オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

アーミル・カーン「シークレットスーパースター」公開記念~インド映画はやっぱり熱い❗


f:id:rie4771:20230812151423j:image

「アッチッチアチ~~燃えてるんだろうかァァ🎵」(BGM by 郷ひろみ)インド映画、今までも熱かったけど、今も、これからも熱い(笑)

 

  1年に1本のペースでありながら、超・超名作を世に送り出している「インドの良心」アーミル・カーン❗彼の今年の作品は、逆境に負けずYou-tubeを駆使してミュージシャンを目指す女の子の話「シークレット・スーパースター」。主演は、「ダンガル、きっと強くなる」で、レスラーを目指す姉妹の、お姉ちゃんのほうの少女時代を演じたザイラー・ワシーム。アーミル・カーンの作品の何がいいかって、基本的にはほぼコメディで、その中に、インドの学歴偏重、宗教(彼の映画「PK」なんて、インド最大のタブーに切り込んでます)、女性の社会的地位の低さ等々様々な社会問題を織り混ぜていること。スピルバーグが3回観たという「きっと、うまくいく」、号泣場面のすぐ後に大笑いの場面が来て、それが超スピードで繰り返されるから、しまいには泣いていいのか笑っていいのかわからなくなっちゃう(笑)

 

  しかし、アーミルの映画を通じたインドの社会啓発の目的も、時代の流れもあるかもしれませんが、徐々に達成へ近づきつつあるのではないでしょうか。彼の映画に出てくる女性たはちは、みーんな潔くて前向きで、しかもメチャクチャ強い(笑)

 

  アーミルの映画に比べると、大好きなシュリデヴィ(彼女があんなに早く天に召されるとは…佳人薄命とは彼女のことですね…😭)の「マダム・イン・ニューヨーク」や、結末の強烈などんでん返しに開いた口が塞がらなかったサスペンス映画「女神は2度微笑む」などの作品は、よりマイルドな描きかたで、インドにおける女性の自立をテーマにした名作です。この2つの作品の場合、女性の描きかたは、あくまでもインドの妻・母親の立場を崩さない範囲での「自我の目覚め」だったり、インドにおける女性の立場を逆手にとったミステリーのプロットだったりします。

 

  次女のダンナ様が一時インド赴任に決まりかけたことがありました。次女もインドでは赴任からしばらく大変だろうと、最初は一緒に付いていこうと思い、狂犬病をはじめとする予防接種を受けたのですが、「受けた方が安全」とされる予防接種の数の多さにビックリした覚えがあります💦💦結局インド赴任は上海に変わっちゃったんですけど(笑)友人の息子さんは大学時代インドにハマって、山奥に行って現地生活、一時連絡がとれず行方不明になっちゃった😅そんな魅力があるんですね、インドって。

 

  まもなく梅雨明け。インド映画を観てますますアツくなりましょう❗ちなみにアーミル・カーンプロダクション制作「シークレットスーパースター」は8月9日(金)公開❗❗