オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想、推し活のつれづれなどを呟いたりする気ままなブログ。

英国王朝のヒモメンに騙されたい❤️「ふたりの女王メアリーとエリザベス」


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(Photo of Edinburgh from Pixabay)

 今、見終わった「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」初日🎵

 

  これまで、映画で何度も題材になった二人の女王の確執。まだ英国がイングランドスコットランドに分かれて対立していた頃。ヘンリー8世の庶子で、幼い頃幽閉され、冷静沈着、猜疑心が強く複雑な心根を持つイングランド女王エリザベスと、スチュワート王家の出(血筋としてはメアリーのほうが、王家の正統なんだよね)で、才知と美貌を欲しいままにした情熱の女、スコットランド女王メアリー。片や生涯一度も結婚しないヴァージン・クイーン、片や女の魅力フル活用(笑)エリザベス役のマーゴット・ロビーの、抑制の効いた「受け」の演技も素晴らしいですが、シアーシャ・ローナンの、生まれついての女王だったメアリーの気品、戦いとなれば先頭切って陣頭指揮をとる豪胆さ、夢破れてロンドン塔に長期に渡り幽閉され、ついにはエリザベス1世の名の元に処刑されるまでついには一瞬たりとも失うことのなかった誇り…いやぁ、独壇場でしたねぇ。元々舞台監督出身で、映画がお初という女性監督ジョージィ・ルークが惚れ込んだだけのことはあります。

 

  また、シアーシャ・ローナンアイルランド出身の女優。スコットランドアングロサクソン系のイングランドと違い、ケルト系の言語を話す人口の比率が高かったと言われ、独自の文化を持っています。アイルランドは、まんまケルトの国ですから。映画の中でも、メアリー女王がケルト語を話す兵隊と会話をする場面があり、出自から見ても、シアーシャはメアリーにぴったりというわけ。

 

  そしてそして、我らがジャック・ロウデンくんは、自分は男色家で女を愛せないくせに、メアリー女王を騙して結婚し、王座を狙うゲス野郎ダーンリー卿ヘンリー・スチュワート。まあ、こっちは史実わかって観てるから、(アイツはワルなんだよ、メアリー❗騙されちゃダメ~(;-ω-)ノ)って思わなきゃいけないんだろうけど、実際は、あのジャクロくんの子犬みたいな青い目で訴えかけるように「私は神に跪くのではありません。メアリー、あなたの前に跪くのです(わんっ🐕)」って言われたら…。嘘でもいい、騙されたい❗って思っちゃうよねぇ。侍女と戯れるメアリーのところにさりげなく近づいて、愛の詩を吟じながら、「この中で誰が真の女王なのか、僕が当ててみせよう」と言って、メアリーの手を取ってキスするところ。お前はカリスマホストか❗(笑)

 

  昔の歴史研究では、メアリーが臣下の新しい愛人ボズウェル卿と謀り、ヘンリーを毒殺したことになってましたが、映画では、やはりジャクロくんがキュート過ぎた為か(笑)夫婦仲が悪くなって(何しろ夫は男色家だからねぇ)別居はしたものの、夫を捨てきれずにいるメアリーに業を煮やした臣下が、スコットランドの行く末を憂いて、勝手にヘンリーを暗殺したことになってます(^_^;)

 

  シアーシャとジャック、絵に描いたような美男美女、この共演がもとでお付き合いしてるってウワサだけど…。エリザベス女王の陰の愛人、ロバート・ダドリーを演じたジョー・アルウィンとのインタビューで、ジャクロくん、「資料を読めば読むほどコイツ(ダーンリー卿のことね)ゲス野郎で、ぶん殴りたくなったよ」って言ってたものね。ふだんはけっこうオレさま系っぽいジャクロくん、暗にシアーシャに(オレはこんなヘタレなゲス野郎じゃないからな。安心しろよ❗)って、アピールしてるってか❗❔

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