オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

土方の眼差しに射抜かれました(笑)『青天を衝け 一橋家臣編』始まる❗

 先週、血洗島村を出発して『血洗島青春編』が終わり、いよいよ慶喜との運命的出会いを果たすこととなる『一橋家臣編』スタート❗

 

  あれれ、今週から家康様は登場しないの❓大政奉還も間近だから?なんだか寂しいなぁ…。SF的に、「もしタイムスリップして明治維新を体験したら……どうする❓家康」ってのはどうかしら(笑)

 

 栄一と喜作は、 江戸にある平岡円四郎(堤真一)の屋敷を訪れ、女房のやす(木村佳乃)から、平岡が彼らの為に書いておいてくれた「この者たちは平岡の家臣である」という証文を預り、平岡の居る京の都を目指すのですが、この二人に対する平岡の評価が面白い。喜作は「きりっとして良い侍になりそう」で、栄一は「おかしれぇヤツ」って…😅まあ、当時では十分型破りな平岡から見ても、栄一は得体が知れない…いやもとい、常識では計り知れない、ユニークな人物に映ったのでしょう。今日は、福田道場で鍛えられた吉沢さんのコメディアンぶりが見れて楽しかった🎵…このドラマの吉沢さんは、毎回毎回じつに多彩な表情を見せてくれる。

 

  京の平岡邸に何度も足を運ぶも、門番に追い払われ(文字通りの門前払い)、目当ての平四郎に会えずじまいの二人。それならば…と、「京の内情を探る」を大義名分に、攘夷浪士たちと舞妓を揚げて飲めや歌えの大騒ぎ。とっさまから預かった軍資金は瞬く間に底をつき、そればかりか「借金まみれだ」(by 栄一)…って、おーーいーー( `д´)血洗島で寂しく年越しをした千代(橋本愛)やよし(成海璃子)はどーなんのさ、ブツブツ…。当時の男たちって、けっこう行き当たりばったり、刹那的な生き方してたのね…。現代に生まれてよかった(笑)こんな人たちが夫だったら、とても身がもたんわ😅演じる吉沢さんと高良さんのキューティーさに免じて許してあげるけど(笑)

 

  目をかけてくれたのが平岡だったというのがまず栄一たちの一番の強運。「政府を転覆して世を変える」という栄一に、「幕府の全てが悪い訳じゃない。潰してしまうのがいいとは限らん」と説く平岡。そっか…彼が言わんとしているのはきっと、革命より改革ね。外から潰すより、内から変えろ…ってね。柔軟思考の平岡のこの言葉、説得力がありました❗今で言うなら「理想の上司」平岡円四郎。またね、緩急自在に演じる堤さんがハマリ役で…。(あっ、そう言えば映画『銀魂 2』でも上司&部下だった二人😊)

ああ、Xデーが今から怖い😭😭

タイムスリップして歴史を変えたい。

 

  でもって今日は、『青天を衝け』二大イケメンの顔見せ興行~~❗

 まずは冒頭の熊谷の宿、逃亡中の薩摩藩士・五代才助(後の友厚)が~😍おディーン様、いきなり出ると思わなかったからど、動悸が…。『あさが来た』ではすでに実業家になっていて、五代ザ・ジェントルマンでしたが、藩士時代の五代はワイルドセクシーで薩摩弁も新鮮。後々の栄一との出逢いが楽しみです。

 

  そしてそして、新撰組副長・土方歳三(町田啓太)見・参❗

サムライのカッコして橋の上にいた栄一と喜作に「何か」を嗅ぎつけ、とっさに刀の柄に手をかける土方。息詰まる一瞬。たじろいだ栄一をすばやく見て取り、冷笑して去っていく土方がめちゃくちゃカッコよかったわぁぁぁ…。このね、町田くんの相手を射抜くような眼光と、吉沢さんの一瞬目が泳ぐ感じ、二人とも演技が巧いよねぇ。このシーン、ヲタクはきっと何度もリピして見ると思われる(笑)しかし、目ヂカラでは芸能界広しと言えども右に出る者のいない吉沢亮に、セリフとはいえ「何だあれ?すげぇ目付きだ」って言われる町田啓太、ホンモノね😉

 

  ああしかし…相変わらずカッコいいぞ、土方❗

チェーザレ・ボルジア木曽義仲、河合継之助、天智天皇東郷平八郎加藤文太郎(登山家)、T.E.ロレンス、ヘンリー五世…今までヲタクが惚れた歴史上のイケメンは数々あれど、やっぱり土方はベストワン😍

 

  町田くんのお陰でまた土方熱、再燃(笑)

 

(おまけ)

眼光鋭い…と言えば、波岡一喜さん演じる平岡の側近、川村恵十郎がサムライ中のサムライ…って感じで、土方迫るカッコよさです♥️

 

鉄の女は行く~本格ミステリ『第一容疑者』のヘレン・ミレン

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  今でこそ女性刑事を主役にしたドラマは当たり前のように製作されていますが、その中でも、1991年から2006年まで7年間をかけて製作された本格ミステリ第一容疑者~Prime Suspect』は、その草分けとも言えるでしょう。

 

  ロンドン警視庁(スコットランドヤード)でもピカ一の推理力と判断力、行動力を誇るジェーン・テニスン警部(中盤のエピソードで警視に昇進。演=ヘレン・ミレン)。しかし彼女は女性であるがゆえに傍流の仕事しか与えられず不遇な毎日を送っていました。そんな彼女が、何度も申請を出した末、やっとのことで待望の殺人課に配属されるところからこのドラマは始まります。

 

  予想された通り、叩き上げの部下(注・テニスンよりかなり年上)からの猛烈な反発をはじめとして、セクハラ・パワハラの巣窟、マッチョだらけのスコットランドヤードで(撮影開始時期が今から30年も前なのでそのへんを考慮しなくてはいけないかもしれませんが😅)、真相究明の情熱と鋼鉄の意思で猪突猛進のテニスンは、オトコよりオトコマエ(笑)「Ma'am(マダム、奥様)」と呼ぶ若い部下にすかさず、ドスの効いた声で「テニスン警部、もしくはBoss(ボス)と呼びなさい❗」とにこりともせず断罪、しかも相手が根負けするまで繰り返す(笑)

 

 同様に紅一点の女性刑事が活躍する推理ドラマというと『コールドケース』のリリー・ラッシュを思い出しますが、彼女の場合は年も若いし、課のマスコット的存在😊テニスンとは真逆のイメージですね。どちらかというと日本版『コールドケース~真実の扉』の石川百合(吉田羊)のほうがテニスン寄りかも。

 

  1年に1作程度のペースで丁寧に作られており、エピソードひとつが1時間40分程度(エピソードによっては前後編に分かれています)、映画並の骨太感。スコットランドヤード内の派閥争いや、ひとつの事件を巡っての部署同士の対立、事件現場におけるイニシアティブの取り合いなど、たまにこれってロンドン警視庁のドキュメンタリー❗❓って思うくらいリアル😅特に、人質立て籠り事件におけるテニスンの、犯人との駆け引きや機動隊責任者との犯人狙撃にまつわる丁々発止のやり取りは行き詰まるものがあります。また、英国における人種やLGBT差別、シングルマザーの過酷な子育てなど、当時の社会問題を真っ向から取り上げています。たとえ容疑者であっても人権が徹底的に守られており、警察の取り調べでは必ず弁護人が同席しますし、警察側が不適切な言葉遣いや態度を示した時などは反対に告訴される怖れもあるので、そこをかいくぐりながら(時には血気にはやる部下をシメながら=笑)自白に持っていくテニスン警部の苦労は並大抵ではありません😅

