オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

ロイ・アンダーソンワールド再び~『ホモサピエンスの涙』

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  寡作で知られるスウェーデンの監督、ロイ・アンダーソンの新作『ホモサピエンスの涙』をキノシネマみなとみらいで。

 

  前作の『さよなら人類』から6年かぁ…。月日の経つのは早いですねぇ。前作は、ひじょうに皮肉でシュールというか、ブラックコメディに満ちていました。(エピソードのオチとかは、デヴィッド・ウォリアムズのBBCのTV番組『リトル・ブリテン』を思い出したりもした😅)

 

  アンダーソン監督の作品ってひじょうに独特の世界観。リアルな実物大のセット、ミニチュアの建物、マットペイントなどSFXを緻密に組み合わせたそれは、まるで動く絵画、動く美術品のよう。その静止画のような映像の美しさにぽーっと見惚れていると、人物が突然動き出してビックリするくらい(笑)

 

  さて、最新作『ホモサピエンスの涙』

人間の歴史は悲しみの歴史、涙の歴史。美しい映像で語られるのは、そんな人間たちの悲劇のさまざまなエピソード。ヲタク的に目に焼き付いて離れないのは、神を信じられなくなってキリストのように磔刑に処せられる悪夢にうなされる牧師や、お誕生日会に向かう途中大雨に降られてしまうパパと娘、明白な敗北の中で立ち尽くすヒットラーとそれでもなお「ハイル、ジーグ(勝利万歳)」と叫ぶ哀れな親衛隊員たち、厳寒のシベリア平原で捕虜収容所に向かう兵士たちの背中、背中…。

 

うーーん、書ききれない❗(笑)

 

  しかし、ポスターヴィジュアルにも取り上げられている場面。ナレーションは「廃墟と化した街の上を飛翔する恋人たち」とだけ。むむ…。終末論?最後の審判?監督はスウェーデン人だから、ラグナロク(神々の黄昏)?深掘りしすぎると、夜眠れなくなる(笑)

 

  ……しかし、その人間たちの悲痛な涙を見つめるアンダーソン監督の眼差しは限りなく暖かい。(…それでも、生きていくんだよ)と、背中を押してくれている気がする。そうやって、人類の歴史は連綿と続いていくのだ、今までも、そしてこれからも。

 

  映像の魔術師と呼ばれるロイ・アンダーソン監督。作品の魅力を説明するのは難しい😭じぶんの表現力の乏しさがうらめしい。

 

  拙い感想で恐縮ですが(汗)記事を読んで少しでも興味を持った方がいらしたら、この機会にぜひ、唯一無二のロイ・アンダーソンワールドを体感してみて下さい😉

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(キノシネマ前のイルミネーション)

 



  

記事を読んでほくそ笑むヲタク~『サンスポ』の宮本浩次さん

SANSPO.Comの『ヒューマン』にご登場の宮本浩次さん❗

 

 TVやラジオ、各種雑誌で、 アグレッシブにご自身のアルバム『ROMANCE』のキャンペーンを張っている最近の宮本さん。同じ事象を語っていても、少しずつ視点や語り口、表現が違っていて、その度に面白い😊アタマの中にたくさんの引き出しがあって、きっと一つの物事に対しても、宮本さんのことだから常に考えたり分析したりしているんだろうなぁ…。

 

  記事の中で、ヲタク的に一番ツボだったのは、今回のカバーアルバム『ROMANCE』の収録曲『木綿のハンカチーフ』の歌詞(作詞・松本隆)の解釈について、宮本さんが当初抱いていた印象が変化した…と語っているくだり。

太田さんのあのかれんな歌声で聴いてると主人公の女性に味方しちゃうけど、いざ自分で歌ってみると女性の反応が意外とそっけない。

そうそう、そうなんですよ❗

  毎日『ROMANCE』を聴いてるうちに、ヲタクも宮本さんと同じことを考え始めてた❗でへへ、(宮本さんと感性が同じなのだ❗)と、ひそかにほくそ笑むヲタク(⬅️バカ😅)

 

  『木綿のハンカチーフ』は、男女の往復書簡みたいな、珍しいタイプの歌。都会に憧れて故郷を離れ、次第に都会に染まっていく青年と、田舎でひたすら彼を待ち続ける純な少女。…でもね、よくよく歌詞を聴いてると、少女は自分を置いて都会に行ってしまった青年を全否定してるんです(笑)そもそも青年の問いかけに対する少女の歌い出しが毎度毎度「いいえ」のダメ出しから始まるんだから😅「スーツ着たボクを見て」って言えば「いいえ、草に寝転ぶあなたが好きだったの」、「君に似合いそうな指輪送るよ」って言えば「いいえ、(宝石なんて欲しくない)あなたのキスほどきらめくものはないから」…という具合。

 

  宮本さんの『木綿のハンカチーフ』を何度も聴いてるうちに、青年が次第に宮本さんに思えてきちゃって(笑)(『赤いスイートピー』の、タバコの匂いのするシャツ着て、付き合って半年経っても手も握ってくれない彼が、宮本さん以外考えられなくなるのと同じ現象だな😅)だんだん青年のほうに肩入れしたくなってくる(笑)

  この少女も頑固だな、せっかく宮本さんが…いやいや違う、少女の恋人が一生懸命指輪選んだんだから(しかも、指輪だよ、指輪❗=笑)お世辞でも「キレイね、ありがとう」くらい言ったら?なーんてね(笑)まあ、ヲタクが年とったせいでしょうねぇ😅

 

  同じ歌を時を経て聞き直してみると、昔の自分を思い出して懐かしかったり胸が痛んだり、かと思えば全く新しい発見をして嬉しくなったりする。『ロマンス』は、偉大なバンド、エレファントカシマシと共に喜びも悲しみも幾年月、様々な人生の挫折や病を乗り越えて来た「今、ここに居る宮本さん」が魂を込めて名曲の数々を歌い上げているからこそ、こんなにも胸を打つアルバムに仕上がっているのだ…と、ヲタクは思うのである😊

