オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

バリー・コーガンのおススメ映画とこれから

一度見たら忘れられないその特異な風貌と確かな演技力で、母語アイルランドから全世界に進出中のアップライジングスター、バリー・コーガン。10月17日にお誕生日を迎えました。30才、おめでとう🎉✨😆✨🎊お母さんをヘロインのオーバードーズで亡くし、幼い頃は家庭的に恵まれませんでしたが、自身は今年結婚の末ベイビーにも恵まれ、ますます仕事に邁進中。そんな彼のおススメ映画は……

 

①『ダンケルク』(2017年)


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ご存知、クリストファー・ノーランの大ヒット映画『ダンケルク』。英国映画界の若手イケメンたちが大挙出演したことでも話題になりましたが、監督は出演者を「業界のアカにまみれていない新人」を中心にオーディションによって選び、彼らをワークショップで鍛えた後、リアルな戦争疑似体験によって「演技を超えた」状況に追い込む……という独自の手法をとりました。バリーは、激戦地ダンケルクでドイツ軍に追い詰められた英国兵を救出する為、志願して民間船に乗り込む青年の役。ノーラン監督はワークショップを見ながら、一人一人に「相応しい役」を割り振っていくため、バリーも「撮影の直前までどんな役を与えられるのか知らされていなかった」そう。しかし彼は監督の期待に応え、「少しでも人の役に立ちたい」一心で、それゆえ悲劇に見舞われる純朴な青年を演じ、少ない出演シーンの中でも強烈な印象を残しました。

 

②聖なる鹿殺し / キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017)


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カンヌ映画祭脚本賞を受賞したヨルゴス・ランティモス監督の奇っ怪な作品。ランティモス監督ってギリシャ人ですよね❓この作品、とてつもなく怖くて気持ち悪くて、近代的な倫理、道徳、法律、ましてや宗教等が手の及ばない、血で血を洗う古代ギリシャ悲劇の匂いふんぷん。バリーは、全てに恵まれた医者夫婦(コリン・ファレルニコール・キッドマン)をじわじわと追い詰め、彼らの幸福な家庭を破壊していく怪物みたいな役。『ダンケルク』とは真逆の役を、しかも時を違わずして見事に演じきったことで、当代きっての若きカメレオン俳優の地位を不動のものにしたと言っても過言ではないでしょう。

 

③エターナルズ


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ホップステップジャンプ❗ついにMCUのヒーロー役を手中にしたバリー。……しかし彼が演じるからにはもちろん、一筋縄ぢゃいかない(笑)最強のボクサーであり(実際には多くのアクションシーンがカットされてしまったようですが)、強力なマインドコントロールで人心を繰るドルイグ役。さまざまな人種・民族のキャストが集結したことでも話題を呼んだ『エターナルズ』(そもそも監督がクロエ・ジャオだし)。アイルランド出身のバリーは、ガチのアイリッシュ・イングリッシュを喋ってます。

 

④そしてこれから


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間もなく公開を控えているのは、ヴェネチア映画祭脚本賞を受賞した『イニシェリン島の精霊』(写真下)。監督は『スリー・ビルボード』のマーケティン・マクドナー。『聖なる鹿殺し』に続き、コリン・ファレルと再度共演。コリンとは『聖なる~』の時のインタビューでなにげにブロマンスちっくな雰囲気だったから、今回も期待しよう(笑)

 写真上は『ダンケルク』同様、アップライジングイケメン総出演の戦争ドラマ『マスターズ・オブ・ザ・エア』(スピルバーグ製作。監督は『007 ノータイム・トゥ・ダイ』のキャリー・フクナガ)。バリー、バッキバキの筋肉で相当鍛えてますな。写真右には、ヲタクの推し、オースティン・バトラー❗ロス出身のオースティン、このドラマの撮影で数ヶ月ロンドンに住んですっかり気に入り、「この街に住みたい」って言ってたけど、バリーと飲みに行ったりもしたかな。

 

ロブ・パティンソン版『バットマン』では最後の最後にチラ見せで、次回作ではなんとバリーがジョーカーを演じることが示唆されています。……そういえばペンギンマンはコリン・ファレルリドラーポール・ダノだし、うわー、最高の布陣ぢゃん❗

 

これからますます活躍が期待されるバリー。でも、飲み過ぎにはくれぐれも気を付けてね(笑)