 

  ゲストも、若き日のレイフ・ファインズマーク・ストロング(『キングスメン』『裏切りのサーカス』)、デヴィッド・シューリス(ハリポタシリーズのルーピン役)、コリン・サーモン(ピアース・ブロスナンの007シリーズ)など豪華な顔ぶれが次々登場😊

 

  あのメリル・ストリープテニスン役に惚れ込んで映画化を熱望してる…ってウワサが出たこともありました。でもヲタク的には、いくらメリル・ストリープが最高の名女優であっても、これはやはり大英帝国勲章🎖️も受賞したデイム、ヘレン・ミレンのもの。彼女の一生一代のハマリ役は必見ですし、作品としても、エミー賞英国アカデミー賞受賞の、ミステリーあるいは警察ドラマの古典的名作です😊

 

  

モノクロ映画を語ろう~溝口健二の冷酷

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  溝口健二の作品が動画配信で見れるようになりました❗Netflixでは『近松物語』と『山椒大夫』、Amazonプライムビデオでは『雨月物語』が配信されています。黒澤明と並んで、国際的評価が高く(ヴェネチア国際映画賞で3年連続受賞は日本人で初)、ジャン・リュック・ゴダールなど、世界の映画人に影響を与えた監督ですが、日本ではそれほど正当な評価を与えられていないかな…と思います。

 

  ヲタクが溝口監督の作品に最初にハマったのは『雨月物語』。江戸時代に上田秋成が書いた怪異譚(今だと、ホラー・ファンタジーと言えばいいのかな)を原作としていて、原作は9つのエピソードから成っているのですが、その中で溝口監督が選んだのは「浅芽が宿」と「蛇性の淫」。

  戦乱の世、百姓仕事の傍ら、細々と器を焼いては売り捌く貧しい暮らしに嫌気がさし、都で一旗挙げようと、妻(田中絹代)と幼い子を残して旅立った男。市場で商いをするうち、望まれて荒れ果てた屋敷に器を届けに行った男は、貴族らしき妙齢の美女(京マチ子)と恋に落ちる。しかしその正体は…❗❓

 

  溝口の映像世界って、よく「墨絵の世界」って評されますけど、まさに幽玄な日本古来の美の世界。芒の先に見え隠れする荒れ果てた屋敷、薄暗い行灯のひかりに浮かび上がる怪異、沼から立ち上る白い霧…全編まるで水墨画を見ているような気持ちになります。溝口監督の映画を観る度に、(ああ、日本人でよかった~)って思うんです😊

 

…しかし、その映像の美しさとは裏腹に、人間(特に女性)を見つめる溝口監督の、眼差しの冷酷なことよ。彼の映画の中で、か弱く、優しい女性が辿る残酷な運命。『雨月物語』ではストーリーの怪異性、夢幻的な魅力が先立っていてあまり感じませんが、これが『近松物語』『山椒大夫』ともなりますと、溝口監督ってじつはミソジニスト❓って疑いたくなるほど、ヒロインに対する仕打ちが過酷を極めます😅ヲタクの中でいぢわる爺さん三巨頭と言ったら、ヒッチコックフランソワ・オゾン溝口健二ですから(笑)


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近松物語』はその名の通り、近松門左衛門人形浄瑠璃『おさん茂兵衛』が元になっています。大店のおかみ、おさんが手代の茂兵衛と不義密通、それが露見して町中引き回しのうえ磔刑に処せられる話なんですが、溝口監督は、おさんがチャタレー夫人やボヴァリー夫人みたいに自ら運命を選択して不倫に走るのではなく、潔白の身を誤解され、悲惨な運命に追い込まれていく…という展開に変更しています。残酷なストーリーに反して、またもや映像の美しいこと。

まさに"陰翳礼讃"(谷崎 潤一郎 著)が描いた日本的な美が、映像化されています。

もし日本座敷を一つの墨絵に喩えるなら、障子は墨色の最も淡い部分であり、床の間は最も濃い部分である。私は、数寄を凝らした日本座敷の床の間を見る毎に、いかに日本人が陰翳の秘密を理解し、光りと蔭との使い分けに巧妙であるかに感嘆する。

 『近松物語』では障子と、それに写る人影の場面が多用されていて、モノクロ効果が最高に生かされていると思います。


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  先ほど溝口健二=ミソジニスト説❓を唱えましたけど😅これが『山椒大夫』ともなると、もはや鬼畜ぢゃないかっていう…😅ご存知、『安寿と厨子王』のお話しが元になっているので、人身売買やら小児虐待やらの悲惨な内容。(…とかく伝承的な童話や民話って、これホントに子供に話していいの❓っていう残酷な内容が多いんですよね、じつは)まあ冒頭に「これは人間が人間ではなかった頃のはなしである」ってテロップが流れますが。海外ではこの映画、ホラーのジャンルに入ってる場合もあるみたい。確かに安寿と厨子王、そのお母さんと乳母以外はみんな鬼畜で、その点から言えば、「人外さんホラー」かもしれません(笑)

 

  (おまけ)

NHK朝ドラ、『おちょやん』もいよいよ佳境に入ってきましたが、モデルになった浪花千栄子さん、溝口健二監督の信頼も厚く、今日ご紹介した映画の中でも、『近松物語』ではヒロインおさんの母親、『山椒大夫』では安寿と厨子王の乳母・姥竹役を演じ、名脇役ぶりを見せています。

 

ジャック・ロウデンNEWS~シアーシャ嬢とドーセット旅💅


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(Dorcet from Pixabay)

ジャクロくんがインスタに久しぶりにシアーシャ・ローナンの写真をup♥️(インスタグラム jack.lowden)相変わらず照れやさんの彼、今回も菜の花畑に佇む彼女の後ろ姿のみ😅後ろ姿も美しいのう…。

 歴史と自然が大好きな二人、今はイングランドのドーセット州を旅行中のもよう😊ドーセット州の海岸(写真一番上)は世界遺産。「ジュラシック・コースト(Jurassic Coast)」。約1億9960万年~1億4550万年前、恐竜が生息していた「ジュラ紀(ジュラシック)」の海岸という意味ですね。基本、推しのラブアフェアには関心のないヲタクですが、ジャクロくんとシアーシャちゃんの場合、二人とも大好きな役者さんだし、インタビュー等で真摯で誠実な人柄が伝わって来るので、二人のお付き合い、応援したいキモチでいっぱい♥️旅の写真とか見るとこっちまでほっこりします😊

  上の3枚の写真のうちの一番下、美しい森の木漏れ日。シアーシャちゃん絡みの写真にはさりげなく💄や💅のEmojiを使うジャクロくん😊WoodをWouldにかけてるけど、何が言いたいの?ジャック。まさかシアーシャちゃんに"Would you marry me?"とか?(笑)

 ジャクロくんが主演を務めたNetflixのドラマ、『最悪の選択』(2018年)がツイッターで絶賛されてますね😊特に、ジャクロくんと友人役のマーティン・マッキャンの演技が素晴らしい…と❗(superbっていうくらいだから、最高級の賛辞ですね😉)スコットランドのハイランドに狩猟に出かけた友人同士が誤って少年を撃ってしまいます。それを隠匿しようとしたことから(つまり二人は最悪の選択をしてしまった…)破滅へとひた走る悲劇と、閉鎖的なムラ社会の恐ろしさ。脚本も担当したマット・パーマー監督が完成に9年の歳月をかけただけあって、緻密なストーリー展開と心理描写、ラストは人間性の根源すらも問われるような、素晴らしいサイコスリラーです。まだご覧になっていない方は是非❗2018年エディンバラ国際映画祭で最優秀作品賞受賞。

