
今年はマリリン・モンローの生誕百年。
彼女のバースデイである6月1日、女優としてデビューした米カリフォルニア州パームスプリングスに、なんと1000人以上のファンが集まったそう。そして全員が、マリリンの代名詞「プラチナブロンド」ヘアにサングラス、背中が大きく開いた白いドレス姿❗️(彼女の名を世に知らしめた映画『七年目の浮気』の衣装ですよね😉)

※映画『七年目の浮気』の有名過ぎるワンシーン。マリリン自身は覚悟の上で臨みましたが、当時の夫ジョー・ディマジオが激怒、後の離婚の原因になったと言われています。

※ファッションアイコンとしてのマリリンのプライベートファッションは当時の若い女性たちの憧れの的。今見ても全く色褪せませんね。
「モンローは私にとってかけがえのない存在です」「私がつらかった時期に、彼女が何度も助けてくれました」
-------イベントに参加したファンの声より
36歳という若さで没した彼女ですが、死後半世紀以上経った今でも、世界中で愛され、親しまれているマリリン。
彼女はしかし、ただ可愛くて歌や演技が上手いセックスシンボルではありませんでした。マリリンの代名詞であるプラチナブロンドで肉感的な、「ブロンドボムシェル(金髪美女)」は、ハリウッドで頭角を現すために彼女が苦心の末セルフプロデュースしたもの。(元来彼女は赤毛で、絶え間ないブリーチのため、後年は地肌がボロボロになったと言われています)
腰を振りながらのモンローウォークやウィスパー・ヴォイス、半開きの目や唇で、当時ハリウッドの映画界で性搾取の対象だった「金髪美女」のイメージを逆手に取り、50年代ハリウッドという巨大な男権社会に果敢に挑戦し続けたジャンヌ・ダルク。マリリン・モンローこそがまさにその人だったのです。(自身のキャリアやギャラを搾取する所属スタジオと対立、女性で始めて個人プロダクションを設立したのもマリリンでした)
生誕百年を迎える今でも、スクリーンの中で永遠の輝きを放つ不世出のアイドルであり、大女優でもあったマリリン・モンロー。今日は「マリリン・モンローの映画って見たことないワ」という「オタクの迷宮」若い読者さんのために「オタクが選ぶマリリン・モンローの名作映画ベスト3」をご紹介しましょう❗️
第3位 『バス停留所』(1956年)

いわゆる「ブロンドボムシェル」からの脱却を試行錯誤していたマリリン。アクターズスタジオに通って「メソッド演技」を習得後、演技派女優への転身を図った作品。ハリウッドスターを夢見ながら、場末の酒場で歌うシェリー(マリリン)。そんな彼女に一目惚れした純朴なカウボーイの強引すぎる求婚に戸惑いながらも、次第に心を開いていく複雑な女性心理を、哀愁に満ちた繊細な演技で巧みに表現しました。

アメリカ南部特有の方言も、特訓を重ねた末見事にマスターしています。(あれ❗️❓️マリリン・モンローってこんなに演技が上手かったっけ❓️)って思う人もいるはず。ハリウッドを目指しながらも芽が出ない酒場の歌手…っていう設定なので、この作品中のマリリン、わざとヘタに歌ってますね(笑)
第2位 『王子と踊り子』(1957年)

1910年、ジョージ5世(エリザベス2世のお父上。映画『英国王のスピーチ』でコリン・ファースが演じましたね)の戴冠式のため英国を訪れたカルパチア王国のチャールズ大公(ローレンス・オリヴィエ)。レビュー劇場で気に入った踊り子エルシー(マリリン・モンロー)を大使館での晩餐に招待します。渦巻く政治的陰謀の中で神経をすり減らす大公は、天真爛漫で真っ正直なエルシーに惹かれ、2人の間には真実の愛が芽生えますが…。
イギリス演劇界の最高峰であり重鎮であるサー・ローレンス・オリヴィエ。今作では監督と主役を兼任しましたが、台本に忠実で動きも計算された「伝統的な技術重視」のスタイルに最後までこだわったと言われています。一方、モンローは自身の感情や過去の経験から自然な演技を引き出す「メソッドアクティング(リー・ストラスバーグに師事)」を重んじており、即興的で自由自在な感情表現を追求したため、現場で2人は激しく対立したそう。
作品中では息もぴったり、まるで本物の恋人同士にしか見えなかったオリヴィエ卿とマリリンですが、裏ではそんな葛藤が繰り広げられていたなんて------。
でもね、ヲタク思うに謹厳で伝統を重んじる大公役のオリヴィエ卿が英国舞台の伝統的な演技法を用い、天衣無縫な踊り子エルシーをマリリンが感情豊かにメソッド・アクティングで演じる------。それぞれの役にぴったりな演技法で、お互いそんなに目くじら立てるほどのものではなかったような気がするけど…(笑)
第1位 『お熱いのがお好き』(1959年)

これはもう断トツの1位ですね❗️ヲタクもう、この映画10回くらいリピしてます(笑)
アメリカ禁酒法時代。マフィアに追われて女装し、フロリダ興行に向かう女性だけの楽団に潜り込んだバンドマン2人(トニー・カーティスとジャック・レモン)。そこには億万長者との結婚を夢見る歌手のシュガー(マリリン・モンロー)が居て--------。
何しろお相手は不世出の喜劇俳優でありお笑いモンスターのジャック・レモン❗️彼相手にマリリンは一歩も引かず、コメディで最も難しいとされる「コミック・タイミング(コメディ特有の間(ま)の取り方)」も完璧にこなしてみせます。リー・ストラスバーグの薫陶のおかげか、彼女のメソッド演技が十二分に発揮された作品で、ともすれば鼻につきがちな玉の輿狙いのゴールド・ディガー役が、マリリンにかかればアラ不思議、「(純粋に)愛されたい、幸せになりたい」と願う女子の代表に見えて、いじらしくなっちゃいます😅

※移動中の寝台列車で酒盛り(禁酒法時代なのに😅)するシーンの、マリリンとジャック・レモンの掛け合い(写真上)が何しろ最高❗️何度見ても笑い転げちゃいます。
この辺りが、男性ばかりでなく女性にも絶大な人気を誇る所以でしょうか。ヲタクはね、映画のマリリンを観ていると、その柔らかな笑顔に癒されると同時に、その笑顔の裏に、彼女自身がどうにもならない淋しさや孤独感を隠し持っている気がして、スクリーンの中に飛び込んで行って
大丈夫よ、マリリン❗️あなたは演技も素晴らしいしこれからもっともっと大きくなれる。心配しないで。
って、ぎゅっと抱きしめたくなるの😅
--------だってスクリーンの中の彼女は、自分が傷ついても、孤独に苛まれても、その一方でいつも誰かを幸せにしたいと願っているように見えるから。
私生活では必ずしも幸せだったとは言い難く、36歳の若さで自らその生涯に幕を下ろしたマリリン・モンロー。

しかし、死後半世紀以上経った今でも、彼女の天使のような笑顔は、多くの人に勇気と希望を与え続けている-------。
美の秘訣は、常に笑顔でいること。
人生は美しいものであり、笑顔でいられる理由がたくさんあるから。--------マリリン・モンロー
3作品ともU-NEXTやAmazonプライムビデオなど、配信で鑑賞できます。この機会にぜひ❗️