オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

執事(Butler)という職業❤️~「ミス・フィッシャーの殺人ミステリー」から

 
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(Melbourne from Pixabay)

Netflixでハマっているのがオーストラリアのドラマ「ミス・フィッシャーの殺人ミステリー」💕これ、めっちゃ面白いです❗舞台は第一次世界大戦後、1920年代のオーストラリア。英国の上流階級出身で好奇心のカタマリのミス・フィッシャー(エッシー・デイヴィス)が探偵を開業、真面目一本やりの警部ジャックの捜査に首を突っ込み、二人でケンカしながら事件解決していく物語。

 

  ドギツイ場面は殆どなくて、アガサ・クリスティミス・マープルやトミーとタペンスシリーズを彷彿とさせるライトなミステリーです。自由恋愛主義者で惚れっぽいミス・フィッシャーとカタブツの警部、「謎解きのバディ以上、恋人以下」のオトナの会話、得意の潜入捜査でセクシーなダンサーになったりサーカスのナイフ投げの助手になったり…😅なにげにオリエンタル趣味のミス・フィッシャー、ガウンはキモノで花瓶はノリタケ製、小ネタ満載ですけど、何よりワタシのヲタク心をくすぐるのが、ミス・フィッシャーに献身的に仕える執事(バトラー)。誰よりも女主人の心をいち早く読んで、ディナーのメニューを考える料理の天才で、かつミス・フィッシャーが暴漢に襲われそうになると飛び出してきて棒切れで追い払う(笑)武道の達人❗彼女が心憂う夜にはそっとアルコールを差し出す心遣い💕

いやぁ、めちゃくちゃカッコいいっす❗

髪の毛ないけど…(笑)


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個人的には執事って昔から憧れの職業で、イギリスに生まれてたら、絶対養成学校に入ってたと思う(笑)今は少数だけど、女性の執事もいるらしいし…。

 

  思い起こせば映画の中でも名執事が登場する作品がありますね。まずは「バットマンダークナイトトリロジー」に登場する執事アルフレッド。英国の名優マイケル・ケインが演じてます。両親が惨殺され天涯孤独になってしまったブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)の父親代わりであり、精神的支柱。ゴッサムシティの平和を守る為…と言いつつ、正義の為の暴力行使に引き摺られて次第にヒートアップしていく主人を案ずる、マイケル・ケインの抑制のきいた演技がステキでしたね。

 

  そしてカズオイシグロ原作「日の名残り」❗小説も映画も素晴らしかった。オックスフォードにある名門の家に長年仕えた老執事(アンソニー・ホプキンス)。職務に忠実であるがゆえに、彼は今まで自分自身の愛も、人生そのものも犠牲にしてきました。そしてそれほどまでに一生を捧げた名家も財政が傾き、アメリカ人の成金長者の手に渡ることに…。まるで日が傾いていくような彼の人生。ホプキンスの枯れた名演技。地味ですが、必見の一作。


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  フィクションの中ではいつも脇役の位置にいた執事が、主役に負けないくらいの存在感を発揮したのがBBCの長編ドラマ「ダウントンアビー」。使用人たちの眼から見た貴族の生活という視点が新しかったですね。個人的には貴族の生活より、執事やメイドをはじめとする、けっこうナマナマしい人生ドラマのほうが面白かった。今回映画化され、興行収入も首位発進だったもよう。日本公開が楽しみです❗

 

  かように奥が深い執事という職業💕彼らの眼でさまざまな作品を見直すと、案外新しい発見があるかもしれません😊