オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・コンサート鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログです。

中村倫也主演『人数の町』


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  キノシネマ横浜みなとみらいで、映画『人数の町』鑑賞。衆知の通り、2017年に木下グループが開催した第1回新人監督賞の準グランプリを受賞した作品。脚本・監督は、本作品が初の長編映画だそうですが…。

いやぁ、面白かったっす❗

ワンシチュエーション映画の秀作ですね。こういう新しい、若い才能にチャンスを与えるってスゴイことだ❗日本映画界を元気にする試み、キノフィルムズばんざい❗

 

  借金で首が回らずボコボコにされた人生崖っぷちの男(中村倫也)は、通りすがりの奇妙な男から「君はここでは居場所がないんだね。何からも自由になれる美しい町に行かないか」と誘いを受け、ついふらふらと話に乗ってしまいます。行き着いた先は、時折住人たちと簡単な「仕事」をするほかは衣食住が保証される町。住人たちは一様に「デュード」と呼ばれ、区別されるのは住んでいる部屋の号室だけ。しかし彼らはその生活に一片の疑問すら持たず、毎日を享受し、その場限りの乱交を繰り返していました。まるで現代のソドムの市であるかのように…。(『岬の兄妹』の松浦祐也氏が、またもや毒々しい怪演を見せてくれます)

 

  中村倫也の、生きることのやるせなさ、切なさ、哀しさを滲ませたヒトミにヤられたわ(笑)人生に対して投げやりだった彼が、行方不明になった妹を探して「町」にたどり着いた女性(石橋静河)と出逢ったことから、次第に変化していくその表情にも。「町」の生活に疑問を抱き始めた彼と彼女がこれからどんな道を選ぶのか、サスペンスタッチでストーリーが展開していきます。果たして彼らの運命は❓そして「人数の町」の真の正体とは…❓

 

  ミステリーの底に、今世界が直面している社会の分断や格差、差別の問題が見え隠れします。そして、それに対する、一般的には良しとされている解決策への、荒木監督の強烈なアンチテーゼがあるような気がするんですよねぇ…。感情を無くしてしまったかのような中村倫也が、映画の中でたった一度だけ、激して感情を爆発させる場面があります。彼が何に傷つき、何に怒ったのか❓ヲタクが最も心に刺さった場面。

皮肉で意外なラストにも注目❗

 

…って、げげげ、キノシネマみなとみらいは明日で最終日❗❓ハマッ子は急げ❗(笑)

 

  そしてそして、『人数の町』を見終わったところで、ヲタクの推し、吉沢亮さんの12月公開作『AWAKE』のポスターヴィジュアル公開のニュース❗…なんてグッドタイミングなんだ…(うっとり✨)

 

  はいっ、『人数の町』が準グランプリなら、『AWAKE』は、山田篤宏監督による「木下グループ第1回新人監督賞」堂々のグランプリ作品ですっっっ❗❗

 

準グランプリがこれだけ面白いんだよ❓

グランプリっつったら、どんだけ~~❗(by IKKO)