オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、鑑賞後の感想を呟いたりしています。今はおうちで珈琲片手に映画やドラマを観る時間が至福。

エズラ・ミラーの「5分」が華🌹🌺💐〜『ウェルカム・トゥ・ダリ』


f:id:rie4771:20230901133240j:image

※ポスターヴィジュアル。エズラがどこにいるかほとんどわからないポスターで、個人的にはちょっと残念(^.^;

 

 KINOシネマ横浜みなとみらいにて、『ウェルカム・トゥ・ダリ』鑑賞。
f:id:rie4771:20230901132629j:image

※口髭、はだけた胸にはギャランドゥとパールのネックレス。こんなカッコして違和感ないのはエズラ・ミラーだけ(笑)

 

 なんてったってこのクソ暑い中、ビル熱風に煽られながらみなとみらいまで出かけて行ったかと言えば、若き日のダリを演じるエズラ・ミラーを見たかったから❗……なんで、今日の感想文は徹頭徹尾、エズラのことだけ書きますっ❗(笑)
f:id:rie4771:20230901132645j:image

 エズラが演じるのは、アノ天才芸術家ダリ(ベン・キングスレー)の若き日。ダリって、作品を見ただけでもぶっ飛んでて、不気味な異世界に迷い込んだ気持ちになるもんだけど、映画で描かれるダリは……やっぱり彼の作品そのものみたいな人でした(^.^; この映画は、そんな異能の天才ダリと、彼の一生のミューズで妻のガラ(バラバラ・スコバ)との、ある意味壮絶な悲喜劇を、ダリの信奉者であるアメリカ青年ジェームズ(クリストファー・ブライニー)の眼から描いたもの。

 

 キングスレー演じるダリは、天才とは言え、取巻きの若者たちの3Pを盗み見て絵のヒントにしたり、マッパのモデルを大勢呼んでお尻に絵の具を塗りたくり、紙の上に次々と座らせて「天使の羽」と称するなど、奇矯な行動を繰り返すただの「変なおじさん」だし、妻のガラと来たらダリを監禁して無理やり絵を描かせ、売上金を若いツバメに貢ぐ強欲ババァ……いやもとい、奥さん(^.^;こんなトンデモ夫婦が、多少なりとも私たち観客の共感を呼ぶとしたら、ひとえにエズラ扮する若き日のダリとが登場して、清新な演技を披露してくれたからだと思うの♥

 

 エズラの登場時間ときたら、当時詩人ポール・エリュアールの妻で、シュールレアリストたちのミューズだったガラに、スペイン・カタルーニャの海辺で初めて出逢い、彼女に一目惚れするシーン、ガラと結婚し、世に認められない極貧生活の中、あの傑作『記憶の固執』を描き上げるシーン、そしてガラが海沿いの岩場で狂気に囚われ、「私を殺して❗」とダリに向かって叫ぶシーンの、合わせて5分くらいのものなんだけど、この5分だけでも、この映画を観る価値はあります❗(断言)


f:id:rie4771:20230901144025j:image

 ヲタク的に、海外の俳優さんたちを見回した時、「若きカメレオン俳優」、「演技巧者」と言えば、このエズラ・ミラーバリー・コーガンが真っ先に頭に浮かびます。両者の共通点と言ったら、恐怖のサイコパス(『少年は残酷な弓を射る』(エズラ)、『聖なる鹿殺し』(バリー))からアメコミヒーロー本人(『フラッシュ』(エズラ)、『エターナルズ』(バリー))、ヒーローを追い詰めるヴィラン(『ファンタスティック・ビースト』(エズラ)、『バットマン』(バリー))、等身大の青年(『ウォールフラワー』(エズラ)、『イニシェリン島の精霊』(バリー))に至るまで、あってあらゆるタイプの役柄を演じ分ける卓越した才能を持っていること。しかも主演も助演もチョイ役も(笑)何でもオールオッケー。これはねぇ、彼らの年齢を考えたら、凄いことですよ(奇しくも、2人とも同じ30才)。本作の主演、アカデミー賞俳優のベン・キングスレーガンジーとダリ…って、振れ幅凄すぎるけど、エズラとバリーは若干30才にして、それに近い所まで来てるんだもの。2人いつか共演してくれないかなぁ…(妄想モード😍)。2人のバチバチの演技合戦が見てみたい。


f:id:rie4771:20230901142631j:image

エズラ・ミラーの最大のライバル(…と、ヲタクが勝手に思っている 笑)バリー・コーガン

 

 エズラ・ミラー、最近かなり精神的に不安定なようで(天才にありがちな行き過ぎた繊細さ故か❓ダリと一緒だわ 笑)フラッシュの続投も危ぶまれています。でもまあ……今作のダリも然りだけど、芸術世界をコンプライアンスや倫理道徳でガチガチに縛り上げるのはヲタク的にはちとやり過ぎではないかと。……って結局は、銀幕で躍動するエズラ・ミラーがもっと見たいだけなんだけど(笑)

 

★今日の小ネタ


f:id:rie4771:20230901193600j:image

※ダリに負けず劣らずぶっ飛んでたグラム・ロックの雄、アリス・クーパー

 

 1970年代、ニューヨークでパーティ三昧だったダリを描いた映画なので、ダリのお気に入りのミュージシャンがアリス・クーパーだったり、妻のガラがせっせと貢いでるのが※ジェフ・フェンホルトだったり……。性別不明のシンガーでジェンダーレスのハシリ、アマンダ・リア(ダリと同時に、デヴィッド・ボウイの愛人でもあった)など、ヲタク世代には懐かしい人たちが登場します。

アンドリュー・ロイド・ウェーバーのミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』の舞台でジーザス役だった人。なんと、あのブラック・サバスに加入しかけてたそう。ジーザスとサバスって…なんかのシャレ❓笑