凍てつく冬こそおススメ❗北欧ミステリー 3選

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(From Pixabay)

 いつの頃からか、何故か(小説でも映画でもTVドラマでも)北欧ミステリー好きになったヲタク。全編を流れる暗くて陰鬱な雰囲気、謎解きの奥に潜む移民差別や児童虐待、政治の腐敗等の社会問題、甘さを一切排除したようなシビアな結末…。こんなふうに書いてくると、「とてもじゃないけど、何が面白いのさ」って言われそうだけど、内容の暗さ、重さに反して、その舞台となる北欧の自然や街並みの綺麗なこと❗こんな美しい背景の中で、あんな陰惨な事件が…っていう、ギャップ萌え?……うん、そうだ❗ヲタクはギャップに弱いのだ(納得)…って、前置きはそのくらいにしまして(笑)

 

 「トラップ~凍える死体」シーズン1,2

(アイスランド)


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   シーズン1は、首都レイキャビクから遠く離れたアイスランドの港町沖合いに停泊した船が、人間の胴体を引き揚げたところからストーリーが展開します。意に反して、捜査の陣頭指揮を取ることになった警察署長アンドリ(オラフル・ダッリ・オラフソン)。殆ど事件らしい事件が起きない田舎町のことゆえ、捜査に当たることのできるのが、彼の他に女性警察官ヒンリカと、真面目だが少々ドジな独身中年男のアウスゲイルのみ。レイキャビクの首都警察に応援を頼もうにも猛吹雪で道は閉鎖。3人で何とか事件を解決しようと奮闘するアンドリだが、それを嘲笑うかのように次なる殺人が…。

 

  アンドリがシロクマ(あるいはムーミンパパ?😅)みたいな巨体を揺すりながら事件解決に走り回るさまは微笑ましい…と言いたいところですが、彼の家庭環境は微笑ましいとは程遠い状況😢離婚した妻は新しい夫とルンルン生活、なぜか彼は元妻の実家で、置いてきぼりの娘二人と同居生活(…なんでこんなことになっちゃったんだろう?ナゾである(-ω- ?))。

 

  結末は見ている我々も目を背けたくなるほど重苦しいものですが、一方で、生きることの難しさ、辛さ、切なさが胸を打ちます。やはりアイスランド出身の作家、アーナルデュル・インドリダソンの作品に相通じるものがある気がします。

 

  しかし、背景となるアイルランド雄大な自然~どこまでも続く白い山々、透明な海、深々と降りしきる雪のさまはどこまでも美しく、この世の楽園のよう。(ベン・スティラーが主演した映画『LIFE!』に登場した風景そのままです😊)そのギャップたるや、強烈。

 

  シーズン1、2ともネトフリで配信中。(シーズン2では、連続殺人事件と並行して、アンドリと次女の親子の関係性が描かれます。ずいぶん日本のお父さんと違うんですよね。もう少し父権?を行使してもいいんじゃないかと思うくらい😅そういうところも興味深い😊)


「ブリッジ」シーズン1,2,3


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  ちまたでは、「キリング」と共に、北欧ミステリーブームの先駆けになった作品と言われております。…しかしそもそも、日本で北欧ミステリーブームなどというものは存在したのであろうか❓ヲタクの回りには「北欧ミステリーが好き」と言ってる人など、一人もいないのですが(笑)

 

  ヲタク的には、ハリウッドでリメークされ、デンマーク国民の3人にひとりが見たという「キリング」よりも、どちらかと言えばこちらのほうが好みかな😅

 

  シーズン1の冒頭、デンマークスウェーデンをつなぐ、オーレスン橋のライトが突然消え、その後復旧すると、その国境線上には切断されたひとつの遺体が。上半身はスウェーデン側、下半身はデンマーク側。そして、その上半身はスウェーデンの政治家、下半身はデンマークの娼婦という、衝撃的なオープニング❗この状況から、スウェーデン側の女性刑事サーガ・ノレーンとデンマーク側の刑事マーティン・ローデは、共同で捜査を開始することになります。

 

  サーガはアスペルガー症候群という設定。なので、職場で多くの人の目があるにもかかわらず、時間がないからといって突然セーター脱いで着替えちゃうなんてシーンもあります😅でも、さすが個人主義が徹底している北欧、同調圧力が強く、障害を抱えているとなかなか職場の人間関係が上手くいかない場合が多い日本と違って、サーガの障害を理解した上で彼女の突出した才能を生かしていこうとしている職場環境が興味深いなぁ…と思って見てました。

 

  シリーズを重ねるにつれ、主人公たちが次々と驚きの展開に巻き込まれていきます😮ヒーローはいない、警官も弱さを抱えた一人の人間…とう、リアルを追及する北欧ミステリーならではの展開なんですが、ここで好き嫌いは分かれるかも。

 

  デヴィッド・フィンチャー監督が「ドラゴン・タトゥーの女」をリメークしたりして、ハリウッドでも一時「北欧ミステリーブーム到来か❗❓」って騒がれましたが、その後はサッパリ😅どー考えても、アメリカでは人気出そうもないよね(笑)

 

 「湿地」


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  我が愛するアイスランドのミステリー作家、アナールデュル・インドリダソンの作品の映画化。北の湿地に立つアパートの一室に横たわる老人の死体。その部屋には、ある少女の墓石が写っている古い写真と、3つの言葉が書かれたメモが…。それを手がかりにして、老人の暗い過去を探り、ついには驚愕の真実を知ることになる主人公、エーレンデュル捜査官。

 

  見終わって、ストーリー展開にかなり偶然が続くような感じがするかもしれませんが、アイスランドの人口はわずか42万人。あの広大な土地にわずか新宿区民の人口しか住んでいません。国民のルーツを探ればどこかしらで血縁が繋がっていると言われます。この映画を見る際には、そんな知識を頭に入れておくといいかも😊

 

