いやー、面白かったっす❗
直近で見た『犬も食わねどチャーリーは笑う』も良かったけど、こっちも素晴らしい~😊日本映画、最近元気いいね❗若い役者さんたちもそれぞれ適役、生き生きと楽しそうに演じていて、ひどく魅力的♥️
元々は根本宗子さんという方の劇団「月刊・根本宗子」が下北沢のザ・スズナリで上演した舞台の映画化のようで、特にラストのどんでん返し❓は舞台劇ならではの演出になっていて、めっちゃ楽しかった~🙆
ヒロインは四人。服飾デザイナーの真知子(前田敦子)、シングルマザーの風俗嬢・七瀬(黒川芽衣)、子役出身で今はバラドルの鈴(趣里)、金髪ギャルのフリーター・美和(伊藤万理華)。揃いも揃ってキレイで性格も良くて、しかも生活力バツグンの働き者なのに、彼女たちには唯一弱点がありました。それはズバリ、男運が悪いこと。(彼女たちの共通点はもうひとつあるのですが、ネタバレになっちゃうので、見てのお楽しみ😉)今まで付き合ったカレシは何故か、ダメンズばかり。現在の彼もそれぞれ、なんちゃってユーチューバー(菊池風磨)、売れない役者(三浦貴大)、お坊っちゃまくんのゲイ青年(千葉雄大)、金欠フリーター(オカモトレイジ)で、生活力ゼロの彼らは、ダメンズウォーカーの彼女たちの家に転がり込んでウダウダ暮らしています😅……しかし、いくら女たちの器が大きいとはいえ、男どものクズっぷりにさすがの堪忍袋の緒もプッツンブチ切れ、女たちが口を揃えて叩きつける三行半(みくだりはん)。
私の家からさっさと出てってよーーっ❗
男たちはめそめそ泣きながら、「でもボク、キミのこと好きだったよ」と肩を落として出ていきます。……そして、女たちには元通りの穏やかな日常が戻ってきたのでした……と思いきや、前田敦子は叫ぶ❗
ヲタクもついでに叫ぶ(笑)
ええっ、これで終わり~~❗❓
それからは女たちの阿鼻叫喚……いや間違えた、自らを顧みて、ついに究極の「悟り」に至った(単にハラをくくっただけ……という見方もできるが 笑)のちの疾風怒濤(笑)こっちが口あんぐりしてる間に、あれよあれよと大団円、祭りだ祭りだ、わっしょいわっしょい
ゞ(^o^ゝ)≡(/^_^)/" 同じアホなら、踊らにゃソンソン……ってか❓
……とは言え、果たして彼女たちは「もっと超越した所へ」行けるのだろうか❓……人生はおとぎ話ぢゃないから、「Happily ever after」なんて、絶対あり得ないし。もしかしたら、ラストに流れるAikoのテーマソング『果てしない二人』みたいに、繰り返しのループ人生かもしれない。でもいい❗計算高く危機回避していく人生より、ループでも果てしなく振り出しに戻っても、相手に全力で体当たりして、一緒に泥沼に落っこちるほうが、よほど面白い。
そんな前向きな気持ちにさせてくれる快作❗
★今日の小ネタ
・真知子(前田敦子)と怜人(菊池風磨)が出会うシーンの背景に、この作品の出発点、下北沢のザ・スズナリが。今年の夏のドラマの秀作『拾われた男』でも出て来たから、デジャヴでございましたことよ😊なにげに今、シモキタブーム❗❓
・グリルズ……って、おばさん入れ歯かと思ったよ😅オシャレの一種だったのね。勉強になりました(笑)