オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

『チケット・トゥ・パラダイス』で天国へGo!

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  横浜駅ビルNewmanにあるシネコン「Tジョイ横浜」で『チケット・トゥ・パラダイス』鑑賞。  あー、やっぱり映画ってイイね❗実際に飛行機に乗ったら直行便でも8時間近くかかる「この世の楽園」バリ島にもひとっとび、一瞬で行けちゃうんだから(笑)

 

ジョージア(ジュリア・ロバーツ)とデヴィッド(ジョージ・クルーニー)は離婚して早や19年の元夫婦。離婚の理由は映画の中盤まで明かされませんが、ともかく会えばケンカばかりの犬猿の仲😅二人の期待を一身に担う一人娘のリリーは優秀な成績で大学を卒業、司法試験にもパスして、後は弁護士としてキャリアをスタートするばかり。ところがリリー(ケイトリン・デヴァー)は、卒業旅行で訪れたインドネシアのバリ島で現地のイケメン青年グデ(マキシム・ブティエ)に一目惚れ♥️なんとそのまま結婚し、一生バリ島に住むとの知らせが❗一生続く愛なんて存在しない、自分達と同じ轍は踏ませない……と、珍しく意見があったジョージアとデヴィッドは、「娘の結婚ブチ壊し大作戦」遂行のため、意気揚々とバリ島に乗り込みますが……。

 

  ジョージアとデヴィッドの離婚の大きな原因になったマイホーム。ヲタクも若い頃は、「マイホームとマイカー持たなきゃ一人前ぢゃない❗」みたいな価値観が優勢だった世代だから、なんか身につまされた。ローン返し終わって法務局に行って、抵当権を外す手続きを終えた時の大きな安堵感と一抹の虚しさ……今でも覚えてる。一方、若い世代はモノやお金、地位や身分より、もっと精神的な豊かさを求める方向にシフトしてると思うんだけど、映画の中でも、ジョージアとデヴィッド、若い恋人たちリリーとグデの価値観の対比が、万国共通な感じがして、面白かったですね。

 

  何度も共演経験があり、演技の息もピッタリの※ジュリア・ロバーツジョージ・クルーニー。若い二人の婚約パーティーでC+C ミュージック・ファクトリーの「Everybody Dance Now」にノリノリ、バブリーダンスの二人は最高❗

 

特にクルーニーはムードメーカーのようで、ラストクレジットにメイキング映像がちらっと出てくるんだけど、和気あいあいの現場の様子が垣間見れてめっちゃ楽しかった😊インタビューでも、「若い人たちがとても才能があって素晴らしかった」とコメントするのを忘れないクルーニー、気配りの人だなぁ。

ジュリア・ロバーツ、若い頃と全然スタイル変わってなくて相変わらず美しい♥️……そう言えばカンヌ国際映画祭ではプレゼンターとして、我が最愛の推し、ジャクロことジャック・ロウデンにショパール賞を授与してくれたんだっけ。あの時もゴージャスだったものね。

 

 全編バリ島の美しい自然を背景にした、 笑いあり、涙ありの王道のロマコメ、ラストもとっても爽やかで気持ちいい。いっぺんで疲れが取れるよ😉「もはや日本で洋画の果たすヤクワは終わった」なんて、ヒドイこと言う人がいるけど、この『チケット・トゥ・パラダイス』、ナートゥナートゥ『RRR』と一緒にちゃんとベスト10入りしてるぢゃん❗💥⚡「終わった」なんて2度と言わせないぜっ(笑)

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※生い立ちや国籍の違いを乗り越えて愛を育むリリーとグデ。映画では、バリ島の珍しい風俗習慣が紹介されていて、興味深かったです。


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※リリーに「瞳がキレイで優しいだけ」と評されてしまう、ちょっとトホホなジョージアの年下カレシを演じるのは、リュカ・ブラヴォー。そう、Netflix『エミリー、パリへ行く』で、エミリーの心を奪うイケメンシェフを演じていますね。あっちは男前でシリアスな役柄だけどね😅メイキングではジョージ・クルーニー相手にかなりおふざけもしてて、コメディの才アリと見た(笑)