  インドリダソンの作品って、ある殺人事件をきっかけに、ある人物、家族の歴史を遡り、さらに遠い過去の犯罪が露になっていく…っていくパターンが多いんですよね。北欧版「コールドケース」とでも言うのかな。アメリカ版と違って、「過去がわかって良かった❗」ってカタルシスはあんまりないですけどね😅

 

  ヲタクはこれまで北欧ミステリーについては度々記事を書いておりまして、今まで記事にした作品については今回は話題にしておりません。もしこの記事を読んで北欧ミステリーに興味を持った方がいらっしゃいましたら、「ドラゴンタトゥーの女」「蜘蛛の巣を払う女」などのリスベット・サランデルシリーズ、「特捜部Qシリーズ」(2つのシリーズとも、映画化されています)、Netflixオリジナルドラマ「刑事ソフィア・カルピ」(第1・第2シリーズ)などもおススメです😉

 

 



「見たこともない美しい青年」 林真理子 ×吉沢 亮 in 『家庭画報』2021年1月号

 吉沢さん、早々に雑誌の新春対談にご登場~~😊

 

  しかもしかも登場した雑誌は、セレブの奥様方がターゲットの『家庭画報』❗対談のお相手は歴史作家(今はこういう呼び名で良いのだろうか?)林真理子さん。着物愛好家でも有名な林さんは、工芸展出品の為に作られたという加賀友禅をお召しになり、相対する吉沢さんはアルマーニのスーツ❗……で、いかにも貴公子然とした装い😍ヲタクのじぶん勝手な印象では、林さんはひじょうに上昇志向、メジャー志向の強い方、良い意味でミーハーな方(良い意味で…ですよ、念のため😅)だと思っているので、この種の対談にお呼びがかかるということは、吉沢さんのかねてからの願望…誰もがその名を知っているような「大スターになる❗」が、着々と実現していっているのだな…と思います😊✌️

 

  同じくNHK大河ドラマ西郷どん』の原作者であり、「正妻 慶喜と美賀子」という著書もある林さんは、吉沢さんから

「今回の大河ドラマ渋沢栄一をどのように描くのか?脚本家の視点はどこにあるのか?」

を聞き出そうと興味シンシン(笑)

そして「どうやって物語を進めていくのかしら。徳川慶喜渋沢栄一の友情物語というのも一つの手かな、と」

と投げかける林さん。

 

そこは結構ガッツリやると思います。

前半では、慶喜役の草なぎ剛さんとそれこそW主演くらいの勢いで二人の関係性が描かれていくので。

 

という吉沢さんの答を引き出すと、我が意を得たり…とばかりに大喜びする、初々しい林さん。そうよね、どんな大作家さんでもきっと、吉沢さんを間近で見たら、冷静でいられなくなって、いっぺんに夢見がちな少女の頃に戻ってしまうに違いない(笑)しかもしかも…。

 

見たこともない美しい青年で、この人は誰!?って思いました。

 

  華やかな社交の場で、イケメン俳優さんたちとの数々の出逢いにも慣れていらっしゃるであろう流行作家の林さんをして、このご発言❗

さらには、

私は私で、吉沢さんに主演していただけるようなものをがんばって書こうと思いますので、よろしくお願いします。

ですとぉぉぉ~~🎉✨😆✨🎊

 

おー、我らが吉沢亮、プロデューサーや監督ばかりでなく、ついには作家のミューズになる😮の巻❗(笑)

 

 

 

 

ああついにヲタクの悲願がぁぁ~😭ジャック・ロウデン ×ゲイリー・オールドマン❗

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 予定よりも早く目覚めた朝。(よせばいいのに)ツイッター覗いて、あまりにも衝撃的で嬉しいニュースに二度寝できなくなった(笑)だって、だって…。

 

  ついに、ついに、ヲタクの推し、ジャック・ロウデンとゲイリー・オールドマンがTVドラマで悲願の初共演❗

しかも……しかもですよ、原作は Mick Herronの スパイ小説  "Slough House"❗

…ヲタクの為に立ち上げられたプロジェクトなのね、ホントにありがとう😆💕✨(⬅️ホントにバカ=笑)

 

   邦題はまんま「窓際のスパイ」なんですが、直訳すると「泥沼の家」。米ソ冷戦時代、英国のスパイ活動の拠点といえば、国際的なスパイ活動を行っていたMI6(英国秘密情報部…あの007ジェームズ・ボンドはここの所属)と、国内問題を扱うMI5(英国保安部)。ドラマの舞台となるのは、MI5の中でも通称「Slough House(泥沼の家)」と陰口を叩かれる窓際部署。下のデイリー・メール紙の記事にもある通り、Slow Horses(鈍足の馬)と韻を踏んでるんですね😅

 

  あの名作『裏切りのサーカス』ではMI6の初老のスパイ、ジョージ・スマイリーを演じたゲイリー・オールドマン、今回はMI5の「鈍足の馬たち」、ワケありのハグレ者どもを束ねるリーダーのジャクソン・ラム役。そしてそして、我が最愛のジャクロくんは、007に憧れ、伝説のスパイを祖父に持ちながら昇進試験で大失敗をヤらかし😅泥沼部署に左遷されてしまったリバー・カートライト😍『裏切りのサーカス』で言えば、ベネさま演じたピーター・ギラムの立ち位置かしらん。先日「ゲイリーとベネさま見るだけで腰砕け」ってツイしたけど、ジャクロくんとゲイリーのツーショット見たら、ヲタク、もぉもぉ、どーなるかわかりましぇ~ん(笑)

 

  ジャクロくんは現在撮影中のジークフリード・サスーン伝(第一次世界大戦の過酷な戦場体験を基に反戦の詩を書き続けた英国の詩人。監督はテレンス・デイヴィス)の撮了後すぐに合流するもよう❗

 

 英国の名女優キャサリン・スコット・トーマスも、彼らの上司役で出演者に名を連ねています。ゲイリーがアカデミー主演男優賞を受賞した『ウィンストン・チャーチル/ヒットラーから世界を救った男』の奥様役ですでに共演してますね。知的で上品なファーストレディ、ステキでした。直近では、ネトフリの『レベッカ』ダンヴァース夫人役で彼女の演技を見たばかり。コワかった…😅

