オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、鑑賞後の感想を呟いたりしています。今はおうちで珈琲片手に映画やドラマを観る時間が至福。

モース、しっかりせい!~『刑事モース』第8シリーズ

☆WOWWOWプライムで2022年2月21日(月)14:45~3エピソード一挙放映❗以下の感想は、元旦に放送された時のものです。ネタバレは極力避けたつもりです😊

f:id:rie4771:20220107185803j:image

(Oxford…From Pixabay)

  1年ぶりのご登場、ヲタクご贔屓モースくん。(ショーン・エヴァンス)。元旦に新作のCase31『殺しのホイッスル』、Case32『死を告げる時計』、Case33『白銀の終着地』一挙放映!WOWWOWさん、ありがとう🎵ぜひこれからお正月恒例の特番にしてほしいものですワ。

 

  元来口ベタでコミュ障ぎみ、美女に仄かな恋心を寄せても必ず最後はフラレるワーカホリックなモースくんがなぜか、前作のCase28~30では「激しい恋に悶えるイケメン」に大変身(^_^;)、(これってハーレクインロマンスのサスペンス版だっけ?それともシドニー・シェルダン?)って展開で、昨年のお正月には思わず『モース、キャラ変!?』なーんてブログ記事を書いちゃったヲタク。

 

  Case30のラストでまたもやそれはお約束通り悲恋に終わりました。今回のCase31ではモースの刑事人生も、仕切り直しかな…?と思って見始めたのですが、いやいやいや。あの恋はモースにとって、人生そのものすらも危うくするほどの衝撃だったらしく、モースったら捜査中もポケットにウィスキーの瓶を忍ばせるただのアル中のダメ男に…トホホ。まあそうは言っても、母性本能くすぐる魅力は健在だけどね(笑)

 

  『刑事モース』って、あちらのヒットドラマあるあるで、脚本家も演出家も大勢いるのかしら?エピソードによってテイストもストーリー展開もバラバラ。あっでもね、これ決してワルクチぢゃ、ないの。それがかえって独特な魅力を醸し出していて、ヲタク的にはそんなところがけっこう好みだったりします。(まっ、去年のお正月みたいにぶっ飛んだキャラ変には戸惑いますが  笑)

 

  今回、Case31はオックスフォードのサッカーチームのスター選手が脅迫され、モースがその警護に当たる「モース・ザ・ボディーガード」なエピソード、Case32はこれまた本道に立ち返り、ご遺体が皆口を十文字に切られており、側にあった時計がわざわざ時間を変えられている…という連続殺人事件の謎を解いていく本格推理もの、そしてCase33はモースが乗車した路線バスが大雪の為に人気のない田舎道で故障して立ち往生、他の乗客と共に逃げ込んだ廃墟ホテルはあるサイコパスが昔宿泊客を多数惨殺した曰く付きのホテルで、吹雪の中新たな殺人が…という、まるでアガサ・クリスティクローズドサークルミステリーみたいな展開に。

 

  上司のサースデイ警部補も、前作でやっと奥さんと仲直りしたと思ったら、また何やら不穏な展開になっちゃったし、サースデイの娘ジョアンとモースの同僚ストレンジもイイ仲になっちゃいそう。ジョアンとモース、お似合いだと思っていたんだけどなぁ。会えばケンカばっかりで、どうも相性悪いみたいで残念。

 

  来年のお正月に(…たぶん)再会できることを楽しみにしてるワ、モース!

それまでにはしっかりアルコール依存症直しておいてよね(笑)

 

(おまけ)

日本で放映される英国のドラマって、殆どがBBC(英国放送協会運営による国営放送局)制作のものなんですが、『刑事モース』は、英国最古の民放局ITV制作によるもの。当ブログでもご紹介している『埋もれる殺意』シリーズと共に、民放局の意地を見せています。