 現在大活躍中のジャクロくんはじめリチャード・マッデンデヴィッド・テナント等、優れたスコットランド人俳優たちを輩出しているスコットランド王立演劇学校(Royal Conservatoire of Scotland~大学の学位が取得できる)。写真はリチャード・マッデンの卒業式ですね。今年11月公開のマーベル映画『エターナルズ』イカリス役を射止めた彼。いよいよ大ブレークでしょうね。監督も、『ノマドランド』でアカデミー賞監督賞を受賞したばかりのクロエ・ジャオだし。昔、インタビューで「ハリウッドのヒーロー役のオファーが来たけど興味ないから断った」って言ってたジャクロくん。ヲタクは、このイカリス役がクサイと睨んでいるのだが。はー、今さらこんなこと言っても始まらないけど😅おカネにならないインディーズ系ばかり出てるよね。しかも映画製作会社まで立ち上げちゃったから、ますますビンボーに(笑)……でも、そんなあなたが好きです♥️

 

「ジャック・ロウデンはスコットランド独立の最先鋒だが、一方で生まれは(イングランドの)エセックス州チェルムズフォードだということを隠そうとしている」ってまた、タイムズ紙に書かれちゃってる~😅まっ、タイムズ紙って言ってもスコットランド版だし、ジャクロくん自身がリツイしてるし、きっとイギリス政府に向かって「どーだいっっ、イングランド生まれのトップ俳優ジャック・ロウデンだって、生まれを隠してまでスコットランドに定住したんだ❗スコットランドはそれだけイイ国なんだぜー(文句あっか)」って言いたいのネ、きっと😉

 ジャクロくんの新作ドラマ『Benediction』(祝祷)。ジャクロはこの作品で、第一次世界大戦の凄惨な体験から心を病み(今で言うPTSDですね)、その後反戦の詩を書き綴った実在の人物、ジークフリード・サスーンを演じています。国際的な人気を博した大作『ダンケルク』(クリストファー・ノーラン監督)以来の軍服モノ。うー、やっぱり制服ってイケメン度が爆上げするね❗(笑)

5月はガテン系❗~吉沢亮カレンダー2021

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   気がついたら、あっという間に5月3日だった(汗)吉沢さんカレンダーを4月から5月に代えた。吉沢ヲタにあるまじきふるまいなり(猛省)

 

  5月はガテン系男子の吉沢さん❗『青天を衝け』で、日頃より鍛え上げたおカラダを尊く拝見しているヲタクといたしましては、カレンダーを一目見ただけでなんかこう…作業着の下の姿を容易に妄想できてしまい、水着姿同様にドーパミンやらβエンドルフィンやら分泌し始めたような気がしますわ~

(☝️バカ😅)

 

  何に対しても全力疾走な吉沢さん、『リバーズ・エッジ』や『あのコの、トリコ。』のガリガリ君、また反対に『AWAKE』のポッチャリ君時代を思い出すと、「どんだけ鍛えたんぢゃー」と突っ込みたくもなります。『SPUR』で対談した小林薫さんも、吉沢さんがロケの合間にパーソナルトレーニングの為に東京にとんぼ返りしてるって知って、驚いてらしたものね。

 

  でもって今日のスタッフさんのツイッター堤真一さんの後ろに吉沢さんらしき人物(注・顔は見えない)が映っているのだけれど、スタッフさんたちも、逞しい肩幅でそれと認識するようになったのね、もはや(笑)GW中は栄一さんはお休み…。王宮にいらっしゃるのかしら?ムキムキの王様もイイわ…😍

 

  今月は表がOFFで裏がONなのね~😊

作業中の吉沢さん……ヤられます(笑)

栄一は生来の人たらしである~『青天を衝け 』第12回

  渋沢栄一は生涯を通じてなかなかの艶福家だったらしいですね。野次馬根性で「NHK大河がそのへんをどう描くのか」なんて書いてるネット記事、たまに見ますから😅

 

  …でもねぇ、今日の『青天を衝け第12回~栄一の旅立ち』見て、渋沢栄一がモテモテだったの、しごく納得いっちゃったワ。…だってさ、栄一ってホントに可愛いんだもん。

栄一って生来の人たらしなのよ、究極の愛されキャラなのよ❗

 

  とっさまに勘当を申し入れ、いよいよ高崎城を落とし、さらには横濱の外国人居住地を焼き払う計画を実行しようとする栄一たち。その前夜、千代は手をついて栄一にお願いをします。「おまえさま、ひとつだけお願いがあります。うたを抱いてやってくれませんか?うたが生まれてから、一度もおまえさまは抱いて下さったことがありません」と。それには答えず、背を向けて寝てしまう栄一。

 

  このヤロー、何考えてんでいっっっ❗

…って、ヲタクだったら、そっぽ向いて寝ている栄一の背中に一発ケリ入れるとこですが、千代はじっと黙ってただただひたすら涙、涙。いつも思うことだけど、千代ちゃんはエライのう…。妻の、母の鏡だよ…(号泣)

 

  結局、潜伏先から帰って来た長七郎(満島真之介)から、異国の兵力に今の日本ではとても太刀打ちできない、攘夷など無謀だ、決行するとて犬死にだと諭され、決起計画は頓挫してしまいます。今回の満島さん、ド迫力でしたね😮会心の演技だった…。最近コミカルな役が多かったからね。鬼気迫る感じ、レアティーズ思い出したわ…😍

 

  決起の血判状を焚き火で燃やした翌朝、中んちにとぼとぼ帰って来た時の栄一。自虐なのか、安堵なのか、卑屈なのか、諦観なのか…何とも言えない微妙な表情。喜怒哀楽、どれにも当てはまらないような、そこはかとない感情表現。このあたり、本当にいつもいつも吉沢さん巧いんだよなぁ…。

 

  千代に向かって、正直に「自分の選んだ道は間違っていた」と吐露する栄一。そしてさらに…。

俺はとんだ臆病者だ。俺はうたの顔をまともに見れなかった。怖かった。このあったけぇちっちぇのをこの手に抱いて、いつくしんでいつくしんで、市太郎の時みてぇに失うのが怖かった。

 こんなふうにさ、沽券に関わるとか何とか男たちがとかく騒いでいるような時代に、何のてらいもなく、嘘偽りなく、カッコ悪いところもさらけ出されて、オチない女子いる❗❓そりゃもう、うたをだっこして泣きじゃくってる栄一の背中さすって、今までのもろもろはご破算にして(笑)千代みたいに「大丈夫ですよ。間違って引き返してもいいではありませんか。孔子さまだってそう仰ってる」って言ってやりたくなる。

 

  …で、うたをだっこして「死なねぇでよかった。これからはどんなに間違えても、みっともなくても生き抜いてみせる」って誓った栄一、しばらくは千代とうたのそばで大人しくしているのかと思いきや、今度は当時の政治の中心だった京に行くと言い出す😅しかも、とっさまからしこたま軍資金せしめて…。さすが栄一、転んでもタダでは起きない(笑)

 

