オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

『キング』ティモシー・シャラメがハル王子(ヘンリー5世)に~松坂桃李と演技対決❗

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(ヘンリー5世の故郷ウェールズ地方…From Pixabay)

  渋谷アップリンクその他で、ティモシー・シャラメ主演の『キング』(原題:The King~2019年に公開された米豪合作の歴史映画。監督はデヴィッド・ミショッド)が、Netflixでの配信開始前に10/25(金)~11/7(木)の限定上映❗こういう戦闘シーン&宮廷シーン満載のコスチュームプレイは映画館の大画面で観たいですよね~やっぱり😍

 

  本作は、シェイクスピアの戯曲『ヘンリー4世 』と『ヘンリー5世』を原作としています🎵シャラメは当然のことながら、主役のハル王子(のちのヘンリー5世)役❤️ハル王子といえば真っ先に頭に浮かぶのが、ワタシ的には後にも先にも松坂桃李❗ハル王子役は、大酒のみのフォルスタッフら悪友たちと遊び回る王子時代の自由奔放なキャラと、戦いを通じて国を治める自覚に目覚め、決断力に溢れ、しかし一面冷徹さも見せる君主に成長していく変化を見せなければならない難役です。同時に、役者としては挑戦しがいのある役と言えるでしょう。

 

  ともかく、その堂々たる立ち姿の美しさ、明瞭なセリフ回し、王子らしい気品…。

松坂桃李のハル王子は素晴らしかった❗❗

フォルスタッフ役の演技巧者、吉田鋼太郎と堂々と渡り合っていましたもの。松坂桃李はその後映画でもメキメキと頭角を表し、今では押しも押されもせぬ一流役者になりましたが、もはやあの6年前の舞台でその将来は約束されていたのだと思います。当時蜷川さんは、「松坂くんはよく舞台稽古を見に来ていたんだよね」と言っていました。その研究熱心さも抜擢の一因なんだと思いますが😉

 

  努力型の松坂桃李に対して、ティモシー・シャラメは自由奔放な天才肌と申しましょうか😊「君の名前で僕を呼んで」史上最年少でアカデミー賞男優賞にノミネートされただけあって、片頬だけの微笑みや、ふとした時の眼の動きで喜怒哀楽を表現する天才ぶり、相手役のアーミー・ハマーの受けの演技も相まって、単なるBL映画なんて言わせない、至高の恋愛映画になっていました。

 

  フランスの統治権を求めて戦いを挑むヘンリー5世。相手方の国王ルイにロバート・パティンソン❗(日本の舞台では横溝淳平)ハイ、あの「トワイライト」シリーズの血の気の薄い英国イケメン男子(笑)DC映画のバットマンベン・アフレックの降板で白羽の矢が立ちましたね🎵そしてそして、ヘンリー5世のもとに嫁ぐフランス人の王妃キャサリン・オブ・ヴァロワ役に、あのジョニデとヴァネッサ・パラディの娘、リリー・ローズ・デップ💕シェイクスピアの戯曲では、たどたどしい英語を話す王妃とヘンリー5世とのラブシーンが、少女マンガの実写版なみにキュンキュンものなんですよ~。まー、それをあの今話題のシャラメくんとリリー・ローズちゃんのラブラブカップル(ハイ、パパラッチに見せつけるがごときニューヨークの路上やカプリ島のラブシーンはスゴかったっすね😅)が演じてくれるんですから…。「Vogue Japan」には、「シャラメが体現する新しいマスキュリニティ」ですって😮「君の名前で~」ではヒョロヒョロ細っこかったけど、この映画に備えて鍛えてムキムキになったとか?あっ、精神的な話かな(笑)まっ、いろいろ楽しみな映画ざんす😍

 

 さてシャラメくん、松坂桃李の至高の演技(あくまでも個人的な意見ですので、あしからず😅)を越えることが出来るか❗お手並み拝見といきましょう(笑)