 

  MI5を舞台にしたスパイドラマの名作と言えば、ヲタクの推し(ヲタクの愛は上限無し=笑)、トム・ヒューズの『THE SPY』がありますけれども、今作品も…。

 

もはや名作にしかならない予感(笑)

 

  

  

日本のネオ・リアリズモだ❗~映画『泣く子はいねぇが』

  月の夜、スクリーンからも立ち上って来るような凍てつく冷気。山の上の神社から松明の篝火を携えて、奇声を発しながら次々と駆け下りてくるなまはげたちの異形のさまはこの世のものとは思えず、恐ろしく、神々しく、そして美しい。

 

  今でも男鹿半島に残る奇習は本来は神事であり、なまはげは「父性」の象徴で、家族の絆を強固にする為のものだと言う。けれど、新進気鋭の佐藤快磨監督が紡ぎ出す物語は、リアルで残酷で、どこか物悲しい。

 

  女の子が生まれたばかりの若い夫婦、たすく(仲野太賀)とことね(吉岡里帆)。一番幸せに溢れている時期のはずが、映画の冒頭から二人の間には不穏な空気が漂っている。泣く子をあやしながら、妻は一言、「…もう、無理だから」と呟いている。たすくは父親になる自覚のないままに、卑屈な笑いを浮かべながら、なすすべもなくそこにいる。それを責める妻の視線から逃れるようになまはげの神事に参加したたすくは、あろうことか、その本番の夜、御神酒をあおりすぎて前後不覚になり、なまはげの面をつけたまま一糸まとわぬ姿になって、街にさ迷い出てしまう…。

 

  衝撃の一夜から、歯車の狂ってしまった彼の人生。男鹿半島から出奔し、東京の片隅で身を潜めるように暮らして2年が過ぎたが、故郷や離婚した元妻のことね、そして3才になったはずの娘への想い絶ちがたく、たすくは男鹿へ舞い戻ってきた。そこで彼を待ち受けていたものは…❗❓

 

  これまでの出演作品を見ただけでも仲野太賀が、当代きっての演技派であることは異論の余地がなく、今作品でもばつぐんの安定感😊最初のうちこそ『生きちゃった』と似たようなキャラかな…?と思っていたのに、見終わってみればぜんぜん別人😮凄いな…。

 

…そしてそして吉岡里帆ですよ❗

 

寡黙な役なんですけど、「目は口ほどにモノを言い」最後の場面の、元夫、娘の父親を見つめるその表情。静かな怒り、憐れみ、諦観、赦し…。全くの無言のなかにあらゆるものがせめぎ合う…見事です❗❗

 

  ラストは素晴らしい名場面。一切のセンチメンタリズムを排除した皮肉で苦い結末ながら、それが乾いた感じにならずに、どこか哀愁があり、ひとすじの光りが射しているように思えるのは、舞台が男鹿半島だからか、それとも仲野太賀の滲み出る人間味ゆえか❓

 

見終わった後の感じは、第二次世界大戦後の貧困と荒廃をリアルに描き出した『自転車泥棒』(ヴィットリオ・デ・シーカ)や『鉄道員』(ピエトロ・ジェルミ)など、イタリアのネオ・リアリズモの作品にも似て…。なまはげというローカルな風習を題材にしながら、現代の日本が抱えるさまざまな問題を孕んだ、骨太な作品。

 

  是枝裕和監督が佐藤快磨監督の若き才能に惚れ込み全面的に助力を惜しまなかった、それがなかったら陽の目は見なかっただろうと言われるこの作品。佐藤監督は見事に是枝監督の期待に答え、そしてその若き才能のもとに一流の役者陣が集結した❗

 

  …そんな情熱的なエピソードを聞くにつけ、日本映画界の未来は限りなく明るい❗…と思わずにはいられない😊

 

天才がゆえの…『あさイチ』の宮本浩次さん

  NHKあさイチ』に宮本浩次さんご登場~🎉✨😆✨🎊

 

パブリックイメージ作りにも興味なく、「じぶんを○○に見せたい」という自己顕示欲にも遠い人が、自由気ままに語り出すとああなる…っていう1つの見本みたいな😅人はそれを「宮本ワールド」と呼ぶけど(笑)

 

  その楽曲を聴いてみれば、そして舞台上のパフォーマンスを間近に見てみれば、宮本さんが天才であることは紛れもない事実だけど、昨日の『あさイチ』は、私生活においても心情面でも、天才ならではの数々の逸話に満ちていて、いちいち面白かった(笑)

 

  宮本さんの話を聞いていると、真の天才というのは、やはり我々一般大衆に理解されるのには時間がかかるものなんだと思う。特に初期の作品(『星の砂』とか『デーデ』『珍奇男』)は誰にも相手にされなかった…と宮本さん今でも自虐的に仰っているけど、ヲタクだって…『珍奇男』より、「売れることを意識して作った」っていう『今宵の月のように』のほうが好きだもん(小声😅)昨日映像が流れた「オレの歌を黙って聞け❗」事件(ギター壊しちゃったんだっけ❓この時😅)も、世の中から理解されない若き天才の咆哮のように聞こえた。あの映像を見て、まるで初めて見るかのように「これ、いつの話だったかな…。」って目を丸くしている宮本さん。もはやあの事件も、過去の出来事なんだね。最近彼がよく口にする「大人の」成熟がうかがえてツボでありました。

 

  華丸大吉さんから「宮本さんといえば男の歌のイメージで、女性ばかりの歌をカバーするのは意外」みたいなことを言われて、「いやじつは、母親を初め女性から沢山影響受けてます」と返す宮本さん😊以前お付き合いをしていた彼女からは、浮世絵やゴッホの手ほどきを受けた…って仰っていて😮す、スゴいなー、浮世絵が好きな若い女性って…。天才とお付き合いする人はどこか違う(笑)

 