  いやー、きっと実際の栄一もこういう人だったんだろうなぁ。上に立って「オレについてこい」って強権でがんがん引っ張って行くタイプじゃなくて、可愛らしくて憎めなくて、ちょっと危なっかしいとこもあって、つい手を差しのべたくなっちゃうような😊こういうのが、人徳というものなのかもね。とっさまがお金渡しながら「あー、孝行とは子が親にするもんだと思ったが、まさか親が子にするもんだとは」というボヤキには思わず笑っちゃいましたが。

 

  まっ、でも外国奉行に任命された川路(平田満)の言う「攘夷という流行り病」に取り憑かれていた頃の栄一は、暗くて目が据わってて別人みたいで心配だったけど、千代の前で号泣して気が晴れたのか😅元の元気印に戻って良かったよ~😊

 

  江戸に出かけた栄一と喜作が平岡円四郎(堤真一)に、「ウチで仕官しないか?」とリクルート?されるシーンがありましたが、平岡は実際にああいう人だったらしいです(週刊文春より)。慶喜に仕えるようになっても行儀作法など度外視、一方では身分関係なくどんどん若い人材を登用していく。渋沢も、経営者になった後年、よく若い人たちとフリートークをして積極的に意見を取り入れていたとか。栄一の人材発掘・育成の手腕も、風通しの良い平岡流…というわけですね。

 

  そしてそして、来週から始まる京都編~~❗もう、画面から漂って来る感じが雅びそのものだわ。早くも登場、新撰組副長・土方歳三(町田啓太)や薩摩藩士時代の五代友厚(ディーン・フジオカ)の水も滴る美男ぶり(^q^)

京都編は、ザッツ・イケメンパラダイス🎵

 

  

 

 

『青天を衝け』出演者第5弾発表❗

 毎回、人物往来が激し過ぎて凄い有り様になっているNHK大河ドラマ『青天を衝け』。中には、出演回数が1回のみ…というキャストもいるんだけど、その所作やセリフから、見ているこちら側がそれぞれの登場人物の性格や心情をしっかり押さえることができる。例えば徳川家茂(磯村勇斗)が城の廊下で慶喜とすれ違うシーン。小柄な慶喜に対して、長身の家茂が腰を屈めて会釈する、その一瞬だけで家茂の人となりがわかりましたよね。また、1話だけの出演だったけど、攘夷思想にのめり込み坂下門外の変を引き起こすも果たせず、いわゆる「犬死に」の悲劇を体現した河野顕三役の福山翔大さんの印象は強烈だったなぁ…。

 

閑話休題😅

 

  こうやって見てみると、パリ万博には栄一をはじめとして、それ以降近代日本の礎を築く逸材が派遣されていたようです。遣隋使・遣唐使の昔から、海外に行って見識を深めるのは出世の第一関門だったのね。

 

  パリ随行から栄一と親交を深め、のちに郵便制度を確立する杉浦愛蔵役に志尊淳くん。ヲタクの中では、今まで見た日本映画の中でベスト10に入る「帝一の國」、主人公帝一が唯一信頼するバディである榊原光明❗原作を読むと光明って一番漫画チックな人物で、下手するとまんまギャグになっちゃうところを、微妙なバランスで、絶妙なさじかげんで演じてましたよねぇ。栄一役の吉沢亮さんとはたしか初共演。めちゃくちゃ楽しみですが、大病の後の志尊くん、ムリせず、ゆったり頑張って下さい😊

 

  海外列強を相手に丁々発止の交渉を繰り広げる外国奉行、栗本鋤雲に池内万作さん❗ヲタクは父が海上自衛隊だったので、小学生の頃父の転勤に伴い2年ほど横須賀に住んでいたことがあるんですよ。栗本鋤雲は小栗忠順と共に横須賀造船所の設立に腐心した人物で、いわば横須賀経済発展の恩人。休みと言うと、父が戦艦三笠やスチームハンマーを見に連れて行ってくれていたので、なんだか他人事とは思えない(笑)ヲタクはヲタクで、幼少期の頃から、遊園地より戦艦三笠を喜んでいたらしく、変人の萌芽はすでに小学生の頃からあったのか…と思うと感慨深い😅余談ですが、学生の頃の座右の書と言えば、池内さんのご父君伊丹十三氏の「女たちよ!」。飛行機に乗ると必ず伊丹さんが注文されていたというカクテル「ミモザ」を香港に向かうキャセイパシフィックで注文したら、とうとう最後まで通じなかったという苦いオマケつきですが(笑)ご父君のコスモポリタニズムはきっと、池内さんも引き継いでいらっしゃるでしょうから、豪放磊落な国際人をどう演じられるのか、期待はMAXです🎵

 

  井上馨役に福士誠治さん❗『のだめ』や『スウィング・ガールズ』のちょっと気の弱い好青年から、ドラマ『コールドケース』の闇を抱えた役など、幅広い役を演じている印象ですが、「カミナリ親父」と言われるほど気性が激しい役は珍しいですよね?福士さんのカミナリ親父…どんなふうになるんだろう、想像つかない(笑)

 

  吉沢さん、犬飼貴文くんとはNHK朝ドラで兄弟役を演じて以来の共演ですね。こちらも楽しみ~😊  

 

 現在発売中の「週刊文春」で、制作統括の菓子博さんが、今海外ロケができないなかで、どのようにパリ編を作っていくか検討中であると明かしていました。現地で撮影した映像とキャストの演技を合成するようですが、常に新しい発明は困難の中で産み出されてきたことを考えると、役者さんたちの演技と共に、映像の斬新さも楽しみなところです。

モノクロとカラーの織りなす美しさ~『婚約者の友人』&『銃』

 前回のモノクロ映画特集では、クラシック作品とも言うべきモノクロ映画の数々について語りました。今回は比較的新しい2000年に入ってからの映画で、カラーとモノクロのシーンを織り混ぜて、その対比により、特別な効果を狙った作品を取り上げてみようと思います。


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  まずはフランソワ・オゾン監督の『婚約者の友人』(2016)。1919年、ドイツの小さな街。婚約者のフランツを第一次世界大戦で失ったアンナ(パウラ・ベーア)はいまだに黒衣に身を包み、息子の死に打ちのめされている彼の両親を気遣いながら一緒に暮らしていました。そんなある日、フランツの墓に花を手向け涙ぐむ一人の青年(ピエール・ニネ)の姿が…。彼はアンナにフランス人のアドリアンと名乗り、大戦中敵国同士でありながらフランツと友情を結び、ルーブル美術館にも一緒に出かけたことがある…と語ります。村人の冷たい視線をよそに、少しずつ彼と打ち解けていくアンナ。しかしアドリアンは、大きな秘密を抱えていました…。

 

  アンナの心象風景に呼応するかのように、モノクロ(哀しみ、緊張感、不安)とカラー場面(幸福感、希望)が交互に現れる演出がユニーク。アドリアンはなぜ、アンナの住む村にやって来たのか?ゲイをカミングアウトしているオゾン監督、ホモセクシュアルを題材にした作品も多いので、ヲタクは見ながらそっち方向で推理していたんだけど…違いました(笑)

 

  愛も、友情も、家族も、全てを引き裂く戦争。見ている私たちは、それから20年後には再びフランスとドイツが敵国同士となって戦う残酷な史実を知っているから、なおさら胸が痛みます。…しかしヒッチコックに負けるとも劣らない皮肉屋で意地悪なオゾン、アドリアンの素性が判った後の展開は彼の本領発揮ですね😅

 

