オタクの迷宮

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「僕は今日この日の為に生まれてきた」byマイク・ファイスト ~会員制サイト「Screen Daily」より


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映画『ウェスト・サイド・ストーリー』でジェッツのリーダー・リフ役を演じたマイク・ファイストは、ニューヨークの舞台から映画界という大リーグに躍り出て、さらにはBAFTA(英国アカデミー賞)にノミネートされることとなった。

 

主にハリウッド映画に関する記事を掲載している会員制のサイト「Screen Daily」にマイクについての記事が載っていましたので、今日はそちらをご紹介しましょう。

 

インタビューはオンラインで行われたようですが、仕事が長期オフの期間はオハイオ州の実家で過ごしているマイクは、嬉しそうにティーセット一式をカメラの前に差し出したそうです。それは、『ウェスト・サイド・ストーリー』のプロデューサー、クリスティ・クリーガーとあのスピルバーグ監督からBAFTA(英国アカデミー賞)ノミネートのお祝いとして贈られたもの。得意そうにティーセットを見せるマイクの表情を想像するだけで萌え~~(⇐バカ😅)

 

ほんとに、ほんとに幸せなことだったよ。

 

映画界の伝説的人物に出逢えることができた夢のような瞬間を頬を紅潮させて語るマイク。

 

小さな頃から昔のMGMミュージカル(ジーン・ケリーフレッド・アステア)や、それこそロバート・ワイズ版の『ウェストサイド物語』、スピルバーグの『インディ・ジョーンズ』シリーズを繰り返し見ていたマイク。彼にとってスピルバーグに見いだされたことは、まさに運命そのものでした。

 

もう信じられないくらい興奮したよ。リハーサルでスティーブン(スピルバーグ)が隣に座ってくれた時、僕、彼に言ったんだ。「僕は今日この日のために生まれてきたんです」って。

 

僅か3才の時ジーン・ケリーミュージカル映画雨に唄えば』(ジーン・ケリーがどしゃ降りの雨の中を傘を持って歌い踊るシーンが有名)を見て夢中になったマイクは、数年後両親に「ダンスのクラスに通わせて❗」とおねだりをします😊

 

地元オハイオ州を卒業した彼は、17才の時ブロードウェイの舞台を目指してニューヨークに出てきます。

 

17才でオハイオ州の田舎町からニューヨークに出てくるなんてちょっとこわいよね😅でもブロードウェイの舞台を目指すのなら、避けられない道だったんだ。

 

リアル『レント~RENT※』じゃないの、マイク。(※ジョナサン・ラーソン作のミュージカルで、ニューヨークの街でそれぞれの夢を叶えるために奮闘する貧しい若者たちを描いた)

 

  舞台のオーディションを受け続けて小さな役をもらいながら、タイムズスクエアでチケット売りのバイトをするなど苦労を重ねたマイクはついにオフ・ブロードウェイで『ディア・エヴァン・ハンセン』のコナー・マーフィー役をゲット、マーフィー役でその後ブロードウェイにも進出、2017年にはついにトニー賞にノミネートされるまでに。

 

トニー賞にノミネートされるまでには、テレビドラマやインディペンデント系の映画等にも名を連ねるようになったマイクでしたが、『ウェスト・サイド・ストーリー』のキャスティング・ディレクター、シンディ・トーランの目に止まったのはやはり、彼の舞台での演技でした。

 

トニー役の候補としてデモテープを送るよう言われた時、マイクは舞台でコナー役を演じていました。

長髪で爪も黒く染めてたからね。トニーには合わないって思われたんじゃないかな(笑)

 

数ヶ月後、今度はリフ役のために別のテープを送るよう言われたマイク。ジェッツと一緒に踊ることを考えると、躊躇があったと言います。

エージェントに思わず聞いちゃったんだ。

「踊らなくちゃダメ❓」って(笑)

そしたらエージェントが「おいおい、『ウェスト・サイド・ストーリー』なんだぜ」って。

そりゃそうだよね😅

僕は群舞向きのダンサーじゃないと思っていたから‥‥。だからオーディションの結果には自信がなかったよ。

 

私たち観客にとっても幸いなことに、スピルバーグはマイクの意見に賛同しなかったわけです。スピルバーグによれば、「マイクは素晴らしい俳優。何でも徹底的にやる」とのこと。完璧主義なだけに、時々自己評価が低くなりすぎるのが玉にキズよね、マイク😉

 

ウェスト・サイド・ストーリー』におけるマイクの得難い体験として、ピュリッツァー賞ならびにトニー賞を受賞した脚本家トニー・クシュナーと仕事ができたこと、そしてジェッツを演じた俳優たちと強固な友情が築けたことが挙げられるでしょう。

 

  マイクが映画の中と同じようにリーダーシップをとり、家を一軒借りて15人のジェットボーイズと一夏ずっと一緒に過ごしたのは有名な話。さらにマイクは、メンバーの一人、ハリソン・コールのお父さんが亡くなった時の感動的なエピソードを語ってくれました。

ハリソンは僕たちに、イーストリバーまで一緒に行って、お父さんのご遺骨を散骨してほしいと言ったんだ。儀式の後僕たちは「ジェットソング」を合唱した。忘れられない体験になったよ。

 

最近インディーズ系の映画『The Man Who Saved The Game』を撮り終え、まもなく

 ルカ・グアダニーノ監督のテニスを題材にしたロマンス『Challengers』(共演はゼンデイヤとジョシュ・オコナー)にとりかかるマイク。

 

コロナ禍だったこの2年間はニューヨークを離れ、愛犬を連れて車でアメリカ縦断旅行を敢行していたというマイク(‥‥リアルノマドライフ)これからしばらくはそんな生活が自分には合っていると思っているようです。

 

舞台もまたやりたいな。ニューヨークに出てきて13年。今僕が俳優としてここにいるのはニューヨークのお陰であることに間違いない。しかし今、僕の前には新しい道が拓けた。場所を固定することなく、世界のあらゆる所で仕事ができる映画という新しい道がね。

 

ヲタク的には映画にどんどん出演してほしい。そして、さらに進化した姿を私たちに見せて❗

 

※この記事を読んで、ステキな俳優マイク・ファイストに興味を持たれた方は、題名の下の「マイク・ファイスト」をクリックして頂くとマイク関連の他の記事も読めますので、よかったら‥‥。

 

 

 

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