  番組では宮本さんのこれまでの歴史や過去の逸話がさまざま持ち出されて来るんだけど、宮本さんはだいたい「…そんなことありましたっけ❓」って😅齢(よわい)五十を過ぎて「大人の青春」を謳歌している宮本さんにとって、今、そして未来があるのみなんだね😊

 

  ヲタクはこれからもいちファンとして、宮本さんの進化を見守り続けるゾ、どこまでも😊

 

 

吉沢イヤーの幕開け by AERA STYLE MAGAZINE

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 もー、ヤられましたよね…でへへ…って、つい顔が弛んでキモチワルイ笑みがこぼれてしまふ😍

 

  前髪下ろした吉沢さんですが、いつもなら前髪下ろすと途端に少年っぽくなるのに、何て言うんだろう…野生とか、男臭さが全面に出ていて、光沢のある黒い衣装と相まって、色っぽいこと🎵

 

  髭って、ある程度彫りが深くないと似合わないと思うんですね。だから、残念ながら日本人には髭の似合う男性って少ない気が…。その点、「歩くイケメン彫刻」「銅像」と呼ばれる吉沢さんのこと(…もはやこの呼び名も懐かしい今日この頃ですが😅)、これから年を重ねるにつれ、ますます「髭の似合う男」になりそうでワクワク❤️欧米の俳優だと、演じる役柄や年齢によって髭生やしたり剃ったり。ヲタクの推しのジャック・ロウデンなんて、髭のあるなしで見た目が10才くらい違うもんね(笑)

 

  日本でも、戦国武将を演じる時は髭が必須だし、江戸時代太平の世には髭が野卑だとされ一時禁止令が出たけど、明治になって再び髭は男らしさと権力の象徴に…。吉沢さんも、これだけお髭が似合うってことは、それだけ演じられる年齢も役柄の幅も広がるってこと。役者としては大きな武器になると思うなぁ…。楽しみぢゃ❗

 

  AERA vol.49のテーマは、「上質な時間を手に入れる」。吉沢さんにとって「上質な時間」とは、「おもしろい映画に出会ったとき」だそう❗❗ヒャッハーー(またもやヘンな声が出てしまふ=笑)、映画ヲタクのヲタクとしては、ぜひ大声でそこらじゅうに言って回りたいご発言。外出自粛期間中に韓国映画をよく見たそうで、特に『オールド・ボーイ』(パク・チャヌク監督)は「ヤバッ」と思ったそう(笑)うん…ヤバいよね…ヤバいとしか言いようがない、あの映画😅昨日ヲタクは記事の中で映画『シド&ナンシー』を取り上げて「アナーキーで絶望的で狂った純愛」って表現してみましたが、『オールド・ボーイ』にもそれ使い回したい(笑)主演のチェ・ミンシクも髭と迫真の演技が印象的でしたね😉

 

  吉沢さん曰く、渋沢栄一役は「裏表のない陽の男」だそう。最近、陰のある役が続いたから、逆にめちゃくちゃ新鮮かも~❗楽しみです😊…で、太陽のような爽やかなヒーローの後は一転して、ダークヒーローか、アナーキーで絶望的で狂った役(笑)

 

  仕事を選ぶ時、まず演じる意味、自分にとってプラスになるものが欲しいと語る吉沢さん。その真摯なブレない姿勢は、どんどんメジャーになってきて、大スターの道をばく進中の今でも、少しも変わっていない😊応援している俳優さんに若さゆえの不安定さや危うさを感じる場合、その人が急にブレークしたりすると、こっちも不安になってくるものだけど、吉沢さんにはそういう危うさが微塵も感じられない😮いちファンとして、全幅の信頼を置くことができる。だから私たちは安心して、彼の生き方を見守ることができてるんじゃなかろうか。

 

  AERAさんが仰る通り…

(新たな)吉沢イヤーの幕開けだ❗❗

 

  

 

 

 

  

『ベストアーティスト~音楽の祭典』がいろいろツボである

 ☆ 池田エライザ『此処でキスして』(椎名林檎 1990年)

池田エライザ椎名林檎…。

似合いすぎる❗❗(笑)

NHKBSの『The Covers』で、リリー・フランキーのお相手3代目を務める彼女。(2代目の仲里依紗も素晴らしかった😊)時折番組中で聞かせてくれるその情感の籠った美声に眼を見張る思いのヲタクとしては、楽しみすぎてワクワク😍

そしてそして、椎名林檎の、耽美な中にもセクシーな毒を秘めた世界観を完璧に表現していて、脱帽❗

現代のシド・ヴィシャス
手錠かけられるのは只あたしだけ

最高の殺し文句だな(笑)

伝説のセックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャスの生涯の恋人、ナンシー・スパンゲンがシドに贈った南京錠。アナーキーで絶望的で、狂った純愛。エライザ嬢が「今すぐに此処でキスして」と繰り返す度に、映画『シド&ナンシー』ロンドンの場末のゴミ捨て場、二人のキスシーンが思い出されて、胸が詰まった😢

 

宮本浩次『異邦人』(久保田早紀)

前述の番組『The Covers』、セクシーに歌いながら近寄って来る池田エライザに、石地蔵の如く固まってしまった宮本さん(笑)司会のリリーさんから「ぼったくりバーの客みたい」って評されてましたっけ😅(言い得て妙、とはこのことなりね=笑)

 

  今夜は、宮本さん初のカバーアルバム『ROMANCE』の中から、久保田早紀の『異邦人』❗地平線を臨むような、どこまでも広がりのある楽曲に、やっぱり、宮本さんはピッタリだ😊そういえば、今夜の衣装はロング丈の黒いテーラードジャケットだった。珍しくないですか❓宮本さん、細身だからめちゃくちゃ似合うんだよなー。

 

  歌い終わった後、

「宮本ワールド❗」(by 櫻井翔くん)

「カメラの方の想像を超える動きを…」

(by 羽鳥アナ)

ご両人のナイスなコメントに、わかっちゃいるけどやっぱり吹き出してしまった(笑)

 

