オタクの迷宮

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年末恒例🎬2025年 ヲタクの心を撃ち抜いた映画ベスト10(邦画編)

年末恒例🎬
2025年、ヲタクの心を鷲掴みにした映画たち。

洋画が「世界の今」を映すなら、邦画は「この国の深層」を映す鏡。
2025年、日本映画が突きつけてきた痛みと誇りを、本気で選びました。

 

第10位 『ゆきてかへらぬ』

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知の巨人・評論家の小林秀雄岡田将生)と、夭折した天才詩人・中原中也木戸大聖)。そして、その2人に愛された女優・長谷川泰子広瀬すず)。3人の間に展開する、摩訶不可思議な恋愛模様を描いた作品。広瀬すずの爛熟した魅力、岡田将生のクズっぷりが、まるで麻薬のように観ている私たちを侵食する。

 

第9位 『盤上の向日葵』

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 過酷な境遇から這い上がった天才棋士の光と翳を繊細に演じ切った坂口健太郎。大ベテランの渡辺謙とがっぷり4つに組んだ大熱演は、もはや単なる「イケメン俳優」なんて呼ばせない❗️

 

第8位 『おい、太宰』

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 昭和5年にタイムスリップ、太宰治松山ケンイチ)とその恋人・矢部トミ子(小池栄子)の心中を必死で止めようとする現代のサラリーマン(田中圭)。観ている私たちには天国、演じる役者には地獄の全編ワンカットコメディ。やっぱり三谷幸喜は日本コメディ映画の帝王❗️

 

第7位 『8番出口』

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 地下道という「密室」に閉じ込められた主人公(二宮和也)が、その無限ループの恐怖から脱出しようと悪戦苦闘する、不条理なサバイバルホラー。ニノの卓越した演技力も相まって、酸欠になりそうな圧迫感が観客を襲う。

 

第6位 『遠い山なみの光

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 1980年代のイギリスと終戦直後の長崎を行き来しつつ、被爆した人々の痛み、当時の日本の混乱の中で必死で生きる女性たちの姿、そして平和への切なる願いを郷愁に込めて、しかも幻想的に描き出した佳作。ヒロイン3人(広瀬すず二階堂ふみ、吉田羊)の佇まいが美しい。カズオ・イシグロの同名小説の映画化。

 

第5位 『(LOVE SONG)』

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  「BL映画」というステロタイプのレッテルを貼るのが恥ずかしくなるくらい、主役の2人がピュアで真っ直ぐで⋯。異国の地タイを舞台に、ひたすらにお互いを思いやる様子が胸を打つ。何より、W主演の森崎ウィン向井康二の清冽な魅力が見どころ。

 

第4位 『爆弾』

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 誰にも気にも留められず、誰にも愛されなかった男が、冷たい世間に放った「爆弾」と言う名の「慟哭」。「日本の『ジョーカー』」とも言うべき主人公「スズキタゴサク」を演じた佐藤二朗の怪演が凄まじい。

 

第3位 『悪い夏』

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 市役所の生活福祉課に勤務する真面目で気弱な青年(北村匠海)が、ふとしたきっかけから生活保護受給者のシングルマザー(河合優実)と関わりを持ち、闇落ちしていくノワールミステリー。主役2人はもちろん、共演の窪田正孝伊藤万理華も強烈な印象を残す。随所にシニカルなユーモアも。

 

第2位 『愚か者の身分』

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 幼少期の虐待、貧困、家族の病気……様々な理由から、半グレ組織の手先になって、戸籍の売買という「愚か者」の犯罪に手を染めていく若者たち。しかしそんな境遇でも、どこか純な心を失わない主役の青年を演じた北村匠海は、間違いなく日本演劇界若手のフロントランナー❗️

 

第1位 『国宝』

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 これはもう改めて語る必要もないでしょう。公開後半年で、邦画史上最高の興行収入を記録した、ストーリー、演出、キャスティング、演技アンサンブル……全てが完璧に構築された、歴史に残るであろう超大作。

 

 ヲタクは『国宝』を観て、久しぶりに「日本映

画に育てられてきた自分」を誇らしく思いました。

 

2025年〜邦画総評

 こうしてみると、貧困、社会の格差、制度の欠陥、歴史、伝統、そして日本人としての誇り----------

日本映画が突きつけてきた様々なテーマに心揺さぶられた1年だった気がします。

 

 2026年も、そんな映画たちと誠実に向き合っていきたいと思っています。