オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

レネーありきの『ジュディ 虹の彼方に』そして『ワイルドローズ』へ❗

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 これはヲタクにとっては曰く付きの映画。地元の映画館に入ってまずパンフレットを買い、「さあ、これから」と言うときに携帯がリリーン🎵仕事のトラブルで職場に戻るハメに。リベンジしようと思っていたら、コロナ騒ぎで映画館は瞬く間に閉館😢そんな『虹の彼方に』がU-NEXTで期間限定配信中😆

 

  これはですね、『レヴェナント』のレオナルド・ディカプリオを見るが如く、『ウィンストン・チャーチル』のゲイリー・オールドマンを見るが如く、『レイジングブル』のロバート・デ・ニーロを見るが如く、映画の内容というよりもむしろ、ただただ偉大なる演技者の圧倒的なパフォーマンスに酔い、その最高の瞬間に出逢えた喜びに身を委ねるべき映画です。

 

 かつて、 映画『キャバレー』や『ニューヨークニューヨーク』(ロバート・デ・ニーロと共演)を見て、すっかりライザ・ミネリのファンになったヲタク。彼女のお母さんもまた、偉大なるミュージカルスタァだったことを知り、『オズの魔法使い』や『イースターパレード』『スタァ誕生』を見てこれまたファンに(笑)ライザのダイナミックさとはまた違う、典型的なアメリカン・ガールの可憐さ、明るさ、ファニーフェイスの親しみやすい魅力。…でもその名声と栄光とは裏腹の、ジュディの悲惨な私生活を知ってしまい、何とも言えない複雑な気持ちに…😢それからというもの、彼女が出演する映画(特に、明るく楽しいハリウッドミュージカルの数々)をリピートすることはありませんでした。

 

…そんな経緯があるので、ジュディ役がレネー・ゼルヴィガーじゃなかったら、この映画、見てなかったかも😅レネーもジュディ同様ナーヴァスで傷つきやすく繊細な性格と言われています。彼女自身も、浮き沈みの激しい不安定な時期を経て来ているわけで、ある意味重なり合う部分もあるジュディ役をどう演じるのか❓

 

  結論…いやもう、神憑りな演技で、ジュディ・ガーランドが乗り移ったんじゃないかと思えるほどの熱演❗

ゴールデングローブ賞アカデミー賞のW受賞、誰も文句は言いますまい(笑)

 

 特に、ジュディ本人に勝るとも劣らない圧倒的な歌唱力と演技力。ジュディも、ミュージカルにおける歌唱力だけではなく、『ニュールンベルク裁判』などシリアスなドラマにおいても、その卓越した演技力が認められていました。だからこそ、最後のシーン、夫も、お金も、愛する子供たちの親権も、歌手としての活躍の場も、全て失ったジュディが、嗚咽に咽びながら『虹の彼方に』を歌うシーンが、胸を抉るのです😢

 

  長く不安定な時期を克服し、この映画で再びスポットライトを浴びたレネー・ゼルヴィガー。ジュディはまだまだキャリアを続けられる齢(よわい)僅か47才で、この世を去ってしまいました。しかしレネーには、同じ轍は踏んでほしくない😢どうかこれからも、ますます大輪の花を咲かせて欲しいと、願わずにはいられないヲタクなのでした。

 

(そして『ワイルドローズ』へ❗)

ジュディ・ガーランドは故郷アメリカを離れ、ロンドンで演奏旅行中に客死しています。ロンドンでの世話役ロザリン役に、アイルランド出身の女優ジェシー・バックリー。そう、BBCのドラマ『戦争と平和』で、ジャクロくん演じるニコライ・ロストフの妻役を印象的に演じた彼女です。ジュディの気まぐれに振り回されながらも、彼女の才能を認め、陰で支えるロザリン。英国の女優さんらしい、地味だけど味わい深い演技でしたね。

 

  ジェシーはこれから、英国アカデミー主演女優賞にノミネートされた『ワイルド・ローズ』日本公開が控えています😊今回は彼女、カントリー歌手を目指す刑務所出のシングルマザー、ローズ・リン・ハーランを演じていて、これまでの抑制の効いた演技とは真逆ですね。何しろワイルドローズだもんね😅ウワサではジェシー、レネーに負けず劣らずの圧倒的な歌唱力らしい。こちらもめちゃくちゃ楽しみです~~❗