☆[Alexandros] 『風になって』

  娘が熱狂的ファンなのでヲタクも影響されて全曲聴いてるけど😊リーマン時代を経てデビューしたせいもあるのか、ひと昔前のバンドによく見られたような破滅型 orヤンチャすぎるミュージシャン(例えば前述のシド・ヴィシャスや、ホテルを壊しまくったレッド・ツェッペリンみたいに)とは真逆の、しごく真っ当な感じ、健全で爽やかな感じが逆に新鮮。川上洋平くんも宮本さんと同じでスーツが似合うこと😍

 

  番組はまだまだたけなわ、今はエイジレスなイケメンの代名詞福山雅治氏が熱唱中🎵バカリズムのゆるーいグッズ提案『コレどうでしょう』もサイコー🎵

早く寝なくちゃと思いつつ、TVの前から離れられない(笑)

 

 

 

  

三島由紀夫没後50年~そして、三島と太宰のこと

  あの衝撃的な事件から早や50年…。ヲタクが三島の作品を夢中になって読み始めた頃には、既に彼はこの世の人ではなかった。

 

  …じつはヲタクの父親は当時海上自衛隊に所属していて、事件の直前に横須賀から市ヶ谷の防衛庁に転勤したばかり。父はちょうどその日は出張中で、後日同僚から話を聞かされて驚いたそう。ヲタクが父からその話を聞いたのは、事件から10年位経ってから。「豊饒の海」三部作や「禁色」「金閣寺」「仮面の告白」を読んで、その豪華絢爛な日本語に酔いしれていた頃。同僚から聞いたという父の話の内容は、その場にいた人しかわからない生々しさに満ちていて、ヲタクはしばらく三島の作品は読めなくなってしまった😅

 

  三島と同時期にヲタクが夢中になった作家に太宰治がいるのだけれど、どこかで三島が太宰治のことを忌み嫌っていて、なんと面と向かって「僕はあなたの文学が大嫌いです」と言い放ったというエピソードを読んで、驚いてしまった😮なぜって、ヲタクの中では、三島と太宰って同一線上の作家のような気がするから。

 

  太宰の文学に接するたびに、その不具者のような弱々しい文体に接するたびに、私の感じるのは、強大な世俗的な徳目に対してすぐ受難の表情をうかべてみせたこの男の狡猾さである。

  三島が太宰について書いた文章の一節だけど、なかなかに激しい(笑)…しかし女性は、その「受難の表情」にヨワイ😅

 

  三島って幼少期は虚弱体質で、それを心配したおばあさまに外で遊ぶのを禁じられ、家から一歩も出してもらえなかったって聞いたことある。後年の、ボディビルディングや武道への傾倒ぶりや盾の会設立等も、自らの内に潜む柔弱さや繊細さを乗り越えようとした反動がなせるわざ…だったのでは❓  三島の写真集『薔薇刑』なんて見ると、憂国の士…というよりむしろ、激しいナルシシズムを感じる(神田の古本屋で立ち読みした時にはあまりの衝撃に本取り落としそうになった😅)それって、太宰に感じるものと同じなんだよな…。

 

  蜷川実花監督の『人間失格太宰治と三人の女たち』で、太宰(小栗旬)が若き日の三島(高良健吾)に向かって「…本当はお前、オレのこと好きなんだろ?」って言い放って、三島が思わず絶句する場面。あれが全てのような気がする。またね、人たらしの太宰に小栗旬がぴったりで、高良健吾の、青い清廉な三島も良くて😍短いけど、大好きなシーン。

 

   三島も太宰も、自己愛を突き詰めた末に、自死という道を選んでしまった😢二人とも、願わくばその生涯のどこかの時点で、他者を愛することに目覚めて、歳を重ね、円熟した作品を書いて欲しかった…。

 

  冷え冷えとした晩秋🍁そんなことをつらつら考えるうちに憂國忌の夜は更けていく🌃

 

 

 

 

  

「ROMANCE」の一言が言い出せない宮本浩次さん~『ヒルナンデス』

 なんと、宮本さんが食レポに挑戦~❗スゴくないですか❓なんて画期的な企画なんだ(笑)宮本さんの食べるとこって初めて見た気がする😮

 

  喫茶店が大好きという宮本さん。青春時代の喫茶店は、本や新聞を読んだり、リラックスできる場所だったそう😊以前は作詞をすることもあったそうで、あの名曲『珍奇男』は喫茶店で出来た作品だとか。(どこかの番組で、「今まで誰も振り向いてくれなかった」ってご自身で仰っていましたっけ。誰も振り向いてくれない曲を喫茶店の片隅で一生懸命書き続ける若き日の宮本さん…エモい😢)お金がなくてデートする時は、喫茶店でだいぶ粘っていたそうです😅今日の番組で初めて知ったけど、最近は昔ながらのレトロな喫茶店若い人たちに人気なんですね~。(色とりどりの喫茶店のクリームソーダを見て、藤田ニコルが「エモる~❗」とか言っててビックリ😮)流行もファッションも繰り返すのねぇ…。なにせヲタクなんぞ、喫茶店はサテン、アイスコーヒーはアイコ、の時代だから(汗)

 

  研究熱心な宮本さん、ご自分で調べてきたという足立区の「縁側カフェ」でムリヤリ引き戸の柱を掴んで引っ張ったり、テーブルに備え付けの小型カメラを指差しあたかも喫茶店の備品かの如く「これは一体何ですか?」と、早速数々の天然ボケを繰り出します(笑)食レポ相方の小峠さんに「いつもあるものではありません。今日だけです」と突っ込まれておりました😅

 

  宮本さん、「縁側カフェ」の洋梨タルトと言い、銀座「喫茶YOU」のオムライス(2019年の「オムライスグランプリ」で優勝したそう)と言い、上野「古城」のナポリタンと言い、超速で爆食い❗小峠さんに「テレビ史上いちばん早いんじゃないか」って言われてました😅…でも超速の割には食べた後のお皿がめちゃくちゃキレイ😊いいもん、見せてもらいました~❗

