オタクの迷宮

海外記事をもとにしたエンタメ情報から、映画・ドラマ・舞台の感想、推し活のつれづれまで──観て、感じて、考える。ヲタ視点で気ままに綴るエンタメ雑記ブログ。今日もどこかで、ヲタクが迷走中。

日本を誇ることは、思考停止じゃない

「日本は最悪だ」と言う人たちは、ではどこの国が最高で、日本のどこがそれより劣っていると思っているのだろうか。

 

武井壮さんのXポスト

日本は最悪だ、と言う人たちはさ
どこの国が最高で、日本のどの辺と比べてそこがいいと思うの?
地球全土見回しても日本より過酷な環境の国の方が多いと思うんだけどねオレは
日本が最悪だ、なんてのは他の国のことほとんど知らないだけだと思うんだけどな

がバズっております。

 

 賛同の意を表する若い人が沢山いたことに、ヲタクはなんだかホッとしています。なぜなら、昔むかしヲタクが子供の頃には「日本が好き」「日本を誇りに思う」なんて口にしたら白い眼で見られる時代だったから。いや、ホント(笑)

 

 ヲタクの父は海軍兵学校の学生だった18才の時に岩国分校で終戦を迎えました。日本の勝利を信じ、「本土決戦」を覚悟していた学生たちにとってそれは青天の霹靂でした。中には将来に絶望して、自ら命を絶った方もいらしたとか⋯。

 

 父は高専に入り直して無線士1級を取得、海上保安庁から海上自衛隊に進みました。防衛庁(その頃はまだ省じゃなくて庁だった)勤務時代はしょっちゅう全学連の座り込みやデモがあり、帰宅もままならなかったようです。

 

 ヲタクはヲタクで中学の時、授業中社会科の先生に「自衛隊憲法違反」って言われて、家に帰って悔し泣きしたことを覚えています。海兵から帰京する途中、汽車が広島に止まって市中被爆し、皮膚がんに苦しみながら命を賭して日本のために頑張ってるのに⋯って。ヲタクかなりのファザコンだったから(笑)

 

 そんなヲタクも、※「これからの時代は英語が必須だよ」っていう父のアドバイスに従って大学の英文科に入り、当時教授でらした渡部昇一先生に出会って、先生の独自の歴史観、語学観に目からウロコ⋯の衝撃を受けました。

※「英語は敵国語」であるとして英語の授業を禁じた陸軍士官学校に反して、海軍兵学校では終戦まで英語教育が継続されました。政府から英語禁止を命じられ、井上成美校長が「一体何処の国の海軍に、自国語しか話せないような海軍士官がいるか。いやしくも世界を相手にする海軍士官が英語を知らぬで良いということはあり得ない」と撥ねつけたエピソードは有名

 

 先生から「外国語、外国文化を学ぶことによって日本人のアイデンティティを確立し、日本人の誇りを持って、日本をさらに良い国にしていくことが大事」だと教えて頂き、心が救われたんです。父の人生を、そして娘である自分自身を否定しなくてもいいと分かったから。もっと胸を張って生きていこうって。

 

 武井壮さんもお仕事で世界中を飛び回っているからこその発言でしょうね。渡部昇一先生と同じ視点なんです。決して狭量な島国根性愛国心ではない、「世界の中の日本」として捉え、良い点は益々伸ばしていく、足りない点は磨いていく。それが本当の愛国心だと思う。

 

 大学生の間ではカラオケの締めに「君が代」を歌うことが流行っているのだとか。時代も変わったなぁ。ヲタクの学生の頃は卒業式に「君が代」を歌うのをボイコットするのが流行りだった😅——それだけ“日本を語ること”がタブーではなくなった証なのね。

 

 若い人たちが「いろいろあるけど、日本に生まれて良かった。もっと良くしていくには、どうしたらいいんだろう」って言える未来にしていきたい。去年古稀を迎えたヲタク。とりあえずは若い人たちに負担かけないためにいまだに現役で働いてる。身体が動くうちはね。父が75才まで働いてたから、まずはあと5年は働いて父を超えることが目標(笑)

 

 折しもあと1週間後に衆院選がある。自分が住む国を良くするため、私たちがとれる行動は、民主主義国家においてはこの1票を投じることだけ。だから、考えて、判断して、行動しよう。

 

 日本を誇るとは、目を閉じることじゃない。
目を開いたまま、この国の未来を考え続けることだと思うから。