オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

帝都の闇に美しき名探偵が挑む🌃~『シャーロック・ホームズ ロシア外伝』

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  AXNミステリーの『美しすぎる名探偵』シリーズ、ヲタクにとってはこれぞ真打ち登場~~❗と言いたい😍もちろん、『紳士探偵L』の羅非(ラオフェイ)も、『貴公子探偵ニコライ』も、題名に恥じないイケメンぶりでとっても素敵でした。しかし、このロシアの帝都サンクトペテルブルクに佇むシャーロック・ホームズ(マクシム・マトヴェーエフ)は、セクシーでワイルドで美しくて、ふと見せる表情が憂愁に満ちていて…

ぶっちゃけ、めちゃくちゃヲタク好みなんです❗

 

 

映像版ホームズ、ヲタク的には後にも先にもベネ様一択❗…のはずだったんだけど…いや今でも変わらないんだけど…ちょっとよろめいちゃうかも(笑)

 

  19世紀末、英国はロンドンの街。深い霧と暗闇に乗じて次々と哀れな娼婦たちを惨殺した実在の殺人鬼「切り裂きジャック」。実際のところ今でもその正体は謎に包まれていますが、本編では、ジャック…と言いながらじつはロシア人だった…という奇想天外な設定😅ロンドンの宵闇にバディのワトソンくんとジャック・ザ・リッパーを追うホームズですが、すんでのところで取り逃がしたうえにワトソンくんは重傷を追ってしまいます。復讐に燃えるホームズはジャックを追ってロシア遠征(笑)8話の構成なので、全編凶悪な殺人鬼との追いつ追われつの大捕物アクションかと思いきや、早々に2話で完結。その後は同じく前後編完結の構成で、次々と未解決事件を持ち込まれるホームズが祖国になかなか帰らせてもらえず、ロシアでその腕を奮う…という運びに。ロシア版ホームズは頭脳明晰なうえに、ギリシャ彫刻のような肉体美とキレッキレのアクションを惜しげもなく披露してくれます🎵

 

  皮肉屋で陰鬱なユーモアの持ち主、典型的な英国人の元祖ホームズとは似て非なるロシア版ホームズですが(マッパの濡れ場もあったりして…😅)ヲタクはどっちも好き~~😍

 

  キャラはだいぶ違うとは言え、ロシア版にもちゃんとワトソン(トラウマに苦しむ飲んだくれの医者)やレストレード警部(なぜかドストエフスキーにライバル心を燃やす小説家志望)、ハドソン夫人、さらにはアイリーン・アドラーやモリアーティ教授?と思わせる人物が配置され、「四つの署名」のトリックや「バスカヴィル家の犬」的人外魔境、「高名な依頼人」と同様なんとロシア皇室も登場…で、シャーロッキアンも満足の優れたパスティーシュになっています😊

 

  セクシャルなホームズを演じるマクシム・マトヴェーエフ、ウィキの超短い説明によれば😅、御年38才で187㎝の長身、この若さで2018年にロシア連邦名誉芸術家の称号を授与された…とのことなので、本国では相当の地位にある俳優さんであることには間違いありませんね😉ホームズはもちろん英国人の設定ですが、聞くところによれば、マトヴェーエフ氏の「英国訛りのロシア語」は完ぺきなんだそうです😮

 

  今月に入ってAXNミステリーチャンネルで再放送してたみたいで(気がつかなかった…)、明日(3月17日)は7回&8回(最終エピソード)を放送予定みたいです。4つめ、最後の事件です。初めて見る方でもエピソードそのものを楽しむことはできると思いますので、ぜひ❗