オタクの迷宮

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

すべからく女性は共闘せよ❗~Netflix『ある告発の解剖』


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 Netflix『ある告発の解剖(原題はAnatomy of a scandal)』観賞。ヲタク大好き、ブルーナ・パパンドリアのプロデュースによる作品。『ビッグ・リトル・ライズ』、『フレイザー家の秘密』、『彼女のかけら』、そして今作『ある告発の解剖』‥‥。ブルーナは、私たち女子がある時期必ず憧れる「シンデレラ願望」を見事なまでに粉砕してくれる(笑)イケメンで、仕事が出来て、尚且つ優しくて家庭的、そんな王子様なんて、この世に存在しないんだよ。早くそんな泡沫のような夢を見ることはやめて、自分の手で人生を切り開いていきなさい❗とでも言いたげに。

 

  ヒロインのソフィー・ホワイトハウス(シェナ・ミラー)は、オックスフォード時代の同級生である名家生まれの夫ジェームズ(ルパート・フレンド)と結婚、二人の子供にも恵まれ、幸せの絶頂にいた。その上ジェームズは、首相の信頼も厚い気鋭の保守党議員。彼は愛妻家で子煩悩、完璧な夫。誰もが羨むソフィーの人生は、ある日突然奈落の底に突き落とされる。夫が、補佐官の女性から、レイプで訴えられたのだ。しかもあろうことか、場所は議会のエレベーターの中だという。ソフィーは一挙に、巨大なスキャンダルの渦に巻き込まれ、心を抉られるような真実に対峙しなくてはならなくなる‥‥❗

 

  政治家のセックススキャンダルといえば、古くはケネディ大統領、クリントン大統領、最近ではボリス・ジョンソン首相‥‥と枚挙にいとまがなく、生々しい話ではあるんだけど、議会のエレベーターの中でコトをいたすなんて、あり得ない話でもないんだろうなぁ‥‥と妙に納得するじぶんがいる😅

 

  もう一人のヒロインは、ジェームズを追い詰める敏腕検事のケイト(『ダウントン・アビー』、『ホロウ・クラウン』のミシェル・ドッカリー)。敏腕検事にしては今回の裁判にはのめり込み過ぎており、どこか冷静さを欠いているよう。それはなぜ‥‥❗❓とドラマの前半モヤモヤしながら観ているのですが、あっと驚く種明かしによってその謎が解き明かされると、あれよあれよという間にストーリーは急展開を見せ、スカッと胸がすくようなラストのカタルシスまで、息をもつかせません。法廷サスペンスとしても、心理スリラーとしても、ひじょうに面白く、パパンドリアワールド全開❗

 

  「素敵な王子様に選ばれ、愛されたい」というシンデレラの妄想に囚われている限り、女性の敵は女性。永遠に友人にはなれない。しかしひとたび、女性が自らの力で幸福を掴みとろうとその一歩を踏み出した時、初めて真の友情が生まれるのです。ヒロインのソフィーはオックスフォードで英文学を学び、周囲の男性陣の女性蔑視発言に鋭く反応する知的な女性でありながら、一方ではひと昔前のシンデレラ願望に囚われて、その二律背反に苦しむのですが、次第に「真の自己」に目覚めていく‥‥そのプロセスが見所の1つとなっています。

 

  カッコいい二人のヒロイン、カッコいい爽快なラスト。‥‥一方、男性陣はクズで卑怯で情けないヤツばかり(笑)ちょっと誇張されているキライはありますが、ことジェンダー問題となると、歌の文句ぢゃありませんが、

男と女の間には~ぁ、深くて暗~い河があるぅ~🎵

なんだなー、と、タメ息をつくヲタクでありましたとさ、ぢゃん、ぢゃん❗