オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

『イントゥ・ザ・ラビリンス』~二大名優が仕掛ける究極のマインドファック

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  サスペンス、スリラーには目がないヲタク。あんまり勘の鋭いほうぢゃないけど😅それでもかなりの量の推理小説は読んでるし、映画も見てるから、なんとなーく結末読めることが多くなって、(チックショウ、騙されたっ❗)って地団駄踏むことってそんなになくなってきた。しっかし今回の作品は、悔しくて足踏み鳴らしたくなったわ(笑)

 

  結末のどんでん返しが鮮やかなサスペンス、「マインドファック」。『アイデンティティー』(アメリカ)、『ピエロがお前を嘲笑う』(ドイツ)、『女神は二度微笑む』(インド)……と、『去年の冬君と別れ』(日本)……等々、世界各国にマインドファッカーな名作は数あれど、イタリアを舞台にした今回の作品は、かなーり上位に食い込むと見た。

 

  15年前、一人の少女サマンサが突然失踪した。それが突然、湿地帯で足を骨折した状態で発見される。彼女は殆どの記憶をなくしており、犯人は逃走したまま。警察の依頼を受け、彼女のカウンセリングを担当するのは、高名な精神科医グリーン(お久しぶりのダスティン・ホフマン)。彼はサマンサの心の深層に入り込み、記憶を取り戻そうとするが、彼女の抵抗は激しく、治療は難航を極める。一方、サマンサが失踪当時、彼女の両親に捜索を依頼された探偵のブルーノ(トニ・セルヴィッロ)もまた、犯人逮捕に執念を燃やしていた。果たして犯人はどこに潜んでいるのか❓……そして、グリーンとブルーノ、二人が対峙するその瞬間に、背筋も凍る恐ろしい真実が明らかになる……❗

 

  ドナート・カリシというイタリアの推理作家の原作を、カリシ本人が脚色しただけあって、サスペンスフルな展開が息をもつかせません。カリシと、イタリアの至宝とも言われる俳優トニ・セルヴィッロのタッグと言えば、サスペンス映画好きの方ならピンと来るんじゃないでしょうか。……そう、あのイヤミス映画『霧の中の少女』❗ヲタクも以前、感想を書いたことがありますので、興味のある方は、「イヤミス」「霧の中の少女」で検索してみてくださいね。

 

  脚本の面白さもさることながら、この映画を名作たらしめているのは、トニ・セルヴィッロとダスティン・ホフマンという二大名優の共演と言っても過言ではありますまい。二人の鬼気迫る演技によっていや増す怖さ、恐ろしさ。

 

  この作品、『アフター・ヤン』見た後に、同じKINOCINEMA横濱みなとみらいで鑑賞。『アフター・ヤン』で究極の癒しをもらった直後に、究極のイヤミス😅

いやー、密度の濃い1日だったわ(笑)