 

  最後に訪れた上野の喫茶店「古城」は番組側が宮本さんをぜひお連れしたい喫茶店…とのことでしたが、そのココロは何とか宮本さんの口からアルバム『ROMANCE』の告知を引き出そうとのもくろみ🎵ところがところがさすが宮本さん、名物のミルクセーキを「恋の味ですよ」と薦められば、「アイスティー頼んでいいですか?」(笑)それならば…と、「このお店は二人がけのロマンスシートがあるんですよ」(まんまぢゃん=笑)とトドメをさされてもスルー「……」😅あげくのはてには「オレって面白くねぇなぁ」と自己反省。

 

  宮本ワールドサクレツでスタジオも爆笑(注・本人は大マジメ)、めちゃくちゃ癒された昼下がり❤️(笑)

 

  

 

『俺は絶対女の人の味方だ』by 宮本浩次~CUT No.427 12月号


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(カッコいいグラビア7頁)

  全て女性の歌い手さんたちの曲によって構成された『ROMANCE』で、街に素晴らしい歌声を響かせている宮本浩次さん❗CUT12月号にご登場~~😍インタビュアーは、渋谷陽一さん。

 

  渋谷さんはズバリ、今回の『ROMANCE』は、宮本さんがこれまでずっと封印してきた歌謡性と女性性の解放だ、って仰っていて。宮本さん自身も、エレカシというバンドを組んだ時から、エレカシはロックバンドなんだから、歌謡曲的な部分は入れちゃいけないという思いでひたすらやって来た…と。本当はビートルズよりプレスリーだった…っていう発言にビックリ😲…と同時に、ヲタク的には、そんな宮本さんのストイックで生真面目すぎる生き方に、ちょっと…やっぱり胸アツになりますよね、うん。俺はロックで絶対身を立てるんだ、だからここはビートルズから学ばねば…っていう宮本少年が。

 

  大人になって(笑)さしもの永遠の少年宮本さんも、自分が本当にやりたいこと、好きなことを自然体で表出できるようになってきた…ということなんでしょうか😊NHKの児童合唱団で歌っていた時、「児童劇団の方に来たほうが良かったのに」って関係者の方に言われたという驚きのエピソードも😮あー、こんなこと聞くと、

舞台演劇に進んでいたかもしれない宮本さんを妄想してしまう❗

そう言えば『獣ゆく細道』のパフォーマンスは麿赤兒とか思い出すし、エネルギーの放出のさまは、加藤健一や風間杜夫を彷彿とさせる。うーーん、唐十郎状況劇場とか寺山修司やつかこうへいの作品とかで、宮本さん見たかったかも(笑)

 

  作ってる時、俺は絶対女の人の見方だって思いました。私が作った曲じゃないんですけど、この歌声で歌っているのを聴いたら、きっとみんながヒロインになれるんじゃないか、人生に少しだけ色を、花を添えられるんじゃないかって。

 

今回のカバーアルバムは言わずもがな…だけど、宮本さんすでに私たち女性の為の応援歌ご自身で作ってくれたじゃないですか、ソロデビュー曲『冬の花』で❗ドラマ『後妻業の女』の主題歌で、木村佳乃さん扮するヒロイン像を思い浮かべて作られた曲ですが、ちょっと見るととんでもない悪女なわけ。でもその裏に潜むけなげさや純粋さに焦点が当てられていて、あの歌聴きながら、(宮本さんって真のジェントルマンでフェミニストなんだなぁ…)と思いましたっけ😊

 

  そんな宮本さんの新しい魅力満載の『ROMANCE』これからまた聴こうっと🎵

 

 

 

  

美少年コ・ウ・リ・ン😍~『エイブのキッチンストーリー』

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  キノシネマみなとみらいで、『エイブのキッチンストーリー』。ここのところキノシネマに通いつめてるな(笑)前から好きだったけど、最近とみに映画のラインナップが激しくヲタク好みなんである。早く着きすぎてしまったヲタクがスマホいじってる前には、『ミッドナイトスワン』の開場を待つ長蛇の列が…😮
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(今日の横浜美術館)

さて、本日の映画、何てったっていちばんのハイライトは、主演のノア・シュナップくんでしょう❗もはや天から舞い降りた大天使👼ミカエルか、はたまたガブリエルか。世の中の穢れにまだ染まっていない、ひたすらピュアな美少年。聞けば、ネトフリの『ストレンジャー・シングス』に出演していて、知る人ぞ知る…の存在らしいんだけど、ヲタクはお初だったから、『ターミネーター2』のエドワード・ファーロング、『目撃者~刑事ジョン・ブック』のブラッド・レンフロを初めて見た時の衝撃を思い出したワ😍

 

  12才の料理好きの少年エイブが、バラバラな家族を何とか結びつけようと孤軍奮闘する、ひと夏の成長物語。(原題はまんま『エイブ』。エイブラハムでもなく、イブラヒムでもなく、ただのエイブって呼んで欲しいという本人の願い。それはなぜ…❓というのが、この映画のテーマでもあります)しっかし、その家庭環境と来たら、ハンパなく超大変😖💦パパはパレスチナムスリム出身、ママはイスラエルユダヤ系。いくら自由の国、人種のるつぼアメリカはブルックリンとはいえ、二人が結婚出来たことは奇跡に近い😅パパはエイブを苦しませないために無宗教というスタンスを選んだものの、いざ親族で集まればけんけんごうごう、イスラムユダヤで火花を散らし、結局は喧嘩別れ。エイブは得意の料理の腕をふるい、感謝祭で自ら考案したアラブとユダヤフュージョン料理を一人で準備し、何とか家族を1つにしようとしますが…。

 

  少年の成長物語にはメンター役が不可欠ですが、今回その役を担うのが、自由気ままなブラジル人シェフ、チコ。親族の宗教戦争から逃れてチコに弟子入りしたエイブは、料理だけでなくさまざまなことを学んでいきます😊

 

