オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

サンダンス映画祭で『THE OUTRUN』(主演/シアーシャ・ローナン、製作/ジャック・ロウデン)大絶賛


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 インディペンデント作品世界一の映画祭、「サンダンス映画祭」が開幕し、シアーシャ・ローナンが主演する『The Outrun』が、「サンダンスで見た中で最高の演技」「圧倒的」「アカデミー賞最有力」(⇐ちと気が早いね(^.^;)……等々、超絶賛されております!(嬉)


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※物語の舞台となるスコットランドの離島、オークニー諸島(Pixabay)

 思えばヲタクが、この作品について記事を書いたのは一昨年(2022年)2月、ちょうど2年前のことでした。ここまで来るの、長かったわ…(遠い目)我が最愛の推し、ジャック・ロウデンが突如インスタにシアーシャの写真をUP、彼女とアーケード・ピクチャーズ(Arcade Pictures)という映画製作会社を設立することを宣言したんです。(ひぇぇぇ、私生活でパートナーなのは知っていたけど、仕事上でもパートナーになったの?)と、ビックリするやら、嬉しいやら、チョッピリ不安やら(^.^;そして同時に、アーケード・ピクチャーズの記念すべき第1作目が、今回エイミー・リプトロットのベストセラー『アウトラン THE OUTRUN』の映画化であると告知されたんです。同名の小説は、作者のリプトロットが自身のアルコール&ドラッグ依存症を克服した過程を綴った回想録ともいうべぎもので、ロンドンの大学で生物学を学んでいたヒロインが、故郷のオークニー諸島スコットランドの離島)に戻り、島の雄大な自然に触れることで、苦悩に立ち向かい、再生を目指す物語。原作は2016年にウェインライト賞、2017年にPEN/アッカーリー賞と、英国の名だたる文学賞を連続受賞。10か国語以上に翻訳され、本国イギリスでは11万部以上を売り上げたベストセラーです。(残念ながら日本では翻訳されていないもよう)

 

 監督は『消えない罪』、『システムクラッシャー』のノラ・フィングシャイト(脚本はフィングシャイトと原作者リプトロットの共同執筆)。ヲタクが2年前に参考にした記事によれば、配給元はProtagonistで、海外諸国向けの配給元はSonyのようです。公開予定の国に日本は入ってなかったけど(泣)、サンダンスでこれほど絶賛されれば、単館上映くらいはアリかもね。


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※今作品のシアーシャに対して寄せられた絶賛の数々


  キャストにジャクロの名前はなかったなぁ。クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』で世界中の注目を浴びた頃から、「社会に影響を与えられるような、良質な映画を作る」ことが夢で、例えばハリウッドの商業的大作には興味がない、演技よりもむしろプロデュースのほうが自分は向いているかも……等々を公言していたジャクロ。元々出演する作品を厳選するほうだし、これからますます演技者としてのジャクロを見る機会が減りそうな気配だけど……。でも、夢を一心に追いかける推しの姿を見るのは大好きだから、これからもジャクロその人を応援していきたい。


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オークニー諸島(Pixabay)

 

 ジャクロとシアーシャのカップルって、2018年に『ふたりの女王~メアリーとエリザベス』で、メアリー・スチュワートとダーンリー卿、夫婦役を演じてからお付き合いが始まったんだけど、アイルランドの小さな寒村で開催された映画祭をスタッフとして手伝ったり、アイスランド議会を見学したり、世界各地の居城を訪れたり、登山や旅行(去年はお忍びで日本にも来てくれました!箱根の金時山にも2人で登ったんだよね)…と、パリピとは真逆、まるで大学の映画サークルの学生同士みたいなカップル。年寄のヲタクから見ると、そんな2人が可愛くってしょうがない。ピュアな学生カップルが、映画製作会社を立ち上げてついにお互いの夢を実現した……って感じかな?

 

 自身のインスタストーリーに、シアーシャに寄せられる絶賛コメントを次々とUP、なにげに「Our Movies…」と呟くジャクロに、(やっぱりジャクロはヲタク史上最愛の推しだわ!)という想いをますます強くしたヲタクなんでした、ぢゃん、ぢゃん!