時々無性に見たくなります❗こういう熱血お仕事系のドラマ😊(ヲタクの場合、じぶんが仕事で壁にブチ当たっている時、特に 笑)
『水曜日は消えた』(ヲタク的には、中村倫也主演の映画の中でピカイチかと‥‥。お話も面白いし、何せ一人七変化の中村倫也を堪能できますから)の吉野耕平監督作品だから、面白いに違いはないと思ってましたけど‥‥
期待に違わず面白いです❗
でもって胸アツです❗
‥‥で、ちょっと恥ずかしいんだけど、ヲタク、映画の半分くらいからずっとボロボロ感動して泣いてたんだな。こういう映画を見る時は、暗い映画館の片隅で、しかも一人で見るに限るね(笑)
『ハケンアニメ』って言うから、派遣のアニメーターの話かと思っていたら(知識なくてスミマセン😅)TVの連続アニメで、天才監督(その名も)王子千晴(中村倫也)と、新人監督の斎藤瞳(吉岡里帆)が、「覇権」を争う、どっちがてっぺんを取るか‥‥って話だったんですね。その「覇権」、最初はむろん視聴率競争でスタートして、最終話直前までそれでずっと行くわけだけど、さてラストをどうまとめるか‥‥というところで、二人のアニメ愛と職人魂が疼いて‥‥という展開。彼らが最後に下す決断と、それを支えるプロデューサーたち(柄本佑、尾野真千子)の信念は、視聴率第一主義の地上波TV界に一石を投じるものとなっています。
原作の漫画もきっと、良く出来ているんでしょう😊脇役の一人一人に至るまで、ひじょうにキャラが立っていて魅力的。ヒロインの斎藤が、同じアパートに住む小学生の男の子がイジメにあっている(らしい)のを察して、あえてそのことには触れず、人生のリアルと微かな希望を、自分にも言い聞かせるように呟くところ、ヲタクは好きだなぁ。恋愛を絡ませないストーリー展開も○❗吉岡里帆の化粧っ気のない、なりふり構わないビジュアルとか、家の中の散らかり具合とかも‥‥なんだか身に詰まされるし(笑)彼女と、客寄せパンダ的に声優に起用されたというアイドル(高野麻里佳)が、最初は反発し合いながら、次第に心を通わせていく過程もホロリとしましたね😢
自らの芸術性をひたすら追求し、周囲を振り回す尊大さと、プライベートではまるで小動物のようにプロデューサー(尾野真千子)に甘える繊細さを併せ持つ王子役は、中村倫也のためにあるようなもの😍
そしてそして、何はなくとも柄本佑ですよ~~❗なんでこう、いつもいつもセクシーなの、この人(笑)冷血で打算的なリアリストに見えながら、心には熱いパッションを抱いて、そのじつヒロインのことを誰よりも理解し、誰よりも支えになっている‥‥という、少女漫画の王道パターンが心地いい(笑)言うなれば『エースをねらえ❗』の宗方コーチ、『アラベスク』のミロノフ先生♥️バツグンのスタイルでスーツを着こなす姿にヤられます。
仕事で得られる達成感は人それぞれ。目先のことに囚われず、自らを信じて進んだその先には、必ず得るものがあるはず‥‥と、アニメ業界だけでなく全ての仕事人にエールを送ってくれているような、爽やかな作品❗
★吉野耕平監督の隠れた名作『水曜日が消えた』の感想はコチラ❗⏬⏬⏬⏬⏬⏬⏬⏬
「中村倫也を堪能する~『水曜日が消えた』」