オタクの迷宮

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ジョシュ・オコナー✕ポール・メスカル、ゲイロマンス『THE HISTORY OF SOUND 』で共演


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 『THE HISTORY OF SOUND 』は、第一次世界大戦中、アメリカの農夫たちの声や音楽を記録する傍ら、自らの人生を振り返る2人の青年ライオネルとデヴィッドの物語。ベン・シャタック原作の短編の映画化です。演じるのはポール・メスカルとジョシュ・オコナー。ポール・メスカルは『グラディエーター2』の為に鍛え上げた肉体を一旦元に戻してから撮影に臨むようで、かなり大変そうですね(^_^;)

しっかしポール・メスカルは最近、破竹の勢いですねぇ…。前身はサッカー選手という異色の経歴を持つ彼。俳優に転身してからというものあっという間に頭角を表し、『After Son』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたかと思えば、今回ウェストエンドの舞台『欲望という名の電車』でローレンス・オリヴィエ賞主演男優賞を受賞❗……どこまで行っちゃうのか想像もつきません(笑)

 

 さて、『THE HISTORY OF SOUND』のストーリーは……。

 ニューイングランド音楽学校で知り合った、似通った部分と同じくらい異なる部分も併せ持つ2人。絶対音感と完璧な歌声の持ち主で内気なライオネルと、社交的で音楽史に精通するデヴィッド。ニューポート出身で洗練されたデヴィッドはボストンの上流社会にもすんなり馴染んでいましたが、ケンタッキーの田舎出のライオネルは気まずく、居心地の悪さを感じていました。彼らは夏休みに田舎を旅し、共に土地の人々から音のサンプルを収集するうち、互いの共通点を発見して、次第に惹かれ合っていきます。

 

 監督はオリバー・ハーマナス。…そう、現在上映中の黒澤明監督作品のリメイク『生きる LIVING』の監督です。

 

 僕はこのベン・シャタックの完璧なまでに美しい短編に恋してしまって、これはぜひスクリーンに再現せねば……と思い立ちました。ポール(メスカル)とジョシュ(オコナー)は彼らの世代の中で最も卓越した俳優たちで、魂を深く揺さぶるような演技を見せてくれるに違いありません。この作品は20世紀初頭のアメリカの生活や民族音楽を巡る旅であり、音の歴史を探るうちに思いがけなく恋に落ちる青年二人の物語でもあるのです。

 

 シャタックの短編はオンライン書籍でも読むことができるようです。撮影は夏からアメリカ、英国、イタリアで行われる予定。続報をお楽しみに❗