オタクの迷宮

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マイク・ファイストが造型した新たなリフ像~IndieWireインタビュー

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(From Pixabay)

 『ウェスト・サイド・ストーリー』、耀く宝石のような演技と歌とダンスに魅了され、今度は(マイクっていったいどんな人柄なのか❓どんな姿勢で演技に向き合っているのだろうか❓)と猛烈に気になり始め、拙い英語力を振り絞ってYou-tubeのインタビュー動画やネット記事を検索しまくる日々。最近のヲタクは、もうすっかり「ファイスト沼の住人」(笑)

 

  そんなある日のこと、見つけました❗IndieWireのロングインタビュー❗(Kate Erbrandさんという記者さんの記事です。IndieWireは、1996年に設立された映画レビューのWebサイトだそう)インタビューは非常に長いものなので、これまでヲタクが「マイク・ファイスト」のカテゴリーで話題にした事柄は省きまして、新しい情報について書いてみますね😊

 

  Kateさんも、大きなスクリーンにマイクが登場したとたん、その圧倒的なオーラに(スター誕生だ❗)と確信したそうですが…

 

それを彼自身に伝えるのは、禁句なのよ。

 

どういうことかと言うとマイクは、自分自身を保つ為に、人々の評判をなるだけ耳にしないようにしているのだとか。その為にネットやSNSの口コミも見ない、反エゴサーチ派ですね(笑)『ディア・エヴァン・ハンセン』の時も周囲の雑音には耳を貸さず、ひたすら自分の演技にのみ集中し、毎日の舞台を務め上げたのだとか。『ウェスト・サイド・ストーリー』が公開され(このインタビューは、アメリカでの公開1週間後に行われたもよう)、人々に受け入れられ、非常に評判がいいのは嬉しいことだけれど、何より大事なのは、演じる役者自身が作品を信じ、良いものだと確信することだそう😊

 

  そして、ヲタク的に目からウロコだったのは、脚本を担当したトニー・クシュナーは、トニーとリフの関係を、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』のロミオとマキューシオの関係に回帰させたということ。この原点回帰は…凄い❗マキューシオは、単純明快❓なロミオと違い、道化た態度をとりながらも、深い心の暗部を覗かせ、時に深遠な人生哲学を語るという、非常に複雑怪奇な人物。ロミオに対しては友情以上、ブロマンスに近い感情を抱いているフシがあるんですね。(ロミジュリを現代のイタリアに置き換えたレオナルド・ディカプリオ主演の映画『ロミオ + ジュリエット』では、マキューシオは明確にゲイとして描かれてました😅)…まあ、ニブチンかつ単純明快なトニー(ロミオ)は、そんなことは知るよしもないのですが…。

 

  そんなクシュナーによるリフの人物造型に、マイクは独自の解釈を加えます。1959年に出版された、ニューヨークの少年ギャングたちを撮影した写真集『Brooklyn Gang』(Bruce Davidson)の中に、マイクは一人の少年を見つけます。

少年たちは明日が来ることが信じられず、いや今日をどう過ごすかさえわかっていないみたいだった。悲しく絶望的で、同時に野蛮な感じもした。…そして僕はとうとうリフを見つけた。彼はシャツをはだけて首からメダルを下げ、胸に「パパ」と「ママ」の刺青を入れていたんだ。

家もなくニューヨークのスラム街を彷徨きながら、親に虐待されながら、それでもなおパパママと刺青を彫る不良少年…😢マイク・ファイストは、彼らの絶望と、社会への怒りをスクリーンに見事に体現してみせた❗

 

  ジェッツという少年ギャング団にリアリティを持たせるため、イニシアチブをとって一軒家を借り、ジェッツのメンバーを演じる俳優たちと合宿生活を送ったというマイク・ファイスト♥️そこに透けて見えるのは、愚直なまでに生真面目で、まるで修行僧のように演技に取り組む一人の青年の姿です。

 

  ひとつの役柄を演じるために、全エネルギーを賭ける彼のこと、出演作品も吟味しそうだから、立て続けにスクリーンでお目にかかる…ってことはなさそうだけど😅ヲタク的には末永く応援したい俳優さんの1人😍

 

今どきエゴサーチSNSもなーんもやらず、ニューヨークに暮らしながらいつも心には故郷のオハイオ州に望郷の念を抱き続けるマイク・ファイスト♥️

 

スターとは、常人には計り知れない、手の内を見せない、謎めいた存在。非日常の存在。Kateさんがマイクの姿を見て、「スター誕生だ❗」と確信したのも、ヲタクから見れば、しごく当然のことのように思えるのです。

 

  これからも周囲の雑音に気をとられることなく、私たちスクリーンのこちら側にいる者にとって「大いなる謎」のまま、自らの信じる道を突き進んで行って下さい。いつまでも、ブログの片隅で応援しています❗

 

 

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