演じたリー・ペイスの堂々たる体躯が、極彩色の万華鏡的世界に映える。ターセム・シン監督の、体を張って映画という「落下の王国」の黄金時代を築き上げた先達(バスター・キートンやハロルド・ロイド)に対する深いリスペクトが胸を打つ。
◆第6位 『ワン・バトル・アフター・アナザー』

カッコ悪いレオナルド・ディカプリオにも萌え(笑)愛する娘のため、チキンな父ちゃん震えながら❓️立ち上がるの巻。貧富の差、銃社会の恐怖-------鬼才ポール・トーマス・アンダーソン監督が、乾いた笑いの中に「アメリカの今」を抉り出す❗️
◆第5位 『ブラックバッグ』

スパイ夫婦(ケイト・ブランシェット✕マイケル・ファスベンダー)、究極の心理戦。たとえ夫婦でも恋人でも、騙し合い、裏切り合い、殺し合うスパイ同士のリアル。海外の認知戦、情報戦はここまで来ているのか--------❗️得体の知れない恐怖が私たちを襲う。
◆第4位 『フォーチュン・クッキー』

「どうしようもなく、幸せになりたい」アフガニスタン移民のヒロイン(アナイタ・ワリ・サダ)の、切実な叫びに涙が止まらない😭今もアフガニスタン脱出時のトラウマに苦しむ、彼女の傷ついた心を癒す誠実なアメリカ青年(ジェレミー・アン=ホワイト)、はっきり言って最高(笑)
◆第3位 『バード ここから羽ばたく』

胸に染みるヒューマンドラマが続きます。世界は美しい、たとえそこに過酷な現実が待っていたとしても。英国の貧民街で、力強く「今」を生き抜く少女の、ある夏の1ページ。ヒロインを演じたニキヤ・アダムスの衝撃のデビュー作。父親役を演じたバリー・コーガンは、あの大作『グラディエーター2』を蹴ってこの作品を選んだ。
◆第2位 『顔を捨てた男』

たとえ顔を変えても自分からは逃げられない、「違う人間」にはなれない──。セバスチャン・スタンが主演&製作総指揮を務めた、自己肯定の難しさとルッキズムを鋭く抉るA24心理スリラーの傑作。セバスタはこの作品の神演技で、見事ベルリン国際映画祭&ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞をW受賞。
◆第1位 『ANORA アノーラ』

ストリップダンサーで稼いでる私だけど、シンデレラを夢見て何が悪いの❗️❓️
その性的魅力で社会の底辺からのし上がろうとするアノーラ(マイキー・マディソン)ですが、その行く手には様々な障害が待ち受けて…。格差社会の壁を体当たりでブチ破ろうとするニューヒロイン誕生に、拍手を送らずにはいられない。社会的弱者たちに向けるショーン・ベイカー監督の視線が、限りなく温かい。
★2025年の洋画〜総評
こうして改めて見てみると、2025年はヲタクにとって、「成功/理想/美しさ」からこぼれ落ちた人間を描いた作品、そして世界の今、世界のリアルを描いた作品に、強く心を掴まれた一年だったような気がします。
心を揺さぶられた映画たちと、2026年も誠実に向き合っていきたいと思います。