  イヴ・サンローランの伝記映画で、まるでサンローラン本人が降臨したような強烈な存在感を示したピエール・ニネ、『ある画家の数奇な運命』でゲルハルト・リヒターの最愛の妻を演じたパウラ・ベーアの、主演二人が素晴らしい。特にラストのベーアの表情は神がかっております😊

 

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  日本映画からは、『銃』(2018)。さしたる目標もなく、日々虚無の世界に生きる大学生トオル(村上虹郎)。それが、荒川の河川敷で偶然拳銃を拾ってから、彼の世界は少しずつ変わっていきます。銀色に光る美しい銃身。まるで愛しいもののように手に取って拳銃を磨くうち、(銃は撃つためにこそ存在する。それならなぜ、俺はそれを撃ってはいけないのか?)という強迫観念に囚われていきます。そして、怪我で瀕死の状態の猫を銃で撃ってから、トオルは、今まで自らも、気の良い友人たち(岡山天音広瀬アリス…天音くんの受けの芝居が相変わらず素晴らしい♥️主人公の友人役をやらせたら右に出る者はいない😊)と共にいたはずの光の当たる世界から、ついに一歩踏み出してしまいます。

 

  トオルの銃の不法所持と動物虐待を疑って、彼をジワジワと追い詰めて行く刑事にリリー・フランキー

あなた、人を殺したいと思ってるでしょ。

拳銃を持っているとね、必ず使いたくなる。

という、悪魔の囁き。

彼のメフィストフェレスぶりが凄い。そして、悪魔と契約を結んでしまったトオルを演じる村上虹郎の銃を構える時の恍惚の表情と、熟して腐る寸前のような色気も。

 

そして衝撃のラスト。見ている私たちは、なぜ今までモノクロ画面だったのか、初めてその理由を知るのです。

 

  

週刊文春「『青天を衝け』を10倍楽しむ方法」を読んでみた❗

  アノ「週刊文春」が本年度NHK大河ドラマ『青天を衝け』を22ページに渡る総力特集❗しかも2週間に渡って販売されるゴールデンウィーク特大号と来た。これはいち吉沢ヲタとして、読まないわけにはいかないでしょう😊

 

  しょっぱなのキャプションから

「日本資本主義の父」渋沢栄一を描いたNHKドラマが面白い。薩長の志士ではなく、一農民の視点から描かれた幕末維新が新鮮だ。大河をより深く面白く楽しめる特製ガイドをお届けします。

とあり、いやでも期待は高まります、ワクワク✨

 

まずは、吉沢栄一の美麗なショットと共に、キャストの代表としてインタビューに応じているのは、徳川慶喜役の草彅剛さん❗吉沢さんのインタビューがなかったのは寂しいけど😢でもいいの、しっかりと

年下の吉沢亮くんや渋沢喜作役の高良健吾くんからもすごく刺激を受けています。特に吉沢くんはピュアなオーラが漂っていて、スマートかと思いきや意外と体もしっかりしている。あふれ出る魅力が栄一役にぴったりだなと思いました。

…ふふ…思わず顔が緩む。ヲタは推しが誰かに誉められるのを聞くのが好き😍

  しっかし草彅さん、本心のなかなか見えない謎めいた人物、慶喜を演じるにあたり当初から「何も考えてなくて~」と悟りきった聖人の如くでしたが

激動のシーンになれば気負わなくとも役として流れに飲み込まれていくはずなので

  って今回も当たり前のように仰っているんですけど。そんな役者さんいないでしょ、フツー❗って思わず突っ込むヲタク。記事の中でさんざん「草彅剛天才説」を唱えているヲタクですが、またもや意を強く致しました。

 

  脚本を担当している大森美香さんの談話。とにかく膨大な資料を読み込んだ上の執筆だそう。草彅さんが仰るように「昨日まで一緒に撮影していた人が突然打ち首になる😢」というように人物往来の激しさがとんでもないことになっている『青天を衝け』ですが、たとえ1話限りの登場であれ、一人一人がしっかりと視聴者の心に爪痕を残していくのは、こういったしっかりした史実の裏付けがあるからなんだ…と、しごく納得がいきました。春風文庫主宰の一坂太郎さんという方がドラマのストーリー展開に合わせて「青天を衝け人物辞典」を寄稿していますが、「近年の幕末大河ドラマの中では、時代考証も含め、秀逸な出来である」とベタ誉めされてます😊草彅さんはインタビューの中で、「脚本が自然で、セリフがスッと入って来るので助かってます」って仰ってましたけど、複雑で難解な史実を自然な形でセリフにするのも、脚本家の腕の見せどころといったところでしょうか。

 

  また、大森さんが脚本を書く上で大事にしているのは「登場人物一人ひとりの心理描写」だそうで、特に、栄一の母ゑいや妻千代は、歴史の全体像から見れば「背景」にしか過ぎないかもしれないけれども、日々豊かな感情を抱いて懸命に生きてきた彼女たちの姿を表現できたら…と。『青天を衝け』の真の魅力はじつは、大志を抱いて突っ走る男たちに対する女性たちのさまざまな「思い」が、短いセリフの中にもしっかりと描かれ、役者さんたちもその意を汲みとって演じているところにあるのかもしれませんね。

 

 これからいよいよ栄一が1867年万国博覧会随行するシーンが登場するわけで、ヲタクとしては世紀末のパリに佇む吉沢さんのビジュアルを妄想して楽しみすぎる毎日♥️世紀末のパリを題材にしたフランスのドラマなんぞを見ちゃったりして…😅

 

  制作統括の菓子浩さんによれば、当然今の現状ではフランスロケなどは不可能な状態。なので、現地のスタッフが撮影した映像と日本のキャストの映像を組み合わせる方法を考えているそう。

苦肉の策ではありますが、これまでにない斬新なものがお見せできるかもしれません。

おお、これこそ『青天を衝け』スタイルだ❗合戦シーンのない幕末維新モノは当たらない…などというジンクスや、コロナ禍で撮影時期もずれ込み、撮影方法もいろいろな縛りがある中で、それを「ピンチはチャンス」と切り替えて新たな挑戦をし続ける精神、それはそのまま渋沢栄一の生きざまにも繋がる❗

 

  文春砲、いつでもウェルカム🎵あ、もちろん今回みたいな祝砲だけにしてくださいね(笑)

 

  

  

 

  

 

  

『Mank/マンク』つながりでモノクロ映画の名作を語ろう~外国映画編

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第93回アカデミー賞で、モノクロ映画の『Mank/マンク』が撮影賞と美術賞を受賞❗リアルタイムで授賞式の模様を放映してくれたWOWWOWでの、行定勲監督のコメント「モノクロ映画は陰翳のつけ方が非常に難しい。照明の技術も必要」がとても印象的でしたね。この映画のお蔭で、再びモノクロ映画の美しさが見直されてくるのではないでしょうか?ヲタクからすると、まさに谷崎潤一郎の随筆『陰翳礼讚』の世界。色彩を廃した、光と翳だけの究極の美の世界。今日はそんなモノクロ映画を独断と偏見で語ります。

 

  『Mank/マンク』は、全盛期のハリウッドで稀代の天才と言われた俳優・監督、オーソン・ウェルズの『市民ケーン』の脚本家ハーマン J. マンキウィッツ(通称マンク)が主人公でした。しかしオーソン・ウェルズと言えば思い浮かぶのが、ヲタク的にはだんぜん『第三の男』のほうなんだよなー。ゴメンね、マンク(笑)監督・脚本は名匠キャロル・リードオーソン・ウェルズはクレジットにはトップに出てきますが、主人公ホリーがその行方を追う親友のハリー・ライム役なので、映画の中盤まで出番なし(笑)しかしひとたび画面に姿を現せば、その謎めいたオーラが圧倒的でした。

