(入場記念品☕映画に相応しく気が利いていて、オシャレ😍…あっ、記念品は紅茶のみです=笑)
美しい異国の街角、カラフルで見るからに美味しそうな現地の食べ物たち。最近見た『エミリー、パリに行く』や『エイブのキッチンストーリー』も然り……だけど、そんな映画が無性に見たくなるのは、やはり今海外に旅行することができない(しかも見通しも立たない)からかなぁ…😅
キノシネマみなとみらいで、『ノッティングヒルの洋菓子店(原題 Love Sarah)』
優れたパティシエのサラは、親友のイザベラ(シェリー・コン)と共にロンドンのノッティングヒル地区に長年の夢だった自分たちの店をオープン。その当日、猛スピードでロンドンの街中、店に向かって自転車を走らせるサラ。この人がヒロインかと思ったら、事故に遭って亡くなってしまうという衝撃のオープニング😭
親友の死によって長年の夢を打ち砕かれたイザベラと、遺されたサラの一人娘クラリッサ(シャノン・ターベット)、そして娘と仲違いしたまま事故で失い、喪失感に悩まされるサラの母ミミ(セリア・イムリー)が、力を合わせてサラの夢だった洋菓子店を再び立ち上げようと奮闘する物語。パティシエがなかなか見つからないまま開店に向けて走り出した3人の前に、なぜかミシュラン二つ星レストランで活躍する一流パティシエのマシュー(ルパート・ぺンリー=ジョーンズ)が現れて、「僕に手伝わせて」と申し出る…。
ワケありマシューは、英国の法廷ドラマ『シルク~王室弁護士マーサ・コステロ』で、女たらしのクズ弁護士役で強烈な印象を残したルパート・ペンリー=ジョーンズ。(どこかの国の芸人ぢゃないけど、トイレで&Ⅹ%#[]≠≒する場面がアタマに焼き付いて離れないんですけど😅)この映画では、やっぱり女たらしではありつつ(イザベラに"You are a womanizer"って言われてた😅)シンは優しくて誠実なパティシエを好演。
お店の名前を"Love Sarah"(映画の原題)と名付けた四人の、それぞれ心に秘めた想いが胸を打ちます😢また、店をオープンしたもののちっともお客さんが来なくて、ミミが起死回生のアイデアを打ち出すのですが、それも、ロンドンっ子ならではの、街や街に住んでいる移民の人たちへの深い「愛」があるんですね😊(映画の中で、「なんで治安の悪いノッティングヒルで洋菓子店を開こうと思ったのか?」っていうセリフがあるんですが、多国籍の人々がひしめくこの地区だからこそ…の展開になっていきます)
人が挫折した時、深く傷ついた時、立ち直るきっかけを作ってくれるのは、自分自身の傷にこだわるよりもむしろ、いったん視点を変えて周囲に目を向け、他者の為に自分が何ができるかを考えてみること…。その時初めて、自らの心の傷が癒されていることに気づく…。この映画は、私たちにそんな密やかなメッセージを送ってくれているような気がします。
お店の将来に転機をもたらす存在として、日本人女性のタナカ・ユウナさんと、抹茶ミルクレープが登場します。(日本の代表的なお菓子がコレ…って言うのは論議を呼ぶところだと思いますが=笑)
詳しくは映画を見てのお楽しみ😉
Love Sarah, love people, love life❗
悲しみや思い出のスパイスをお菓子に詰めて笑顔に変える。『ノッティングヒルの洋菓子店』【今月のプロ押し映画!】https://t.co/8Ye53T5CN7
— VOGUE JAPAN (@voguejp) 2020年12月4日