  まあしかし、エイブの親族(ジジババ、叔父さん)がもー、わからんちんのトーヘンボクすぎて、映画の途中でスクリーンに殴り込みをかけたくなったわ(笑)なのにエイブちゃんはひたすらエンジェル👼、「ボクが(料理を)失敗したせいで、みんな結局ケンカになっちゃった…😭」って。その場面まで来ると、観客全員の眼からは、涙が激しく吹き出るハズ(もちろんヲタクも例外ではありませんでした)

 

  子どもだからって軽く見ちゃ、ダメなんだゾ。大人が思うよりずっと深く、いろんなことを考えてる。8才の、可愛いい孫がいるヲタクは、この映画を見て改めて、自戒と共にその事実を深く心に刻んだのでした😊

 

それにしても、次々と出てくる珍しい料理(ファラフェル、アカラジェ、シュワルマ…等々)の美味しそうなこと❗また、チコについて料理修行をしている時の、数々の野菜や果物の色彩の美しいこと🤤空腹で見るのは最後までもたないと思うので(笑)必ず何かしらお腹に入れていきましょう😉

 

『1日に1曲、宮本浩次を聴く幸せ』~『ROMANCE』初回限定盤


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  1日に1曲、宮本浩次を聴く幸せを感じて欲しい

…これは、宮本浩次さんの盟友、谷中敦さん(東京スカパラダイスオーケストラ)の名言ですが、何よりも宮本さんの稀有な歌声が純粋に堪能できる、まさに谷中さんのその言葉がピッタリくるアルバムです。

 

  このアルバムを聴いてヲタクは、じぶんがどれほど宮本さんの伸びやかな高音、音域の広さ、裏声の美しさを愛しているか、再認識しましたね。女性の歌だからこそ、宮本さんの隠れた魅力が生きた❗よく自分自身もカラオケで歌うユーミンや聖子ちゃん、中島みゆきが入ってるせいかな、そんな懐かしい、親しみのある歌の数々を宮本さんが丁寧に、綺麗に綺麗に歌い上げていて、どれも聴いているうちに熱いものが込み上げてきます。

 

  …そう言えば、ヲタクはエレカシの『絆』って曲を聴くと、なんかもうパブロフの犬みたいに、涙がだーーっと溢れてくるわけ。歌詞もそらで歌えるくらい何度も聴いてるのに…。あの歌、宮本さん、なんの照れもてらいもなくただただ素直に歌い上げていて、今回のアルバムに相通じるものがある、って思った。だから聴いてるこっちも素直に泣けるんだ…って。

 

そしてそして、初回限定盤のボーナストラックですよおおおー❗

 宮本さんが自粛期間中、毎日歌い込んでいた作業場での、お、音源がぁぁぁーー❗

しょっぱなから『September』(竹内まりや)で、ハート撃ち抜かれる(笑)いつかNHKBS『Covers』で宮本さん、中学時代にこの曲ヘビロテで歌ってた、ってチラッと仰っていたのよね😍いつか聴いてみたいって思っていたから、夢が叶った…嬉しい🎵

 

  『二人でお酒を』『ジョニーへの伝言』など、宮本さんが仰る「女性のダンディズム」が感じられる歌もステキだけど、この『September』や『白いパラソル』『赤いスイートピー』『木綿のハンカチーフ』を聴くと、宮本さんの昔から変わらないピュアハート、永遠の少年性にいまだにドキドキします(笑)

 

  この他に、『思秋期』(岩崎宏美)、『私は泣いています』(りりィ)、『二人でお酒を』(梓みちよ)、『翼を下さい』(赤い鳥…みんなで歌った中学の文化祭の後夜祭、思い出すなぁ)も入ってる贅沢な1枚♥️眼を瞑って聴いてるとね、ギター片手に宮本さんがどこかのバーの片隅でじぶんだけの為に歌ってくれているような妄想に浸れます、ハイ(笑)

 

  このアルバムで是非、「1日に1曲、いや1日にアルバム1枚宮本浩次を聴く幸せ」を堪能しましょう❗

 

 

  

 

 

 

「こんな『ロマンス』見たことない❗」by 谷原章介~NHK『うたコン』の宮本浩次さん♥️

NHK 『うたコン』(11/17)に宮本浩次さん登場~😍カバーアルバム『ROMANCE』から、リード曲である岩崎宏美さんの『ロマンス』を披露してくれました❗

 

  動画配信でもTVでも何度か拝見していますけど、そのたびにパフォーマンスが進化してる気がする😮今回の『うたコン』では、純粋なシンガーとしての宮本さんの歌声とパフォーマンスの極致を見せていただきましたっ❗

 

  エレカシの時の宮本さんって、作詞作曲からバンドのフロントマンとしての重圧、さまざまなものを背負って戦っているイメージ。ソロ活動の時も、もちろんシンガーソングライターとしての活動だから、やっぱりその「戦う、挑戦する」イメージは変わらない。聴いているこちら側も、曲調や詩から、宮本さん自身の心境の変化とか、推し量っちゃうわけ、どうしても😅いろいろ雑念が湧いて来る…時もある(汗)だけど、今回のカバーアルバムって、名曲は既にそこに前から存在するわけだから(笑)「歌が好きで好きでたまらない」少年のような宮本さんが堪能できるし、彼の、歌い手そして表現者としての類いまれな資質を、見ているこちら側も純粋に楽しめる❗(宮本さんご自身もどこかのインタビューで、「(歌をカバーすることで自分が)開放された」っておっしゃっていた気がする)

 

  いつかの「うたコン」で『今宵の月のように』を2枚買ったというエピソードを披露、なにげに宮本ファンであることをカミングアウトされたMCの谷原章介さん😉曲紹介の時に、「どんなロマンスが吹き荒れるのか❗❓」って…😅

 

  たしかに、宮本浩次のロマンスの嵐がNHKホールに吹き荒れたぞ❗

 

そしてそして、嵐が吹き荒れたあと…

「こんなロマンス、見たことない❗」

谷原さん、ナイス❗あなたは私たち宮本ファンのスポークスマンです(笑)