 

  舞台は第二次世界大戦直後、建物の多くは瓦礫と化し、まだ戦争の傷痕癒えない、米英仏ソ4分割統治下にあったウィーンの街。売れないアメリカ人作家ホリー・マーティンス(ジョセフ・コットン)は、ウィーンに住む親友のハリー・ライム(オーソン・ウェルズ)から「ウィーンに来たら、いい仕事を紹介する」という手紙を貰って、期待に胸を膨らませてウィーンにやって来ます。ところが、ハリーのアパートを訪ねると、管理人から「ハリーは交通事故で亡くなった」と言われ、衝撃を受けます。さらにハリーの葬式で、彼がウィーンで悪名高い密売人だったことを聞かされ、打ちのめされるのでした。しかし、ハリーの死の現場に、素性の知れない「第三の男」がいた事実を突き止めたホリーは、それが単なる事故ではなかったことを疑い始め、真相究明に乗り出しますが、彼を待っていたのは残酷な真実でした。

 

  戦後間もなくのウィーン、各国の思惑が絡み合い、物資や偽造パスポート等不法な商売がまかり通る中、悪に手を染めながらも必死に生き抜こうとする男と女。

 

  作品的にはフィルム・ノワールのサスペンスなので、窓から見下ろすウィーンの街角、遠くにいる小さな人物の翳が石畳に異様に長く伸びているとか、建物の陰に潜んでいた人物に灯が照らされて顔が浮き上がるとか、追ってくる人物を影だけで表現するとか、モノクロ映像だからこそ主人公の恐怖がいや増すしくみ😅映画史上名シーンとしても名高い、下水道での追いつ追われつ。真っ白な壁に人の影が大きく写し出される時の美しさよ。

 

  考えてみれば、モノクロ映画ってサスペンスやホラー、スリラーにぴったりな映像表現な気がする。暗闇に何が潜んでいるか分からない恐怖。そんな暗闇から、真実が顔を出した時の衝撃。モノクロ映画ではないけど、そんな光と翳の恐怖を巧みに演出したのがブライアン・デ・パルマ監督じゃないでしょうか。(『殺しのドレス』『アンタッチャブル』『ブラックダリア』)

 

そう、モノクロ映画はサスペンスによく似合う。

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 もはやコメントの必要もないアルフレッド・ヒッチコック監督の名作『サイコ』。ヒロインのジャネット・リーが会社のお金を持ち逃げして、見ているこっちもハラハラドキドキ、どうやって逃げ切るのかと思いきや、途中で立ち寄ったベイツ・モーテルで、シャワー浴びてる最中にまさかの惨殺ヽ(;゚;Д;゚;; )いやもう、その衝撃と来たら腰抜かしましたよね😅ヒロインがなんでこんなに早く殺されちゃうんかい?って。ヒッチコックのいぢわるじいさんここにあり(笑)でもって、モノクロ効果が最大限に発揮されたのは、あの、排水口に流れていく血の場面ですよ。

流れる血が、血が、モノクロだからこそ、めちゃくちゃコワイのよぉぉぉ~❗

カラーだと、頭のどこかで(まあどうせ、人工の血糊だから)って思って見れるけど、白黒だと妙にリアルで、ヒッチコック爺さん、絶対その効果狙っていたと思う。反対にギレルモ・デル・トロ監督の『クリムゾン・ピーク』は、恐怖というより、真っ白な雪山と赤い血のコントラストを強調した一種の様式美を狙ってる感じなんでカラーが必須なんですけれども。


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  ベイツモーテルの外観も内部も、モノクロだからこその恐怖倍増😅今は映像技術が発達して、背景もリアルなのかCGなのか区別がつかないけど、当時はセットだと作り物感アリアリ(笑)。同じヒッチコックの『レベッカ』。イギリスの古城を舞台にしたいわゆるゴシックホラーですが、画面上、翳になる部分が多くて怖かった。暗い部屋が無数にあって、そもそもどこに誰が隠れているかわからないシチュエーョンって、恐ろしすぎる。

 

  最後に、フランスのフィルムノワールをひとつ。フランスの名女優、故ジャンヌ・モローの『死刑台のエレベーター』。冒頭から流れるマイルス・デイヴィスの気だるいトランペット。いきなり瞳を潤ませたジャンヌ・モローのどアップ、公衆電話の受話器に向かって囁くように彼女が呟く"Je t'aime. ジュテーム"の音楽的な響きにうっとりしていると、「(愛しているのなら)夫を殺して」と続くので、思わずのけ反る(笑)社長夫人のフロランスが、身も心も捧げつくしている男ジュリアンは夫の部下。第二次世界大戦で戦功を上げ、フランスでは英雄視されているけれど、戦争で人間らしい心を失ってしまったものか、彼女に命じられるままに淡々と殺人をこなしていくさまが何とも怖い。モーリス・ロネの、彫刻のような冷たい美男子ぶりがゾクゾクするほど素敵で、フロランスが破滅も厭わないほどのめり込んでいくのも納得(笑)

 

  ジュリアンは社長室で社長を射殺し自殺に偽装しますが、回収し忘れた証拠品を取りに社に戻った時、エレベーターに閉じこめられてしまいます。その間に、路上に駐車してあったジュリアンのスポーツカーを盗んで無軌道な逃避行を始める若い男女。一方、待ち合わせの場所に現れないジュリアンを探して、パリの街を彷徨い歩くフロランス。(かなりのスピードで車が走ってくるシャンゼリゼ通りを無表情にジャンヌ・モローが横切っていくシーンは凄い😮)

 

  まるで地獄への一本道のように規則的にライトが並ぶ夜のハイウェイ。車のヘッドライトに滲むように浮き上がる小雨降るシャンゼリゼ。現像液から、次第に浮かび上がって来る1枚の写真。どこをとってもスタイリッシュな映画(フランス映画だから、シックかエレガントかな?=笑)で、なんとルイ・マル監督25才の時の処女作です。映画界に彗星の如く現れた若き天才。今で言えば、グザヴィエ・ドランといったところでしょうか。


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  モノクロ映画って色彩が無くて眼から入る情報が少ないぶん、音楽がより印象的に耳に残るような気がします。『第三の男』ではウィーン生まれのツィター奏者アントン・カラスが奏でるテーマ曲(恵比寿駅で流れてるアノ曲です😅)が耳を離れないですし、『サイコ』の殺人場面、あのキーキーいう不快なバイオリンの音、『死刑台のエレベーター』全編を流れるモダンジャズは映画の内容と密接に結び付いています。

 

  …って今日は、少し喋りすぎましたね(笑)モノクロ映画について語り始めたら、ヲタクなかなか終わりませんで😅続きはまた次回❗

  

 

 

 

  

 

 

 

 

『青天を衝け』渋沢栄一役が吉沢亮でなければならない理由

  吉沢さん自身がツイッター公式で、「個人的に(『青天を衝け』の)11回、12回は栄一にとってかなり重要な回だと思ってます」と語りました。先日4月26日に放映された第11回を改めて見直してみると、いつものように吉沢さんはサラッと言っているけど、そこには深い意味があることに気づかされます。

 

