オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

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初代007 ショーン・コネリーは永遠に~ジャック・ロウデンから追悼ツィート

  朝一番に、ショーン・コネリーが90才で滞在先のバハマ諸島で死去…とのニュース😢個人的には、007と言えば初代のショーン・コネリーか、現ボンドのダニエル・クレイグの印象が強烈ですが、ダニエル・クレイグの007最後の作品『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開を前にコネリーの訃報を聞くとは…。これも何かの因縁なのかなぁ。

 

  ご存知の通り、殆ど無名の俳優だったショーン・コネリーは初代007に抜擢されて一躍世界的な大スターになったわけですが、彼の素晴らしさはそれに有頂天になって天狗になるどころか、ボンド俳優というレッテルを貼られることを嫌い、一人の役者として、自らのキャリアを築いていったところでしょう。

 

  例えばマーベルのヒーロー役者たちはある程度キャリアを確立した人たちが選ばれてるように見えるんですね。だからそれほど役のイメージが強烈に印象づけられることは少ない気がする。しかし選ばれた時にほぼ無名というのは…。

 

  古くは、TV版『スーパーマン』でクラーク・ケント役を演じたジョージ・リーヴスは自らのパブリックイメージから脱することができずに深く悩み、自死という道を選んでしまいましたし、あのマリリン・モンローですら、亡くなる前は、世間が求める「アメリカのセックス・シンボル」という虚像に苦しんでいたと言います。 ショーン・コネリーはそんな重圧を自らの勇敢さと努力と強靭な役者魂で跳ね返した人なんだ…と思います。考えたら、007卒業後のキャリアのほうが華々しい。しかも期間も長い。これってスゴイことだよ。007を演じてた時には薄い頭髪をカツラで隠していたそうですが😅卒業後はそれも隠さず、リアルなビジュアルで真っ向勝負(笑)でもじゅうぶん、イケメンだった。

 

  中世修道院で起きた怪死事件の謎を追う『薔薇の名前』、あのオードリー・ヘップバーンと共演して老いたロビン・フッドの滲み出る悲哀を演じた『ロビンとマリアン』、『インディ・ジョーンズ』の考古学教授、『風とライオン』の砂漠の王など印象的な役柄はたくさん思い浮かびますが、やはり何と言っても白眉は、アカデミー助演男優賞に輝いた『アンタッチャブル』(ブライアン・デ・パルマ監督)でしょう❗長年、「危ないことを避けて」平々凡々のパトロール係を続けてきた初老の一警官が、エリオット・ネス(ケヴィン・コスナー)に見込まれて、巨悪のマフィア組織に一世一代の大勝負をかける。そのオトコ気はショーン・コネリー自身にも被って、そりゃもう、胸アツだったもんです😊

 

  英国紳士の典型みたいなボンドで名の売れたショーン・コネリーだけど、その出自はバリバリのスコットランド人。彼はそのルーツをとても大事にしていた人で、英国からのスコットランド独立の是非を問う国民投票が行われた時には、独立派の最先鋒だったと記憶しています。今回英国のEU離脱でまたぞろスコットランド独立の気運が高まっていますが、最近のコネリーはどんな気持ちでいたのかな…。

 

  コネリーに負けないくらい反骨精神旺盛なヲタクの推し、ジャック・ロウデン、やっぱり早々に追悼のツイしてました。「あなたにかかると、我々の母国(ジャクロくんの言うcountryとはもちろんスコットランドのこと)も実際の倍くらいある大国に見えたね」…ってニュアンスかしら❓最近のジャクロくん、文章にまでスコティッシュだから、わかりにくいよ(笑)

 

  コネリーさん、大丈夫❗反骨のスコットランド魂は、英国演劇界においてジャクロくんがしっかり受け継いでくれます😊

 

  ショーン・コネリーよ、007よ、スコットランドよ永遠に。