  谷川岳のまさに「青天を衝く」シーンでクライマックスを迎えた、栄一のキラキラした少年時代。ブレない正義感、明るく逞しく、太陽のようだったこれまでの栄一。それが、片時も離したくないほど溺愛した長男市太郎の早すぎる死に遭遇してからは、まるで取り憑かれたように攘夷倒幕運動にのめり込んでいく栄一。その暗い瞳の底には何が潜んでいるのか、得体の知れない一種の怖ささえ感じさせた。

 

  この、『青天を衝け』における、日本経済界の巨人のユニークな描き方。それは例えば、従来の偉人伝にありがちな、どこから切っても「エライ人」という金太郎アメ的なストーリー展開…「一見迷いや愚かな行為に見えるかもしれないけれども、実は彼なりに深謀遠慮があったのだ」あるいは「義理人情に縛られてやむにやまれず…」などという視聴者へのおもねりは一切見られない。一人の人間の人生において、偉大な行為は偉大な行為、迷いは迷い、愚かさは愚かさ、その事実をセンチメンタリズムを排してリアルに描く。

 

 視聴者の中には、 栄一の急激な変貌と垣間見せた心の闇に戸惑った方たちもいらっしゃるでしょう。その一方でJ-CASTニュースには、栄一が抱える闇を的確に表現した吉沢さんの演技に絶賛の声も相次いだ…とあります。そんな視点から第11回までを振り返ると、それはそのまま、「役者・吉沢亮」の10年のキャリアとシンクロするような気がするのです。

 

  映画『アオハライド』や『カノジョは嘘を愛しすぎてる』『通学電車』、ドラマ『水球ヤンキース』等に見られる明るい3枚目から、演技の分岐点になったという『オオカミ少女と黒王子』の、コンプレックスに苛まれる自意識過剰な高校生役を経て、『リバーズ・エッジ』、『悪と仮面のルール』や最近の『青くて痛くて脆い』で見せた、微かな狂気さえ感じさせる深い心の闇。少女マンガやロマコメの典型的な王子様役を演じても(映画『ママレードボーイ』ドラマ『サバイバル・ウェディング』)、どこか翳のある風情に魅力がいや増す吉沢さん。

 

  あの若さで既に10年というキャリアを持ち、あらゆる役を独自の感性で演じ分けてきた彼だからこそ、単なる立身出世の偉人伝ではない、血の通った渋沢栄一像を造型できるのだ…と、改めて確信しました。

  

  そして今後は、今吉沢さん自身も思案中だという、成熟と漲る力の壮年期へと入っていきます。吉沢さんにとっては未知への挑戦。しかし彼のことですから、きっと、見ている私たちの固定観念を覆すような素晴らしい演技を見せてくれるに違いありません。

 

  私たちはこれからも、渋沢栄一と役者・吉沢亮の成長を、ドキドキしながら見守っていくことにいたしましょう😊

 

アマンダ・サイフリッドの真紅のドレスと、ゲイリー・オールドマンの眼差し~アカデミー賞

  目にも眩しいアマンダ・サイフリッドの真紅のドレス。そしてヲタクの目線はどうしてもその豊かな胸元に…&#/$@☆「¥?  でもやっぱりレッドカーペットにはこういうゴージャスなドレスよねぇ…😍3年前ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラに抗議して、女優さんたちがこぞって黒いドレス着て、まるでお葬式みたいになっちゃったオスカー会場はまるっきりつまんなかったもん(笑)

 

  アマンダ・サイフリッドは、映画『Mank/マンク』で、実在の女優、マリオン・デイヴィスを演じ、助演女優賞にノミネートされました。マリオン・デイヴィスは、当時アメリカで絶大な権力を振るっていた父娘ほども年の違う新聞王ウィリアム・ハーストの愛人となり、売れっ子女優にのしあがった人物。演じるアマンダは、1930年代アメリカの退廃と狂乱のジャズエージの匂いふんぷん、ビッチな魅力を振りまいておりました。今日のドレスは、映画の中のマリオン・デイヴィスのイメージに見事にクロスオーバーしてたなぁ😅

 

  でもって、ちらっと写ったゲイリー・オールドマンの眼差しの、なんと穏やかで優しいこと😊映画『レオン』の、史上最低のクズ男、麻薬捜査官スタンで本格的「堕ちて」以来ずっと、ゲイリーのキャリアを見つめ続けてきたヲタク。若い頃はどこかピリピリして尖ってて、数多くの美女たちとの長続きしないラブアフェアや家庭内トラブル、アルコール依存症に苦しみ、このままフェイドアウトしてしまうのではないかと危惧したこともあったけど…。いつの間にか全てを乗り越え、今ではその輝かしいキャリアと演技力、暖かい人柄から、後輩の俳優たち(ブラピやジョニデ、クリスチャン・ベールライアン・ゴズリング等々)に「神」と讃えられるほどの人物になった。今回の主演男優賞、ゲイリーは全く下馬評にも上がってなかったから殆ど期待してなかったけど、超意外な結末でビックリ仰天👀❗…だったらゲイリーでも良かったぢゃん(暴言お許し下さい😅ゲイリーヲタのたわ言です=笑)

 

  『Mank/マンク』は美術賞(ドナルド・グラハム)と撮影賞(エリック・メッサーシュミット)を受賞❗モノクロ画面の美しさが圧倒的でしたが、コメンテイターとして出席していた行定勲監督曰く、「モノクロ映画は陰翳のつけ方が非常に難しい。照明の技術も必要」だそうですから、納得の受賞ですね😊

  

 

 

  

オスカーにアジアの風が吹く~監督賞&作品賞『ノマドランド』

 『パラサイト~半地下の家族』ポン・ジュノ監督から『ノマドランド』のクロエ・ジャオへ、2年連続でアカデミー賞受賞会場にアジアの風が吹いた❗しかも今年は女性…嬉しすぎる😭しかも、今回も監督賞と作品賞のダブル受賞❗

 

  先日『ノマドランド』の感想を書いた時、巷でよく語られている、「ノマドピープルはフロンティア精神の象徴。アメリカ人の原点回帰である」というテーマよりもむしろ、東洋と西洋の思想の融合ではないか…❓と書きましたが、今WOWWOWで録画しておいたクロエ・ジャオの監督賞受賞スピーチを聞き終わって、その感をさらに強くしたヲタク😅…全くの手前味噌で申し訳ないんですが(汗)

 

  今、アジア系の人々へのヘイトクライムが多発しているアメリカ。そんな現実を十分踏まえた上で、長い黒髪を三つ編みにして化粧っ気もなく、ホントに小柄で少女のようなジャオ監督は、噛みしめるように語り始めます。

 

「今この生き難い時代において、どう前向きに進んで行ったらいいのか、わからなくなることもあります。そんな時、小さい頃中国で父と一緒に中国の詩を交互に朗読し合う…という遊びをしていたことを思い出します。全ての人の心には「Goodness~善」がある。世界中どこへ行ってもそれは存在すると、私は信じています」と。

 

  闘争より調和、自尊より謙譲、LuxuryよりSimplicity…映画『ノマドランド』は、クロエ・ジャオが監督を務めたからこそ、あれだけ深みのある映画になった…。クロエ・ジャオとフランシス・マクドーマントという、二人の天才が作り上げた傑作と言えるでしょう。思えば、今回のノミネート作品の中で、動画配信ではなく映画館で上映されたのは『ノマドランド』だけなんですよね…。見事主演女優賞を受賞したフランシスの、映画人の気概、狼の遠吠え😅ホントにこの方は肝が据わってるというか、いつもカッコよくて、まさにHandsome Womanです❗😊

 

  そしてそして、クロエ・ジャオ監督の次回作は、今回の低予算アート系からバリバリのハリウッド大作、マーベル・スタジオ『エターナルズ』❗このへんの振れ幅が楽しみだなぁ。アンジェリーナ・ジョリーリチャード・マッデンキット・ハリントン、マ・ドンソク等とのタッグ、楽しみすぎる😍

 

  小さなジャオ監督が、ドンソクアニキに演技指導しているところを想像すると、自然と笑みがこぼれてしまうヲタクなのでした…ぢゃん、ぢゃん❗

 

  

栄一 vs.市郎右衛門父子に泣けた『青天を衝け第11回~横濱焼き討ち計画』

『SPUR』6月号の、吉沢亮さんと栄一のとっさま役の小林薫さんの対談を読んだばかりで小林薫さんご本人の優しさとダンディぶりにクラっと来たヲタク😅…だからってわけじゃないけど、今日の『青天を衝け』第11回は、なぜかとっさま目線で栄一のこと見守っちゃったよ(笑)…でもって、ラスト、いよいよ横濱の外国人居住地襲撃を実行に移すため、とっさまに「この中んちから、俺を勘当してくれ」と手をついて頼み込む栄一。むろん命を捨てる覚悟の上です。

自分たちだけの幸福に安穏としているだけではダメだ、「命を賭けて大義の為に行動してみたい」と言う栄一にとっさまは…

 

強情っぱりのお前のことだ。俺が何を言おうが、しまいには思うようにするんだんべ。もうお前という息子はいないものと思って、10年若返って働くことにすらい。

 

 …もうさ、とっさまはあの時代、楽々隠居をしていい年だぞ。なんて男気のあるセリフなんぢゃ。そしてさらに…。

 

俺は、どんなにまつりごとが悪かろうが、百姓の分は守り通す。それが、俺の道だ。

栄一、お前はお前の道を行け❗

ひゃーっ、カッコいいぞ市郎右衛門❗

惚れてまうやろーーーっ❗

栄一の、人生最大の師は後にも先にもとっさまなんだ…ってことがしみじみ理解できたなぁ。

 

  …ところで今夜の栄一はと言うと、吉沢さん自身が「11回、12回は、栄一にとってかなり重要な回」と仰る通り、彼自身いろいろと心が揺れ、人生の岐路に立たされた回だったよね…😢

 

  江戸に戻ろうとする長七郎(満島真之介)に熊谷の宿で追い付き、「命など惜しくない」と叫ぶ長七郎に、「それは無駄死にだ。命ある俺たちにはまだ、為すべきことがあるはず」と、命あってナンボの尊さを説いたはずの栄一。それなのになぜ、次第に長七郎と同じ心境に至ることとなったのか?

 

  それはやはりね、長男市太郎を、満一才にもならぬうちに麻疹で失うという体験をしてしまったからだろうなぁ…。人生初めて体験する、最愛の人との別れが、幼い我が子だなんて、辛すぎる😢突然もぎ取られてしまういのちの儚さを知ってしまった栄一。そのどうしようもない喪失感を振り切るように、攘夷倒幕運動にのめり込んでいく栄一の姿に、涙したことよ。

 

  しかし、栄一がいくら頭脳明晰で将来を見据える力があるとは言え、やはりそこは若さゆえの未熟さ、そして平民の悲しさ。その頃は長州や薩摩藩が次々と異国の軍との戦いに敗退し、攘夷運動はもはや時代に逆行する砂上の楼閣となりつつあった。それとも知らず、嬉々として大志の名のもとに(しかもモデルは『里見八犬伝』ってだいじょぶなんかい…)政府転覆の計画を練る栄一や喜作の姿は…ヲタクのような年寄りから見ると、キリキリ胸が痛む😢それはたとえて言うなら、太平洋戦争で、ベトナム戦争で、出口の無い負けいくさだった実際の戦況を知らされず、「お国の為に」あたら若いいのちを散らしていった日本やアメリカの大勢の若者たちの姿に重ねてしまうからだろうか…。

 

  それにしても、栄一たちの「横濱焼き討ち計画」、どんな顛末を迎えるのだろうか?ハマッ子のヲタクからしたら、正直言って早く取り止めにしてほしいワ😅

将来の理想形のような小林薫さんと♥️~吉沢亮 in 『SPUR』6月号

  『SPUR』6月号、吉沢さんの対談連載『Gathering in the light』、お客様はNHK大河ドラマ『青天を衝け』で渋沢栄一のとっさま市郎右衛門を演じていらっしゃる小林薫さん❗

 

  ブラウンのバンドカラーシャツにカーキ色のパンツ、ナイキのスニーカー姿の小林さんは…

若い❗とにかく若い❗

1951年生まれって…今年70才ぢゃん❗とても見えない…。

なんというか、雰囲気がまんま青年なんですよ。

 

外見の若々しさとは裏腹に、対談を読むと、長い人生経験に裏付けられた大人の分別と、26才の若さで大河の主役を張る吉沢さんの重責をさりげなく気遣う優しさが端々に感じられ、吉沢ファンとしては感涙モノです😢

 

  吉沢さんは(小林さんが演じる栄一のとっさま、渋沢市郎右衛門について)「物静かで頑固な怖いお父さんというイメージを持っていたんですが、すごくやわらかな雰囲気があって」と仰っていましたが、確かにとっさまはいわゆるあの時代の家父長像とは違う、子どもたちのこともちゃんと「個」として尊重する、非常にリベラルな人物なんですよね。今回の対談で、小林さんご自身のイメージに重なっちゃいました😊

 

今こそ穏やかな「人生の達人」ふうの小林さんですが、驚くべきことに唐十郎の「状況劇場」(移動式テント芝居:通称「紅テント」)のご出身なんですよね😮ヲタクはそのむかし人形作家四谷シモンの大ファンでしたので、彼が1960年代に「状況劇場」で活動していたことを知り興味を持ちましたが、ついぞ実際に見に行く勇気はありませんでした。だって…唐十郎のイメージって言ったらアングラでラジカル、包丁だし場外乱闘だし😅そんな紅テントに10年もの間在籍していた小林さん、そのじつかなりのツワモノだゾ(笑)今の温厚な笑顔からは想像もつかないけど…。

 

  小林さんとツーショットの吉沢さん(なんとサンローランのブルゾン♥️)は、心の鎧を脱いだ、とてもリラックスした表情で、少年っぽくて、見ているこちらもほっこり😊

 お二人を照らす今月の名作照明は、ヤコブセンの「ベルビュー フロアランプ AJ7」スタイリッシュでめちゃくちゃカッコいいんですけど。

 

  そしてそして、群馬で撮影していた時、スタッフさんから「吉沢さんも交えて打ち合わせをしましょう」と言われた小林さん、吉沢さんもてっきり高崎にいるのかと思ったら、「パーソナルトレーニングの為に東京に行っているから、終わってこちらに戻ってきてからになる」と言われて驚いたそう。

 

ああ、俺と意識の持ちようが違うなと思いましたね(笑)

 

  一見クールに見えて、じつは熱い、しかもストイックな男だということをとっさまにバラされる吉沢さん(笑)

 

  吉沢さんが数十年後には、こんな役者さんになっていたらいいな……って思わず想像しちゃうような、ステキな大先輩との対談でした♥️